大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

ラ・ブリーズ(La Briese)(ビストロ/福島)

2011年08月29日 09時44分14秒 | フレンチ
 福島と言えば、色々とセクシーな店が乱立しているカンもあるんですけど、この日は、誘われて『ラ・ブリーズ』に行ってきました。2010年4月16日のグランド・オープニング。店前にはフランス国旗が掲げてあり、見るからにビストロといった感じの店構えです。
 
 アラカルトもあるんですけど、プリフィックスのコース料理が2,980円と4,700円くらい二種類あります。マダムによると、2,980円の方はボリューム重視のコース、4,700くらいの方はクォリティ重視のコースらしいです。判ったような判りにくいような説明なんですが、とりあえずはドリンクをオーダーし、メニューは慎重に吟味することにします。本来は、食前酒をすすりながら、メニューをしっかりと読み解いている時間というのは、実際に食事をしている時間とか、誰とどの店に行こうとか思案をしている時間と同様に楽しい時間なんですね。ドリンクには、ワインお勧めセットなるものがあり、泡、白、ロゼ、赤の中から三杯選んで1,575円というものもありました。メンソールは、どうせボトルでオーダーするし、ひょっとしたら二本飲むかもしれないという状況だったので、ワインお勧めセットは使いませんでしたが…。
 
 さて、メンソールがオーダーしたのは、クォリティ重視のコース。まずは、アミューズが出されます。左からジャガイモの冷製スープ、チーズを使ってプチシュー、パテです。冷製スープは非常に軽やかです。メンソールにとっては軽すぎるくらい。プチシューはアクセントとしていい感じ、パテも軽やかです。パテの方はレバーの分量が少ない目と思われ、レバー系が苦手な方でも大丈夫そうです。



 
 今回は、二人で行ったので、違う料理をセレクトした場合は、二人分を紹介します。前菜のうちの一品は、フォアグラです。焼き上げたものとパテ状にしたものの二種類、それなりに補正はしたんですけど、店内が暗かったので十分に補正されていませんが、紫色に見えているものは、林檎のコンポートです。焼の方は、フォアグラをそのままではなく、ペースト状にして網脂で包むなどして焼き上げたんじゃないかと思います。なので、フォアグラが本当にフワフワです。それくらいに軽いんですけど、表面はしっかりと焼き上げられていて、表面のかりっと中のフワフワがすごいコントラストになっていて楽しいです。これに、林檎のコンポートの酸味が別のコントラストになってます。パテになってる方は、フォアグラの食感と味を前面に押し出したものですね。焼の方のフワフワ感とパテのねっとり感が、こちらでもコントラストを作ってくれています。




 前菜のもう一品は、牛テール肉を使ってパテ状にしたものです。画像を見て判る通りで、赤パップ理科時パプリカで挟む感じになってます。牛テール肉以外には、ズッキーニとベビーコーンがカラフルに配置されています。




 魚料理なんですが、スズキのバターソースです。ケイパーの酸味の方が主張していて、バターは背面に回っているという感じなんですけど、食べ進むとバターの旨味が前面に出てきます。こちらも皮がしっかりとカリカリに焼き上げられています。スズキの下には複数種類のキノコが敷かれています。スズキは白身で淡泊なんですけど、シンプルなバターソースが上手く引き立てているといった感じです。




 肉料理の一品目は、羊肉。ヤングコーン、金山寺唐辛子、ガレット。柚ソース。こちらは柚のソースです。ガレットは肉の下に隠れて見えないんですけど、よく見る薄くて四角い形ではなく、セルクル固めしたような形状になってました。ここまでと同じく、ソースは軽く仕上げてあります。その分、肉の味がしっかりと分かります。で、このボリュームですわ。ちらり苦しいくらいです。




 もう一つの肉料理は鴨肉。ヤングコーン、金山寺唐辛子、ジャーマンポテト。ミントソース。こちらはミントのソースです。こちらも、ミントを使ったソースではあるんですけど、それほど主張しているわけではなくて軽やかです。なので、鴨料理と同じく、肉の味が良く分かります。で、同じくこのボリュームですわ。



 
 最後がデセールなんですけど、左から洋なしと白桃ケーキ、スモモのシャーベットです。右側は忘れました。すいません。




 
 ミチノさんのお弟子さんらしいです。ソースの軽やかさは師匠譲りなんでしょうかね。ソースを軽やかに仕上げて、素材そのものの旨さで勝負するという感じですね。で、ボリュームがすごいので、胃の調子の良いときに、食欲健啖な友人と訪れるのが良いような気がしますが、隣にいた女性二人客も、しっかり食べきっていたのであまり心配しなくても大丈夫なのかなぁと思ったりもします。実はこの日、メンソールはちらり胃の調子がよろしくなかったので…。
 
 


(店  名) ラ・ブリーズ(La Brise)
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市福島区3-8-19 ルーナ福島一階
(電  話) 06-6147-2525
(営業時間) 11:30-15:30、18:00-23:30
(定 休 日) 不定休
(予  約) ベター
(予  算) 6,000円くらい。メンソールで8,000円強くらい。
(席  数) カウンター4、テーブル18
(オープン) 2010年4月16日
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らくだ(ビストロ酒場/鶴橋)

2011年08月27日 10時58分42秒 | フレンチ
 鶴橋にもスパニッシュバルとかが増えてきましたけど、今回はビストロです。シェフの廣野さんは、森ノ宮のKKRホテルにおられたとのことです。
 
 さて、カウンター6席くらいとテーブル席も6席くらいのスモールサイズの店ですので、メニューについても絞り込まれています。その中でも、日替わりのスペシャルメニューが結構魅力的だったりします。
 
 メンソールも、日替わりメニューの中から選ぶ前菜四種盛りにものすごく引かれたんですけど、リュエットの魅力に負けてしまったので、前菜はリュエットとし、メインは鴨肉料理も気になったんですけど、こちらは日替わりスペシャルの子羊肩肉のビール煮込み。魚料理も、マグロの煮込み料理が気にはなったんですけど、魚料理と肉料理が、両方とも煮込み料理でかぶってしまうので、ここはサバの粒マスタードとビネグレットにしました。
 
