Sessionessのベーシスト、セバスチャンがリハーサルの帰りに「送ってやるよ」と私たちを車に乗せてくれた時に
「この前、レサマ公園でスリにやられちゃって・・・。」
「おお、それはおめでとう!ブエノスアイレスにようこそ!!」と祝ってくれた。これで私たちもブエノスアイレスの市民になれたのねw。
ブエノスアイレスで出会った人たちは本当にみんな良い人たちだった。こういう出会いの一つ一つが宝石のようにキラキラと心の中で輝いている。しかし、言葉ができないのが本当にはがゆい。いつも「Gracias!」しか言えないとは・・・自分の言葉でもっともっと御礼が言いたいのに。
昨日はここに来て初めて「いつでも好きなように演奏していいよ。」と海のものとも山のものとも解らない私たちに演奏場所を提供してくれたアリエルの店<Tres Quarts>での最後のライブだった。
ライブとはいえ、お店の雰囲気を壊さないように、ベースも生音なので、静かな曲をメインにBGMになるような演奏をしないといけないかな~、と思いつつ演奏。本来の私のスタイルではなく、客の反応を見つつ・・・。毎週土曜に演奏するので、少しづつ曲のレパートリーも増やして行った。普段の私の演奏スタイルではなかったので、大変勉強になった反面、「ああ、ちゃんとした観客の前で思い切り演奏したい!」というストレスもあった事は事実だ。
大野智子さんと共演できた「JazzLogia」で私たちの強力なファンになってくれたカレンという可愛らしい女子大生。今週の怒濤のようなライヴ3連夜全てに友達を連れて聴きに来てくれた。この1週間になんと4回も!!!
Karrenはメキシコからの留学生。8月にはメキシコに戻るそうだが、英語が堪能なので、私たちに解り易い綺麗な英語で話しかけてくれる。そして彼女の友人たちもベネズエラ、ドイツetc...様々な国からブエノスアイレス大学に留学中の優秀な学生たちだった。その彼らが私たちの演奏を楽しみにTresQuartsに集まってくれたのだ。
ブエノスアイレス大学の留学生たち
今日は何の曲を演奏しよっかな、とふかふかソファーに座って考えていると、カレンたちが私の「La Maravilla」のテーマを口づさんで「サチ、Maravillaは今日演奏するの?」おお、今日は最後だし、この曲は音がでかくなるからこの店では封印していたけど、いっちょ普段のライブのように演奏しちゃおっか。
最初にMy Favorite Thingsを演奏し、挨拶をした。といっても、「Gracias.Soy de Japon・・・」だけであとはしどろもどろ。「何が言いたいの?」と自分のめちゃくちゃなスペイン語を制して、Rioがきちんと通訳しなおしてくれた(苦笑)。
「ここでの最後のライブです。いつも演奏させてくれたアリエルに感謝します。そして、次の曲は日本の津波で被害にあわれた方達を勇気づけるために演奏している曲です。」
La Maravillaを思い切り演奏。そして3曲目からはIvanも入れて大盛り上がり。なんだか、今日はやり易いな~、と思うと周りのお客さんたちもとても喜んでくれている。なんだ、最初っからこういう風に演奏すればよかったな~。ベースもカラオケ用のマイク1本で音を拾ってもらっているのだけど、よく聴こえる。
1セットが終わったら、奥に座っていたおじいさんがやってきて私をぎゅうぎゅうと抱きしめてくれた。「今日は父の日。私はお前を我が家に連れて帰りたいよ!今日一番のプレゼントになる。あはは!」と娘さんと2人で話しかけてくれた。なんて可愛らしいおじいちゃん!
CDももう殆どなくなってしまったので今日は2枚だけ持って行った。こういう時に限って「CDはないの?」と聞かれてしまうのだ。もちろん2枚も即完売。
2セット目にはHiroとMasaも駆けつけてくれて・・・・深夜のPuerto Maderoで賑やかな夜がいつまでも続いた。
演奏後に一人の女性がじっと私を見つめて近づいてきた。なんと、彼女も<JazzLogia>の時に聴きに来てくれた人だった。ここで演奏する事をちゃんと覚えていてくれたなんて・・・・。
このTresQuartsで働いていたスタッフたちともお別れ。
笑顔で私の大好きなフラン(プリン)やトマトジュースを運んでくれるウエイトレスたちが自分のカメラで私たちの演奏を撮影していた。「え?で、次はいつくるんだい?」と美味しい料理を作っていた厨房のお兄ちゃんまで。ううう、泣きそう。
演奏はとっくに終わっているのにKarrenたちも全く帰る気配がない。沢山の質問を私たちになげかけてくる。興味がつきないようだw。
Masaもご機嫌で踊り出す!
トシキも英語で会話できるからいつもより多くお酒を飲んで楽しそうにドイツの女の子と会話してるし、イヴァンは店内に流れるCDにあわせてトランペット吹き出すわ、HiroとMasaは踊り出すわ・・・。こういう時にお酒が飲めないって悔しいなあ。
カレンたちは私たちがタクシーを停めるのを最後まで見届けてくれ、深夜の大通りをバスに乗って帰って行く、と言って別れた。Rio Gallegosからもどってから30日に「Sashimiya」でラストライブがあるので、それまではバイバ~~イ!
さあ、いよいよ来週は極寒の地「Rio Gallegos」に向かう。あちらでもRioの家族、仲間たちが手ぐすねひいて待っている。いよいよ大詰めだ!!!
