河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

オリンピックは面白いですか?

2024-08-11 20:50:05 | 絵画

申し訳ないけど、懸命に頑張ってきた人たちには悪いけが面白くないのです。スポーツに興味がないと言うか・・・・テレビの番組もオリンピックだらけで、より反感を感じるのです。続き物の番組がどこかえへやられて機嫌が悪い。早くオリンピック終われ!!

しかしCO2の排出に配慮して、選手用の食事から肉を減らして生野菜が増えたとか・・・・は面白かったです。選手からの苦情で料理シェフも急遽、朝ごはんに卵、や肉を増やしたとか・・・・オリンピック委員会で決めておかなかったのだね。シェフのレベルで決まるなんて、これがフランスなんだ。セーヌ川で泳がせたなんていうのも・・・・選手がお腹を壊したとか・・・・やることがフランスなんだ。

でも市場に行くと美味しいものがたくさんあって、特に魚は日本では食べれないメルラン(英語でホワイティング=日本ではシロギスにあたる)大きさはキスの4倍はあって塩焼きにすると美味しい。メルルーサ(スペイン読み=くろむつに近いと思う)も塩焼きにするとめちゃ美味しい。数の子は西洋人は食べない・・・ニシンの汚物扱いで・・・・畑の肥料だそうな。しかし入手可能で安いのなんの。マグロのハラミつまり大トロはゴミで捨てるから、昔はただでもらえたが・・・最近はすし屋で出すそうな。

アンコウは揚げ物にしてライムを絞って食べると、これまた最高。アンコウのことをモンクフィッシュ(モンクは修道僧のこと)というが魚屋でも地中海ものではない。パリでは地中海ものは夜行列車でオルリー空港の近くの魚市場に夜中に着く。

なんでこういうことを知っているかと言うと、ブリュッセルの画学生の時、アルバイトに日本人向け魚屋で魚をおろしたりしたものだ。ついでにパリにマグロの仕入れに行って、夜が明ける頃市内で降ろしてもらって、朝一番のバゲットが焼けるのを待って,最高の焼き立てを賞味したら、ルーブル美術館に寄って夕方までフランドル絵画を堪能した。

このころはお金もなく、恐ろしいこともなく・・・ちょっと世間知らずで・・・まあ普通に馬鹿だった。あの時代に戻りたいね。

ところでオリンピックをずっと放映しているNHKや民放だが・・・統一教会の問題やパーティー券の問題は何処にやったのか??

権力者に言われて知らんぷりするのか。

やれやれ、終戦記念日までに在りんピックは終わったな!!スポーツに命を懸けられる人たちを多様性の一部として認めるが、もっと注目すべきこの国の問題があるからね。