 トリビーを飲みながらリュエットを…。




 サバの粒マスタード&ビネグレットなんですけど、サバはしっかりと脂がのっていて美味です。ソースの方も、最初は酸味が来るんですけど、ドンとかガツンと言った感じではなく、柔らかい感じです。このあたりはシェフの持ち味なんでしょう。子羊肩肉のビール煮込みでも、同じような優しさを感じました。気になる日本酒があったので、魚料理には日本酒で合わせてみました。




 子羊肩肉のビール煮込みなんですけど、最初の一口目でしっかりしたバターの味が来るんですけど、二口目からはバターの味がしないんですね。メンソールは、バターこってり、クリームたっぷりの味が好きなので、一口目はちょっと喜んだんですが…。と言っても二口目以降も、しっかりとした甘味が感じられます。ビール煮込みなので、後口がちょいと苦く感じるわけですね。シェフによると、バターは使ってないそうです。甘味は野菜から出たものだろうとのことでした。ここでは、グラスワイン(赤)をオーダー。




 最後にチーズの三種盛り合わせ。ブルーとかウォッシュとかをお願いしておいて、合わせたのは熟成酒。20年もので、それなりに琥珀色なんですけど、あまり甘味はなくさっぱりした感じ、ドライのシェリーよりもさらにあっさりとした感じで、この丹後の熟成酒はシェフのお気に入りだそうです。メンソールも気に入ったので、お代わりしちゃいました。



 
 さて、値段をしっかりと覚えていないんですけど、リュエットが500円くらい、魚料理、肉料理とも800円くらいだったと思いますから、すごいコスト・パフォーマンスです。メンソールのように飲みまくるとそれなりの値段にはなってしまいますが、気軽に訪れることが出来るというのはものすごくありがたいです。スモールサイズの店ですので、予約はした方が良いです。

 ちなみに、店名の『らくだ』は、店主が好きなプログレッシブ系のバンド『キャメル』から取ったそうです。
 

(店  名) ビストロ酒場 らくだ
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市東成区東小橋3-10-32
(電  話) 06-6972-5537
(営業時間) 11:30-22:00
(定 休 日) 日祝
(予  約) ベター
(予  算) 5,000円くらい
コメント (2)
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どら鴨(河内鴨料理/本町)

2011年08月25日 16時17分40秒 | その他
 大阪の夏は、鰻料理じゃなくて鴨料理なんですが、残念なことに、今では大阪で鴨料理を出す店は本当に少なくなってしまいました。と言って嘆いたいたんですけど、最近は鴨料理の店の話を聞くことが多くなりました。
 
 グランド・オープニングは2011年5月らしいです。鍋のコースと鉄板焼のコースがそれぞれ構成を変えて3種類用意されていますが、もちろんそれ以外にも単品でのオーダーも可能です。今回メンソールは、鉄板焼きのコースをオーダーしてみました。歴史的には、鴨肉はすき焼きにして食べられていたらしいんですけどね。メニューにも、鉄板焼きよりよりも先に鍋料理が書かれていましたので、店としても鍋料理がお勧めなんでしょう。
 
 突き出しはポテトサラダでした。最初の一杯目はまず日本酒を飲みながらメニューをゆっくりと吟味していきます。ちらり判りにくい構成になっているというのがメンソールの印象なんですけど、一ページ目にはコース料理(鍋コース&鉄板焼きコース)が載せられていて、二ページ目には一品料理です。造り盛り合わせや鴨コロッケ、炭火焼き(要は焼き鳥)などが載せられています。




 芳子ねえさんから、ワインの取りそろえが良い感じだと聞いていたので、二杯目からはワインにしたんですけど、ワインをオーダーしたときの、接客担当の嬉しそうな顔が忘れられなかったりします。ドリンクメニューには勝沼ワインがトップに載せられているので、多分勝沼ワインが一押しなんでしょうけど、「白なら勝沼さんでOKですけど、赤なら外国産の方が合います」と言うことだったので、赤か白かは悩んだところなんですけど、赤ワインにしました。
 
 次は、鴨を使った筑前煮ともう一品。その次がサラダでした。サラダが二品もつくんですねぇ。やはり鶏よりも脂っぽいのでバランスを取るためなんでしょうか?。


(サラダ)


(鴨の筑前煮、他一品)

 
 四皿目が手羽元のポン酢仕立てなんですけど、やっぱり脂身が旨いです。




 五皿目が造りの盛り合わせ。焼肉の時と同じで、ごま油が添えてあるんですけど、メンソールはごま油はなくてもいい派なんですね。ごま油を使ってしまうと、微妙で繊細な生肉の味が覆い隠されてしまうような気がするので…。左から時計回りに、キモ、ズリ、心臓です。ズリのシャキシャキ感もいいんですけど、やっぱりキモが良いですね。




 六品目に鴨を使ったチキン南蛮風の料理が出されます。で、七品目が鉄板焼き。部位はズリ、ロース、ももの三種類。野菜はすでに鉄板に乗せられているので、センターに肉を乗せ、周辺の脂がたまるところで野菜を焼くのがポイントです。漬けダレが用意されていて、味を見た瞬間にすき焼きを意識しているのかなと思いました。すき焼きと言っても、砂糖&醤油で甘辛く味付けして、溶き卵に付けて食べるものとは違うものですが…。このあたりのところを質問してみたかったんですけど、タイミングを逸してしまいました。


(チキン南蛮風)


(鉄板焼き)


 〆は、うどん、蕎麦、茶漬けの三品から選べるようです。今回はうどんにしてみました。鴨南蛮ですから蕎麦の方が良かったのかもしれないと思ったりはしたんですが…。麺は細い目の稲庭風、出汁の方は、味醂の甘味が利いた大阪うどん風のものになってます。




 このあとさらに、デザートがでます。




 
 メンソール的には、やはり鴨肉の脂身を楽しみたかったりするので、皮を残したままで料理をしてほしかったりします。うどんの出汁がしっかりしているので、ここで堪能できたりはするんですけど、もうちょっとほしい。となると、やっぱり一品ものの串焼きをオーダーするのが良いのかなぁ。あるいは、鍋コースが気になるなぁ…。
 
 

(店  名) どら鴨
(ジャンル) 河内鴨料理
(所 在 地) 大阪市中央区瓦町2-3-14
(電  話) 06-6231-5855
(営業時間) 11:30-14:00、17:00-23:00
(定 休 日) 日祝。
(席  数) カウンター12席、テーブル22席
(予  算) 5,000~6,000円くらい

 
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ア・ラ・ルーシュ(フレンチ/我孫子)

