河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

放蕩娘ミーちゃんの帰宅

2024-12-03 23:04:51 | 絵画

おいおい、また猫の話か!!と怒られそうだが、猫は私の唯一の一緒に暮らす家族なので・・・・許されたい。実は猫は思いもかけない嵐とかに外出中に出くわすと、何を思うのか家に戻らないことがある。今まで元気でも突然といなくなるケースもあった。そのミーちゃんが、ここ10日近く続いた悪天候、つまり海辺の西寄りの冬の風が吹き始めて、日中でも風速15mの風で、西側に向いて歩けない状態が続いて、夜間は風切り音でうるさくて寝られなくて、「耳栓」をして寝るほどだったことから、いなくなった。

最初の晩から、風の具合からどこかに避難していて、夕食時には帰宅すると思ったら・・・いない。そして翌日、また翌日と続いて、何か私が食べさせた物が痛んでいて、体調を悪くして治るまで帰宅しない。もう動けない状態だと猫はそのまま「死」を選択する。三日しても天候は良くならず・・・五日、六日となって私も覚悟を決めた。小さな人形棚の中に作った仏壇に線香をあげた。

毎日線香をあげて猫を数える。9匹か???

12月2日、昼近くなって朝のコーヒーを飲もうと、一階の居間(ここが猫部屋)の隣の台所でごそごそしていたら、大きな鳴き声で甘えるミャーミャーうるさい声。「なんだ、うるさいなー!」と勝手口の猫ドアから入ってきた子がミーちゃん!!!おいおい生きて帰った来たのか、それとも?? と思ったら、大声で甘えるミャーミャー!!「生きて帰ってきたぞ」我が家で一番の美人猫のお帰りだ。10日から帰宅しないで、寒波の嵐をやり過ごした珍しいやつ。

「何か食うか」「これ食え!!」と盛んにカリカリにチュールを与える。めちゃくちゃ食べる。10日ぐらいなら大人猫は大丈夫だが、子猫なら3日が限度。もう大人でよかったな。痩せて帰宅という感じではなく、病気も無いようダ。

やれやれ、涙が出てきた。