「この前、レサマ公園でスリにやられちゃって・・・。」
「おお、それはおめでとう!ブエノスアイレスにようこそ!!」と祝ってくれた。これで私たちもブエノスアイレスの市民になれたのねw。
ブエノスアイレスで出会った人たちは本当にみんな良い人たちだった。こういう出会いの一つ一つが宝石のようにキラキラと心の中で輝いている。しかし、言葉ができないのが本当にはがゆい。いつも「Gracias!」しか言えないとは・・・自分の言葉でもっともっと御礼が言いたいのに。
昨日はここに来て初めて「いつでも好きなように演奏していいよ。」と海のものとも山のものとも解らない私たちに演奏場所を提供してくれたアリエルの店<Tres Quarts>での最後のライブだった。
ライブとはいえ、お店の雰囲気を壊さないように、ベースも生音なので、静かな曲をメインにBGMになるような演奏をしないといけないかな~、と思いつつ演奏。本来の私のスタイルではなく、客の反応を見つつ・・・。毎週土曜に演奏するので、少しづつ曲のレパートリーも増やして行った。普段の私の演奏スタイルではなかったので、大変勉強になった反面、「ああ、ちゃんとした観客の前で思い切り演奏したい!」というストレスもあった事は事実だ。
大野智子さんと共演できた「JazzLogia」で私たちの強力なファンになってくれたカレンという可愛らしい女子大生。今週の怒濤のようなライヴ3連夜全てに友達を連れて聴きに来てくれた。この1週間になんと4回も!!!
Karrenはメキシコからの留学生。8月にはメキシコに戻るそうだが、英語が堪能なので、私たちに解り易い綺麗な英語で話しかけてくれる。そして彼女の友人たちもベネズエラ、ドイツetc...様々な国からブエノスアイレス大学に留学中の優秀な学生たちだった。その彼らが私たちの演奏を楽しみにTresQuartsに集まってくれたのだ。
ブエノスアイレス大学の留学生たち
今日は何の曲を演奏しよっかな、とふかふかソファーに座って考えていると、カレンたちが私の「La Maravilla」のテーマを口づさんで「サチ、Maravillaは今日演奏するの?」おお、今日は最後だし、この曲は音がでかくなるからこの店では封印していたけど、いっちょ普段のライブのように演奏しちゃおっか。
最初にMy Favorite Thingsを演奏し、挨拶をした。といっても、「Gracias.Soy de Japon・・・」だけであとはしどろもどろ。「何が言いたいの?」と自分のめちゃくちゃなスペイン語を制して、Rioがきちんと通訳しなおしてくれた(苦笑)。
「ここでの最後のライブです。いつも演奏させてくれたアリエルに感謝します。そして、次の曲は日本の津波で被害にあわれた方達を勇気づけるために演奏している曲です。」
La Maravillaを思い切り演奏。そして3曲目からはIvanも入れて大盛り上がり。なんだか、今日はやり易いな~、と思うと周りのお客さんたちもとても喜んでくれている。なんだ、最初っからこういう風に演奏すればよかったな~。ベースもカラオケ用のマイク1本で音を拾ってもらっているのだけど、よく聴こえる。
1セットが終わったら、奥に座っていたおじいさんがやってきて私をぎゅうぎゅうと抱きしめてくれた。「今日は父の日。私はお前を我が家に連れて帰りたいよ!今日一番のプレゼントになる。あはは!」と娘さんと2人で話しかけてくれた。なんて可愛らしいおじいちゃん!
CDももう殆どなくなってしまったので今日は2枚だけ持って行った。こういう時に限って「CDはないの?」と聞かれてしまうのだ。もちろん2枚も即完売。
2セット目にはHiroとMasaも駆けつけてくれて・・・・深夜のPuerto Maderoで賑やかな夜がいつまでも続いた。
演奏後に一人の女性がじっと私を見つめて近づいてきた。なんと、彼女も<JazzLogia>の時に聴きに来てくれた人だった。ここで演奏する事をちゃんと覚えていてくれたなんて・・・・。
このTresQuartsで働いていたスタッフたちともお別れ。
笑顔で私の大好きなフラン(プリン)やトマトジュースを運んでくれるウエイトレスたちが自分のカメラで私たちの演奏を撮影していた。「え?で、次はいつくるんだい?」と美味しい料理を作っていた厨房のお兄ちゃんまで。ううう、泣きそう。
演奏はとっくに終わっているのにKarrenたちも全く帰る気配がない。沢山の質問を私たちになげかけてくる。興味がつきないようだw。
Masaもご機嫌で踊り出す!
トシキも英語で会話できるからいつもより多くお酒を飲んで楽しそうにドイツの女の子と会話してるし、イヴァンは店内に流れるCDにあわせてトランペット吹き出すわ、HiroとMasaは踊り出すわ・・・。こういう時にお酒が飲めないって悔しいなあ。
カレンたちは私たちがタクシーを停めるのを最後まで見届けてくれ、深夜の大通りをバスに乗って帰って行く、と言って別れた。Rio Gallegosからもどってから30日に「Sashimiya」でラストライブがあるので、それまではバイバ~~イ!
さあ、いよいよ来週は極寒の地「Rio Gallegos」に向かう。あちらでもRioの家族、仲間たちが手ぐすねひいて待っている。いよいよ大詰めだ!!!