2011年08月21日 16時00分47秒 | フレンチ
 このところ、日本酒系の店しか行けていなくて、その反動でフレンチやイタリアンの店に行ってみたくなったので、選んでみたのが我孫子にある『ア・ラ・ルーシュ(a la louche)』です。グランド・オープニングは2009年3月24日。『ア・ラ・ルーシュ』というのはフランス語で『目分量で』といった意味だそうです。で、料理の質についてはレストラン、雰囲気についてはビストロを目指しておられるようです。




 テーブルに案内されると、まずドリンクのオーダーを取りに来ます。メンソールは泡をオーダーし、メニューの吟味に取りかかります。

 ディナータイムは、コース料理のみのオーダーになります。コース料理は3,990円、5,250円、7,500円の三種類。3,990円のものはメインが肉料理か魚料理を選択、5,250円だと魚料理と肉料理の両方をセレクトできます。7,500円のものだと、皿に前菜料理が二品になるようです。今回メンソールがオーダーしたのはmenu50と書かれている5,250円のコース。肉料理はタスマニア産子羊のローストをセレクトしました。
 
 
 まずはアミューズが出されるんですが、キュウリのムース、白ワイン&タイムのジュレ、ハムが涼しげに三層になったものが出されます。しっかりとかき混ぜて食べるのがよいようです。鮮烈なキュウリの味と酸味がまず襲ってくるんですけど、キュウリの青臭さはあまりありません。で、ジュレの甘味、香ばしいハムの香が口腔から鼻腔にかけて協奏曲を奏でてくれます。涼しげで爽やかで鮮烈な一品で、メンソールはこのアミューズだけで、リピートしたいと思いましたね。大げさではなくて…。




 前菜は、盛り合わせになっています。七品あったんですけど、左端の一品が写ってないです。見えているところを左から、蓮根とサーモンのミルフィーユ風、ジャガイモとイワシ、プチ・ハンバーガー、リュエット、バジルですね。蛙の卵のように見えるのがバジル・シードです。左側から順に食べるようにアドバイスがもらえるので、その通りにするんですけど、絶妙です。味や食感が異なるのはもちろんなんですけど、微妙な温度差が不思議な感覚を与えてくれます。メンソール的には、プチ・ハンバーガーがお気に入りでしたね。




 スープは、トマトのスープです。中央にあるのはバジルのグラニテ、右上に見える棒状のものがカナッペなんですがオリーブとアンチョビで作ったタプナードです。まず一口食べてみると、トマトの味を感じるんですけど、非常に濃厚です。酸味があるようで甘味もあるという微妙な味付けになっています。非常に興味があったので、マネージャに確認したところ、セロリがかなり大量に使われているらしいのですが、言われなければセロリが使ってるとは判りません。トマトスープと言うよりはガスパッチョに近いというはお話もいただきました。センターに置かれているグラニテが、余計にトマトの甘味を引き立てるわけですね。




 魚料理は、スズキです。スズキの下には冬瓜、スズキの上にはイカが乗せられていますが、アクセント的に置かれているこのイカが旨かったです。皮目はしっかりと炙ってあってかりっと言う歯ごたえもあり、香ばしさも抜群です。甲殻類のソースと言うことだったんですけど、これでもかっと言うくらいにしっかりと濃厚な香りが口の中で広がります。




 肉料理は、タスマニア産子羊なんですが、背肉のローストと肩ロースのカイエット。要は二つの部位が二つの料理法で、一皿の上で楽しめるわけですね。カイエット(caillette)というのは、肉や内臓、野菜などでパテを作って網脂で包んだものですね。




 続いてはリゾットです。鱧と山芋のリゾット。日本人なら〆に米料理が食べたいだろうという配慮なんでしょうか。大阪では、鱧は天神祭までが旨いとされているんですけど、この時期の鱧も十分に脂がのっていて旨いです。



 
 デザートはももを使ったものです。ワインを一本強空けている状態なので、マネージャーからはしっかりと説明はいただいているのですが、記憶が定かではありません。食後のドリンクは、コーヒーにしてみました。以前はエスプレッソを頼むことが多かったんですけど、最近はコーヒーを頼むことが多いです。




 2011年に訪れたフレンチの中では出色の素敵なお店でした。料理のコストパフォーマンスは抜群で、この料理が税込み5,250円で食べられると言うこと自体が驚きだったりします。あとは、サービスがすばらしいです。マネージャの福井さんによる料理の説明は丁寧です。通常フロア担当に要があるときは、手を挙げるなりして合図する訳なんですけど、福井さんは、メンソールがフロア担当を探す目の動きを感じてテーブルに来てくれます。本当に久しぶりに、こんなに目の良いフロア担当に出会いました。
 
 ランチは2,625円、3,990円、5,250円なので、気軽にと言うわけには行かないかもしれませんが、ディナータイムと同じく力の入った料理がいただけると思います。
 


(店  名) ア・ラ・ルーシュ
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市住吉区苅田3-17-4 エクセルアビコ一階
(電  話) 06-6697-6632
(営業時間) 12:00-14:00、18:00-22:00
(定 休 日) 月曜日&火曜日のランチ
(予  約) ベター
(予  算) 8,000円くらい
(席  数) カウンター6席、テーブル18席
(ウ ェ ブ) http://www10.plala.or.jp/a_la_louche/
(ブ ロ グ) http://ameblo.jp/a-la-louche/
(そ の 他) 全面禁煙(ポーチに灰皿有り)、年齢制限あり(未就学は入店不可)
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酒肴キッチン のろのろ(日本酒系居酒屋/福島)

2011年08月18日 12時57分29秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 グランドオープニング前の工事中の時から知ってはいたんですけど、今回やっと行くことが出来ました。このところ、メディアへの露出が多いようなので、例によって開店と同時に飛び込むというわざを使いました。
 
 一階は10席ほどのカウンターですが、二階席もあるようです。以前は西宮で営業されていたらしいですが、福島に移転してこられたようです。
 
 日本酒は多品種取りそろえられているので、最初の一杯はトリビーにしたんですけど、二杯目からはおまかせにしました。

 メンソールの一品目は造りの三種盛り。この次を何にするのかを思い切り悩みました。どうしても、造り、揚物、煮物、焼物からそれぞれ一品ずつくらいセレクトしたい訳なんですけど、そのように分類されていないので、メニュー全体を何度も見直して全体のバランスを考えないといけなかったりするのが、ちらりややこしかったです。




 で、二品目はバイ貝のオリーブオイル、三品目は夏野菜の揚げびたしにしました。もちろん日本酒はフード一品に月一種類をオーダーしていく感じです。


(バイ貝のオリーブオイル)


(夏野菜の揚げ浸し)


 膝にトラブルがあると言うことで、軟骨の唐揚げを挟んで、ラストは金目鯛の若狭焼にしました。これはなかなか良い感じでした。


(軟骨から揚げ。膝顴骨とあばら軟骨の二種類)


(金目鯛の若狭焼)
 
 
 人気の店という感じで、予約客が次々と二階席に上がっていきます。ここはしっかりと予約してから出かけるべきでしょう。日本酒については、大将に任せておけば大丈夫です。フード類についても、イタリアンを意識した創作料理系もあり、若狭焼などの本格的な和食メニューもあり、軟骨から揚げのような居酒屋定番メニューも用意されていたりはするんですけど、料理は大将一人が担当しているので、ピーク時はちょっとサービシング二時間がかかる場合があります。なので、友人とかグループとかで行く方が良さそうです。
 
 

(店  名) 酒肴キッチン のろのろ
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市福島区福島3-8-10
(電  話) 06-6453-2358
(営業時間) 17:30-23:00
(定 休 日) 日曜日
(予  算) 5,000円くらい
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海の家 MUSH-UP(魚介系&創作系居酒屋/天六)

2011年08月16日 10時16分36秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 どちらかと言えば、少し若い年齢層をターゲットにした低価格路線の居酒屋だと思っていたんですけど、実際に連れて行ってもらって、まったく認識違いであることを確認しました。低価格というか、リーズナブルというか、飲兵衛にとっては非常にコストパフォーマンスが高いことについては間違いないんですが…。
 
 地下鉄の天神橋筋六丁目駅、これの一番出口をでたところからレンガ通りと呼ばれる飲食店が並んだ狭い通りがあって、店へそのレンガ通りにあります。メンソールは何度かレンガ通りを訪れていますので、さして迷うことはなかったんですが、ひょっとするとジモピーでも通ったことがない人がいるかもしれません。
 
 さて、一見客は『俺コース(2,000円)』をオーダーしないと行けないようです。なので、特にオーダーしなくても、座っていればコースがスタートします。ボリューム的には十分なので、このコースだけで満腹になります。コース内容は毎回、微妙に変わるようですが、『俺の唐揚げ』と『宇和島のじゃこ天』は必ず出て来るようです。と言うことで、この二品はメンソールも食べたんですけど、両方とも旨いです。特にじゃこ店の方は、熱々を頬張るのがよいです。
 
 『撫子コース(1,500円)』もあるんですが、21:00以降に入店した人のための二軒目用コースです。また、食欲剛胆な人のために『益荒男(3,500)』というコースも最近用意されたようです。これは『俺コース』プラス『スペシャル肉料理、また華場料理』プラス『飯』と言う構成のようです。アラカルトもあるんですけど、スタッフの方から「今日は、こんな料理があるんやけど…」的に声かけしてくれます。

 カウンター席からは焼酎のボトルが並んでいるのが見て取れるので、メンソールは焼酎メインの店だと思っていたんですが、日本酒もかなり多品種が取りそろえられているようで、メンソールもあっさりと4合近く飲んでしまったような気が…。
 
 スタッフの方々はテンションも高く、一見でも十分楽しめたりします。若干、料理のサービシングが遅いと感じることもあるので、一人で行くよりは、気の置けない仲間と行く方が吉だと思われます。フードメニュー(コース類)が非常にリーズナブルな価格設定になっているせいか、酒類の価格が若干高い目だと感じる向きもあるようです。メンソールは全然平気だったんですけど…。料理は旨いし、ボリュームも多いので、それに合わせて飲兵衛達は、ついつい飲みすぎてしまうと言うことがあるんだろうと思います。



(名物の宇和島じゃこ天。上に見えるのは、専用紙袋で、これに入れて食べます。)


(造り盛り合わせ)


(毛ガニ)


(鶏唐揚げ、これはコース外)


(椀物)


(チーズ盛り合わせ。これはコース外だったような気が…)




(店  名) 海の家 MUSH-UP(マッシュアップ)
(ジャンル) 海鮮系&創作料理系居酒屋
(所 在 地) 大阪市北区天神橋6-3-26
(電  話) 06-6351-3106
(営業時間) 18:00-24:00(月~木)、18:00-26:00(金土)、15:00-21:00(日)
(定 休 日) 不定休
(予  算) 5,000円くらい
(ウ ェ ブ) http://www.106mush-up.com/main.html
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にこ(居酒屋/南森町)

2011年08月16日 09時12分42秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 何かと話題の、天満宮の少し南側にある立ち飲み系の居酒屋です。カウンター席もありますが…。
 
 何度かチャレンジしたことはあるんですけど、満席と言うことで弾かれていたので、今回は少し早い目の17:30くらいに出向いてみました。カウンターに座るなり、まずはトリビーで喉を潤しながらメニューを吟味する訳なんですが、『牛モツの赤味噌煮込み』が気になったので、それをオーダー。同時に日本酒もオーダー。銘柄はおまかせと言うことで…。
 
 『牛モツの赤味噌煮込み』は、なかなかに素敵な一品でした。ガーリックを利かせた薄切りバゲットも良い感じです。




 二品目は『じゅんさいの土佐酢ジュレ』をオーダー。もちろん日本酒も同時に次のものをオーダー。よく混ぜてから食べてくださいとのことだったので、かなり混ぜたつもりだったんですけど、あまり混ざらなかったです。なので、ちらり味にムラが出来てしまいました。残念なところです。



 
 三品目がほや貝の塩辛です。ほや貝単体というのは珍しい、通常はばくらいとか言った形で今日する訳なので、興味を持ってしまってオーダーしてみました。もちろん、次の日本酒は合わせてオーダーしてみました。塩辛と言っても、それほど塩辛いわけではなかったです。




 

(店  名) にこ
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市北区天神橋1-18-27 天神ビル一階
(電  話) 06-6355-4147
(営業時間) 17:00-24:00
(定 休 日) 日曜日&週一回土曜日
(席  数) カウンター8席、スタンディング18席
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さかな 和平(魚介料理/西天満)

2011年08月15日 11時21分20秒 | ジャパニーズ
 メンソールは、なぜか老松町に縁があります。別に、裁判所に縁があるわけではないのですが、アメリカ領事館の裏から西天満を経て、南森町方面に向かうという行動パターンを取る場合があるわけですね。
 
 で、その中でいつも気にはなっていた店が、この『和平』です。看板とメニューだけが通りにおかれていて、店は少し奥まったところにあるので、神秘的でちょっと隠れ家的な感じもしたりするわけですね。
 
 この日は、あまり空腹ではなかったんですが、とりあえず造りともう一品、煮物か焼き物をオーダーしようと思っていました。
 
 間口がそれほど広くはないので、スモールサイズの居酒屋風の店内かと思っていたんですが、結構な広さがあってびっくりしました。で、しっかりと仲居が案内してくれます。メンソールはカウンターに座って、まずはトリビーをオーダーしました。ビールと突き出しが到着して、メニューを眺めていると、仲居が大きな皿に、この日のお勧めの魚類を乗せてやってきました。
 
 「サンマは塩焼き、甘鯛は煮付けか酒蒸し、キスは揚げ物に…」といった感じで説明してくれます。この感覚は久しぶりだったので、テンションが上がるというか、やはり目の前で食材を示されると、こちらも具体的に料理(完成品)のイメージがわくので、オーダーしやすいところがあったりします。生け簀から取り出すというのも楽しいんですが、メンソール的には生け簀よりもこちらのやり方の方が好きです。生け簀でいかしておくと、それだけでエネルギーを消耗するので、だんだん味が落ちてくるんですね。
 
 まずは、サンマの造り。臭みが全然なく、脂の乗り方がすごいです。サンマ自体がバターのように溶けていくような感覚があり、あとに残る脂の旨味がすばらしいです。



 
 続いては、甘鯛の酒蒸し。画像を見ると判ると思うんですけど、下に昆布が敷かれています。この昆布の味が濃厚で、甘鯛の淡泊な味をしっかりと引き立ててくれていますが、あくまでもしっかりとしたから支えているという感じで、出過ぎると言うことがありません。また、酒蒸しの酒の香りがしっかりと残っていて、こちらも甘鯛の淡泊な味と旨く絡み合っています。酒蒸しとメニューに書かれていても、本当に酒で蒸したのか、水で蒸したんとちゃうのんと言う味付けのものに出会うことの方が多いんですけど、しっかりと酒の香りがしました。




 三品目が、合鴨の炙り焼です。何度か書いてますので繰り返しませんけど、大阪の夏は鰻よりは鴨ですから…。しっかりと焼いてあって、黒胡椒で仕上げてあって、なかなか良い感じです。




 最後は、蟹クリームコロッケ。大変楽しませていただきました。




 
 やはり場所柄、法曹界関係の客が多いのではないかと思ったりしましたが、普通に接待の場としても十分に使えます。コースはお手軽な3,675円のコースと7,350円のコースなどが用意されているようです。また、要予約ですが鍋料理などもあるようです。
 
 魚介料理、今回は二品だけだったんですけど、何を食べても美味しいであろうと言うことが判ります。残念なのは、日本酒メニューが四銘柄くらいしなかったことなんですが…。
 


(店  名) さなか 和平
(ジャンル) 割烹、魚介料理
(所 在 地) 大阪市北区西天満4-5-5 京阪マーキス梅田一階
(電  話) 06-6365-1077
(営業時間) 11:3-15:00、17:30-23:00
(定 休 日) 日曜日
(予  算) 6,000円くらい
(予  約) ベター
(席  数) 27席。個室有り。


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康月(割烹/滋賀県草津駅前)

2011年08月12日 11時52分53秒 | ジャパニーズ
 メンソールは、8,400円のコースをオーダーしたんですけど、満足度は非常に高いです。草津駅前の店なんですけど、草津と言えば琵琶湖もあるし、山も畑も駅の近くにある。そうした海産物以外の食材を使った料理が堪能できます。
 
 八寸は守山の玉子を使った卵焼き、皮エビのフライ、醍醐をまぶしたカボチャなどが合わせられていて見た目での十分に楽しめます。一つ一つの食材の味が濃く楽しめます。酒も進みますが…。




 日本料理なので、日本酒で行こうと思ってたんですけど、日本酒のラインナップはそれほどではありません6種類くらい。それに比して、ワインは多品種が取りそろえられているようです。飲料担当のお姉さんも、ワインが好きと言ってましたから、次に行く機会があれば、ワインで通してみるのも面白いかもしれないと思っています。
 
 二皿目は冷製スープです。画像ではよく見えないんですけど、パプリカのペーストを葛で固めたものが入っていて、軽い目に仕上げられているスープの中で、パプリカが良い味を放ってアクセントになっています。




 三皿目は鮎の塩焼きです。



 
 四皿目が造りの盛り合わせです。ツマの量が少なく、魚介類のみで勝負しているところが好感が持てます。手前にある茶色の千切りになっているものは、生姜の醤油漬けなんですけど、これだけでセクシーな酒の肴にもなりますし、切り身と共に食べても、これまでに経験したことのない味わいを見せてくれます。



 
 五皿目は鱧とじゅんさいの汁ものです。鱧と言えば夏の風物なんですけど、メンソールは、あまり美味しい鱧にあたったことがないので、あまり好きではなかったりします。梅肉や酢味噌を添えることが多いんですけど、結局梅肉や酢味噌の味にしかならないので…。ところが今回いただいた鱧は、肉厚で、十分な旨味が口の中に広がるものでした。やや薄味に仕上げられているだしとのコントラストも抜群です。




 六皿目は、箸休めと言うことで出されたアワビ(肝添え)なんですけど、完全に強肴でした。これだけで一合空けてしまいましたので…。肝の方も特に肝らしさを協調することなく、柔らかく仕上げられていて、アワビとよく合います。




 七皿目は茄子と鶏肉です。かなり良い感じでした。




 八皿目が牛肉。部位はみすじです。このあたりで日本酒メニューは制覇していたので、グラスワイン(赤)にスイッチです。




 九皿目は酢の物です。見たとおりの蓮根と茗荷の取り合わせが、先の牛肉の脂分をさっぱりと洗い流してくれます。




 十皿目が冷菓です。こちらもあっさりと軽く仕上げてあるので、これまでの流れを殺すことなく、余韻がたなびく感じで食事を終えることが出来ました。






 冒頭にも書きましたけど、非常に満足度が高いです。量的にもそれなりなので、食欲健啖な男性でも十分に満足できると思います。日本酒系の取りそろえが若干弱いところもあるんですけど、メンソールのように、「日本酒は6種類か、全品種制覇は確実だな…」という飲兵衛でなければ十分に楽しめると思います。飲料担当のお姉さんは、好みを伝えれば的確にセレクトしてくれます。

 もちろん、ワインで通しても面白いと思います。ワインとケンカする醤油とか味噌とかが押さえられていて、素材の持ち味で勝負している感があるので、どんなワインを選んでもそれほどミスマッチになることはないと思います。もちろん、飲料担当がしっかりとセレクトしてくれると思いますし…。
 
 あとで知ったのですが、かなり人気の店のようで、メンソールが訪れた日もカウンター席、テーブル席、座敷席とも、早い時間に満席になってしまいました。予約はベーターと書きましたけど、必須と言ってもいいかもしれません。


(店  名) 滋味 康月
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 滋賀県草津市大路1-11-14 フロント草津ビル地下一階
(電  話) 077-562-2238
(営業時間) 12:00-13:00、18:00-22:30
(定 休 日) 火曜日、水曜日のランチ、日曜日のランチ
(予  算) コース:6,300円、8,400円、10,500円。アラカルト:840円から
(カ ー ド) ほぼ可
(予  約) ベター
(席  数) カウンター7席、テーブル4席、座席10席
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淡じん(野菜料理&黒豚料理/西天満)

2011年08月04日 11時15分39秒 | その他
 偶然に見つけた店で、そのまま入店してしまいました。農家から直送される有機野菜や無農薬野菜と、鹿児島県認定の高級黒豚の料理を供してくれる店です。メンソールは一人で訪れたんですけど、野菜好きであればもちろんのことながら、蠱惑的なメニューが並んでいるので、複数で訪れて、あれこれオーダーしてシェアするのが良いと思います。
 
 夏の限定メニューの『冷製カボチャフォンデュ』は、チーズを使わない特製カボチャソースのフォンデュで、フォンデュを食べ終わったら容器になっているカボチャも分解して食べてしまえるという趣向になっています。もう一つの夏の限定メニューは『夏野菜と特選黒豚のぷるつやジュレ鍋』などは彩りも華やかです。どちらも予約が必要です。
 
 さてメンソールですが、一人で訪れたこともあってカウンター席に案内されたんですが、どうやらカウンター席にはカウンター席限定メニューがあって、葉書サイズのセットメニューを渡されたりしました。別途アラカルトメニューもあって、そちらの方が内容がセクシーなので、カウンターに座った場合でも、両方のメニューを見てから料理の構成を考えてオーダーした方が良いと思います。
 
 メンソールは、10種類野菜のawajinサラダ、これを前菜にしてメインには鹿児島県産黒豚『黒の匠』の炒め物、〆にはトマトご飯をオーダーしました。10種類野菜のawajinサラダには、ゴマベースのドレッシングが添えられるんですけど、野菜自体が十分に美味しいのでドレッシングはかけなくても十分に楽しめます。もちろんドレッシングを使ってもOKなんですけど、結構さっぱり味なので、野菜の旨味を殺すことがないです。実際、ダイエットとかデトックスとかのために野菜を取っている人って多いと思うんですけど、ドレッシングって結構ハイカロリーなので、野菜の効能がドレッシングでキャンセルされてしまう場合がよくあります。こちらでは、そうしたところにも十分配慮して、ドレッシングを用意してくれているのだと思われます。




 食べ終わった頃に、黒豚料理が来ると思いきや、なんとトマトご飯が…。サラダと肉料理とご飯物をオーダーしたら、ご飯物は一番最後でしょう。もうメチャクチャですわ。トマトの焼きご飯はちゃんと〆のページに載せられているのに…。
 
 トマトの焼きご飯自体は、ビジュアルもカラフルで美しいですし、ミニトマトとバジル&チーズの味付けがいい感じだし、ミニトマトを潰しながら、トマトの酸味を感じながら食べるのも楽しかったりはするんですけど、メインがでる前にご飯物はダメでしょう。血糖値が上がるから満腹しちゃうし…。



 
 で、最後になったのが豚肉の炙り焼。タマネギや茄子などの野菜達もふんだんに使われていて、そうした野菜の甘味をしっかりと感じることが出来て素敵です。昆布バターを使っているので、昆布の旨味&塩味が野菜の甘味と対照的になっていて、そのあたりのコントラストも楽しめたりします。



 
 
 オーダーを取りに来てくれた娘に、色々と質問するんですが、これが全くの新人なのか、とにかく厨房や先輩と思われる娘と相談したりしてから答が返ってきたりします。このあたりのサービシングって、もう少し何とか教育できないかなと、あるいは商品に対する知識もちゃんと仕込んでおいてくれないかなと思ったりしました。
 
 料理の方は、素材の野菜や豚肉をいかした素朴な味付けになっています。このあたりは安心して食べられるんですが、料理を出してくれる順番に疑問符が付いたり、決して対応が悪い訳じゃないんですけど、もう少し何とかならんのかなと思ったりはします。そうしたところがあまり気にならなければ、訪れてみるのも楽しいかもしれません。



(店  名) 淡じん 野菜dining
(ジャンル) 野菜料理
(所 在 地) 大阪市北区西天満4-6-28 ニュー真砂ビル一階
(電  話) 06-6312-4505
(営業時間) 11:30-14:30、17:30-22:00
(定 休 日) 日祝。ただし4名以上の予約で営業。
(席  数) カウンター12席、テーブル22席
(予  算) 4,000円くらい
(ウ ェ ブ) http://awajin.com/about/index.html
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豪火(四川&北京系中華料理)

2011年08月03日 15時48分57秒 | チャイニーズ
 グランド・オープニングの時から知ってはいたんですが、最寄りの天満駅から若干遠いという問題があって、なかなか足を運ぶことが出来なかったんですけど、このたび、やっと訪れることが出来ました。
 
 今回は、アラカルトでオーダーしてみましたが、5,250円、7,350円と二種類あるおまかせ料理も面白そうです。
 
 まずは前菜五種盛り。一皿目は、必ず前菜三種盛り(1,365円)か五種盛り(1,680円)をオーダーすることになっています。なので、席に着くとまずドリンクのオーダーを聞かれ、ドリンクとほぼ同時に前菜盛り合わせが出てきますので、前菜を食べながらこの日のメニュー構成を考えていくわけですね。なかなか良いシステムです。




 一皿目は鱧の葱醤油炒めです。鱧が見えなくなるくらいの大量の白髪葱が乗せられています。鱧というと、梅肉か酢味噌で食べる、あるいは蒲焼きにすると言うのがポピュラーなんですけど、こうした鱧の使い方は感激したりします。あと、この店の特徴だと思うんですけど、脂が控えめなので、非常に軽く感じられます。




 次がエビチリソース。定番料理ですけど、ソースが旨いです。




 次が酢豚なんですけど、拳骨大の豚肉が二つだけです。キャベツもピーマンもありません。豚肉だけです。しかも、流行の黒酢です。かなりど肝を抜かれますけど、旨いです。しかも、脂が少ないので軽やかです。このボリュームを食べても全然胸焼けすることがありません。



 
 次が羊肉です。中国の北部って確かに羊肉を使った料理があるんですけど、日本ではなかなか食することが出来ません。こちらも、脂がしっかり落ちているので、肉料理が二種類続いているんですけど、非常に軽やかです。




 最後が、茄子の焼きそばなんですけど、具材はとっても美味しいんですけど、麺の方がちょっと…、という感じでした。




 
 何度かかいたことがあるんですけど、メンソールは四川系、北京系の中華料理を最初に食べたので、広東系、上海系の中華料理よりも四川系、北京系の中華料理の方が好きだったりします。で、『奇を衒うものではない』と須沢シェフはお話しされてたようなんですけど、確かにその通りで、普通の料理なんですけど、手の入れ方がすごいです。酢豚や羊料理も、大きな固まりをドンと出しているように見えるんですけど、脂気をよく落としているので、多分、年配の、ちょっと脂のきついものが苦手という向きでも食べられてしまいそうです。

 メニューは手元にあるブックレット形式の物と黒板メニューがあるんですけど、黒板メニューから選ぶのが良いです。ただ、黒板に書いてあるメニューをオーダーしたときに、食材が入荷できなかったのでと言うのはちょいといけません。さっさと削除しておいてほしいです。
 
 で、今回は苦手な食材が多い人と同席していたので、アラカルトでオーダーしたんですけど、おまかせコースが面白そうです。ぜひ、次回はコースで再訪問したいですね。
 


(店  名) 豪火
(ジャンル) 中華料理(四川系、北京系)
(所 在 地) 大阪市北区天満橋3-4-25 天満マンション二号館一階
(電  話) 06-6358-3585
(営業時間) 18:00-22:30
(定 休 日) 水曜日
(予  算) 8,000円くらい。
(席  数) 25席
(カ ー ド) 可
(予  約) ベター
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燗の美穂(日本酒系ガールズ居酒屋/博労町)

2011年08月03日 14時42分21秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 最近、女性店主の店も多くなってきてるんですけど、総じて客との会話が下手だと感じています。カウンター席というのは、常連客でも一見客でも分け隔てなく、大将や女将と会話が出来るというところが一番の魅力です。客が好みを伝え、大将や女将からお勧めの料理や酒の話を聞きながら、フード&ドリンクの構成を考えていく。もちろん腹具合とも相談する。場合によっては、即興で料理を作ってくれたりする。これが最大の魅力なんですが、その魅力が全くなくなってしまうと、それだけで店の価値は半減してしまいます。残念ながら…。

 さて、女将は佳酒真楽やまなかにいた方です。店名からも判るとおりで、美穂さんですね。内装はちょいとユニークです。言葉では説明しにくいし、画像もないので、興味のある方はぜひ、足を運んで確認してみてください。
 
 さて、例によって日本酒の方は、完全おまかせにしました。なので、銘柄などは記憶していません。ほぼフード一品に対して日本酒を1~2種類を飲んでいるペースです。
 
 まず、突き出しが三品出されます。メンソールが訪問した日は、バイ貝、カツオの漬け、鴨とキャベツでした。これはよい感じでした。




 フード類はアラカルトでオーダーをしたんですけど、一品目は大阪鴨と野菜のローストです。夏と言えば土用の丑で鰻を食べる習慣があるんですけど、実は土用の丑は鰻が痩せて美味しくなくなる季節です。で、売れ行きが落ちないように、土用の丑には『う』の付く食材を食べるのがよいと触れ回って、土用の丑の鰻が定着したわけです。大阪では、夏は鴨をすき焼きにして食べる習慣があったんですけど、最近は見かけないですねぇ。でも、メニューに鴨があれば、オーダーしたくなってしまうわけですね。





 二品目はスズキと野菜の天ぷら、三品目が茄子と鯛の揚げ出し、四品目が焼トマトです。


(スズキと野菜の天ぷら)


(茄子と鯛の揚げ出し)


(焼トマト)

 
 で、最後はデザート酒三種類で〆。



 
 冒頭でもかいたんですけど、客とちゃんと会話できない女将の店って、なんだかなぁという思いです。酒に関しては、おまかせにしておいてもまったく問題ないし、料理にあった酒を、場合によっては燗をすすめてくれたりして的確に供してくれます。この点は評価できます。
 
 フードについては、造り、煮物、焼物、揚物のカテゴリの中からバランスよくオーダーしたいんですけど、食材がかぶってるんでオーダーしにくいです。スズキの造り、スズキの焼物、スズキの揚物というオーダーはしないですよねぇ。普通は…。なので、フード系の構成を考えるのがものすごく難しい。丁寧に作っているのは判るんですが、客が多くなってくるとサービングタイムはかなり長くなると予想されます。
 
 あとは、メンソールの個人的な考えだと思ってもらっても良いんですけど、いかに常連であっても、店員をチャンづけで呼ぶような客に対しては嫌悪感を覚えたりします。当然、そうした客を許している店に対しても、あまり好印象はありません。やはり、『女将』とか呼ばないと。他の客がどう感じているかを推し量れない客とそれを許す店って、あまり行きたいとは思いませんね。「お色気よりも誠実さが売りのガールズ居酒屋」とは思えないし…。
 


(店  名) 燗の美穂
(ジャンル) 日本酒系居酒屋
(所 在 地) 大阪府大阪市中央区博労町2-6-14
(電  話) 06-6281-8007
(営業時間) 17:00-24:00(平日)、15:00-22:00(日曜日)
(定 休 日) 水曜日
(予  算) 4,000円くらい。メンソールは10,000円を超えました。(^^ゞ。
(席  数) 14席
(ウ ェ ブ) http://kanmiho.blog71.fc2.com/
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匠海(鮮魚料理/北新地)

2011年08月03日 13時41分07秒 | ジャパニーズ
 昔は『いか匠』と言う店名だったんですが、『匠海』に変更されたようです。このあたりのことをお伺いすると、以前はイカ料理に力を入れていたそうなんですが、烏賊に限らず魚介料理を提供しようと言うことで、店名も変更されたようです。
 
 
 さてメンソールなんですけど、烏賊のコース(6,000円)を予約時にオーダーしておきました。コースは他にタコのコース(6,000円)があります。烏賊のコースの場合は、いけすで泳いでいる烏賊を料理してくれる訳なんですが、入荷が不安定で、予約していてもありつけない場合があるようです。そのあたりもちゃんと予約時に説明してくれますので、問い合わせてみてください。
 
 突き出しに合わせてビールを一気飲みした後、まずは剣先イカを二尾使った姿作りが出されます。アルコール系ですけど、今回も日本酒をおまかせで料理に合わせて出してもらいました。造り、椀物、焼物、揚物、蒸物、冷菓というコース構成ですので、五勺程度の日本酒を6種類賞味したことになります。銘柄については覚えてません。(^^ゞ。
 
 剣先イカは新鮮で旨いです。メンソールは、イカや貝、白身魚の造りについては醤油を付けるよりもスダチやかぼすなどの柑橘系を合わせた方が、魚介類の味が引き立つと考えているので、最初の少しだけは醤油を付けてみましたけど、あとはスダチオンリーでした。最初の酸味が消えたあとに、イカの甘味がふわっと口の中に返ってくる感覚が何とも言えません。




 二品目の椀物ですが、こちらは鯛を使ったものです。詳しい調理方法は判らないんですけど、鯛の身が黄色みを帯びた餡のような物を抱きかかえた形になっていて、これがほんのりとした甘味があってとっても美味です。聞いてみると、トウモロコシを使っているそうです。なので、カツオの風味が豊ではあるんですけど、若干ですが洋風の気配を感じる味わいになっています。



 
 三品目は真魚鰹(まながつお)の焼き物。こちらも良い感じです。



 
 四品目は、最初の造りで使われなかったげそを使っての揚げ物です。焼き物や揚げ物って本当に酒が進みますね。



 
 五品目が蒸し物で、イカの焼売です。通常の焼売の、皮の代わりに千切りしたいかが使われています。



 
 最後が冷菓なんですけど、これは酒粕を使ったアイスクリームだそうです。





 どの料理もすばらしくて外れがまったくありません。メンソールは今回、カウンター席に座ったんですけど、大将の話も面白いです。個人的には、まず初回訪問時にはイカのコースを味わってみるのが良いと思いますけど、それ以降はメニューから自由にオーダーした方が楽しいように感じています。コース料理については、どの料理も外れがなかったので、多分アラカルトでオーダーしても、同じように妥協のない、上手い料理にありつけそうな気がします。日本酒以外にも焼酎にもこだわりがあるようで、多くの銘柄が用意されています。メニューに載っていない隠し日本酒や隠し焼酎もあるようなので、このあたりは遠慮なく大将に自分の好みを伝えるのが良いでしょう。


(店  名) 北新地 匠海
(ジャンル) 魚介料理、海鮮料理
(所 在 地) 大阪市北区曽根崎新地1-6-1 ENISHI北新地ビル二階
(電  話) 06-6341-7887
(営業時間) 17:00-24:00
(定 休 日) 日祝
(予  算) 8,000円くらい
(カ ー ド) VISA、JCB
(個  室) 4人用と8人用の二部屋
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酒の蔵たけなか 阿留酎(あるちゅう)(西宮)

2011年08月03日 13時07分43秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 かねてより、友人から誘われていたのですが、結局は実現することなく故人となってしまわれました。で、今回、やっと訪れることが出来ました。
 
 最寄り駅はJRの西宮、そこから1km弱あるんですけど、送迎してくれたりします。行きはまだ元気なんですけど、帰りは飲んだくれてへべれけになっている場合もあったりするので、駅まででも送ってもらえるのはありがたかったりします。



(看板)


 一階が酒屋の『たけなか』で、地下一階が居酒屋の『阿留酎』と言う形になっています。で、一階の酒屋で酒を買って地下へ持って行く形になるんですけど、当然のことながらボトル買いと言うことになります。価格の方は、販売価格プラス300円なので、とてつもなくリーズナブルです。日本酒ばかりでなくワインもバージン系からセクシー系まで取りそろえられています。
 
 酒をゲットしたら、奥にある食材ケースを見ながら料理をオーダーし、番号札をもらって地下へ降りていきます。生ビールとかは地下でもオーダー可能ですが、基本的に一階の酒屋からボトルを持って下に降りて飲むという感じです。なので、2~4名程度のグループで訪れるのが吉でしょう。
 
 メンソールが持って降りた一本目の酒は、無加水で熟成酒で生酒という変わったもの。通常はアルコール度数18度くらいに仕上げて、これに加水して15度程度にする訳なんですが、元から15度を狙って醸造させたようです。二本目がイタリアのワインで、三本目がまた日本酒だったんですが…。飲み残したりした場合は、もちろん持って帰れます。



(一本目の酒)


 
 フードの方は、膝を痛めていることもあって鶏の軟骨、スライストマト、ハラミのXO醤炒めなど。料理の方も超リーズナブルなので、メンソールのような大酒飲みで、且つ大食いにはとっても懐に優しい良い店です。



(水茄子。レモン、胡椒&オリーブオイル)


(椎茸。大胆に焼いただけ。醤油を付けて食べると最高)


(ハラミのXO醤炒め)



(店  名) 酒の蔵たけなか 阿留酎(あるちゅう)
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 兵庫県西宮市青木町6-6
(電  話) 0798-74-1316
(営業時間) 17:00-24:00
(定 休 日) 月曜日と第二火曜日
(予  算) 3,000円くらい。メンソールは6,000円くらい行きましたけど…。(^^ゞ。
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