大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

NanGiano(居酒屋/曾根崎新地)

2005年09月25日 21時38分12秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 時間つぶしに入ってみた店。店は以前から知ってて、一度行ってみたいとは思ってたので…。

 店名からすると、なにやらイタリアンな居酒屋のようにも思われるが、扱っているのは居酒屋メニュー達。ただ、かなりのこだわりはあるようである。メンソールはトリビーをオーダーして、大きな黒板に書かれているフードメニューの中からマグロの唐墨をオーダーした。唐墨といえば通常はボラの卵巣を塩漬けにしたもんだけど、マグロの唐墨とは珍しい。出された唐墨は、1cm×1cm×0.2cmくらいのサイズの物が二切れ。添えられているのは銀杏切りした大根と、さいころ切りした大根。もう一品は、タタキレンコンのSPソース。「SPソースとスペシャルソースのことか?」と聞くと、「そうだ」との答えだった。


(店 名) NanGiano(ナンジャーノ)
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市北区曽根崎新地2-5-29
(電 話) 06-6454-3939
(営業時間) 11:30-15:00、17:00-27:00
(定 休 日) 日祝
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Largo(カフェ/大淀南)

2005年09月23日 16時52分22秒 | カフェ
 中途半端な時間になったので定食屋は断念。で、気になってたカフェへ。肉&ベーコンのハンバーガー&ビールのランチとなりにけり。

 店内は結構広いのでびっくり。昔はローソンだったんだけど、ローソンのときはこんなに広かったけ…。天井と壁はホワイト、床とテーブルはブランという、カフェに良くある配色パターン。テーブルの脚はパイプになってる。ちょっとユニークかも…。



(店 名) Largo(ラルゴ)
(ジャンル) カフェ
(所 在 地) 大阪市北区大淀南2-1-3
(電 話) 06-6455-0028
(営業時間) 11:30-23:30
(定 休 日) 日曜日
(ウ ェ ブ) http://www.cafe-largo.com/
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ドールドレス(カフェ/天六)

2005年09月23日 10時57分08秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 『ドールドレス』では、ゴシック系、アンティーク系、ロリータ系を中心に、ボンテージ系、ランジェリー系、ダンサー系の服やアクセサリーなどを販売してるんだけど、店内にはカフェが併設されている。カフェと言うよりはバーと言った方が近いと思うんだけど…。なので、純粋にバーだと思っていくと、入り口を入った瞬間の異様な雰囲気にたじろぐと思うので、覚悟を決めてから入るべし。入り口を入ったところでバーカウンターは見えるので大丈夫だと思うけど…。イメージがわかった方が安心だという場合には、http://fleurir-rose.com/から"Gallaly"のページに飛べばバーカウンターやショップエリアの画像が見れる。バーカウンターの右側がショップエリアになってる。二階もあるが、アンティーク家具が置かれている。

 さて、メンソールがカウンターに座ると、バーテンドレスがメニューを出してくれた。一面がベルギービールで、メンソールはブーン・グースをオーダーした。大体という必ずに近いんだけど、ブーン・グースをオーダーすると、「こんな味ですけど大丈夫ですか?」と聞かれる。この日のバーテンドレスには「慣れてるんですか?」と聞かれてしまった。ブーン・グースはメンソールの好きなベルギービールの一つなんだけど、ちょっと独特の味があるので、よほどの好奇心があるか何人かでシェアできるシチュエーションでなければ避けた方がいいとも思う。

 メニューに書かれているベルギービールは40種類くらいだけど、どんどん増えていて現在は60種類くらいあるらしい。メニューの更新が追いつかないとのことだった。メンソールの二杯目は、ウェストマール。メンソールはウェストマーレと発音するんだけど、メニューにはウェストマールと書いてあったような…。もともと日本語にない発音を、日本語の文字を使って表記するんだから無理があるし、別にどっちでもいいとは思ってる。

 ベルギービールは、ランビック、ホワイトビール、ブラウンビール、レッドビール、ゴールデンエールなど、色々な種類があるんだけど、その中にトラピストビールと呼ばれるビールがある。トラピスト修道会に所属する修道院で作られているビールで、六カ所すべてベルギー国内にある。ウェストマーレはその内の一つで、聖心ノートルダム修道院のもの。残る五種類は、オルヴァル、シメイ、ウェストフレーテン、ロシュフォール、アヘイだと思ってたんだけど、アヘイではなくてラトラップだと言う説が…。どっちが本当なんだろう。

 その他、フルーツ系のビールがものすごく充実してる。最近流行の青リンゴビール(ニュートン)をはじめとして、チェリービール(カンティヨン・クリーク)、フランボワーズビール(リンデマン・フランボワーズ)、ストロベリービール、カシスビールなどが置かれてる。フルーツ系ビールは、メンソールはあまり好きではないんだけど、話のネタにはなるかも…。ちなみにチェリー系、フランボワーズ系のビールは、燗すると旨い。だまされたと思って試してみてね。

 バーのサイズとしてはかなり小さい目。カウンターバックは三段あって、中段はリキュール類。下段にバーボン&スコッチ達。上段に何があったかは忘れた。それはともかく、バーカウンターに座ってると普通のバーなんだけど、視線を移すと非日常的な違和感のある空間がある。そのアンバランスさがものすごく不安定なんだけど心地よかったりもする。隠れ家的な場所にあるし、メンソール的には好みの店だな。



(店  名) ドールドレス
(ジャンル) カフェ
(所 在 地) 大阪市北区山崎町4-24 JR高架下52-53
(電  話) 06-4802-0155
(営業時間) 13:00-23:00
(定 休 日) 木曜日
(ウ ェ ブ) http://www.brocante.jp/
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桜子(居酒屋/西心斎橋)

2005年09月23日 09時08分12秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 ビルの地下一階にあって、狭い階段で下りていくんだけど、中に入ると意外と広い空間があったりしてびっくりする。

 焼酎が60種類くらい置かれているけど、最近は日本酒にも力を入れているということで、15種類くらい置いてある。日本酒好きを増やそうということで、『日本酒復権企画』なる物があり、毎週水曜日は日本酒が半額になる。ねらい目である。メンソールは、そんな物があるとは知らずに水曜日に行ったのでラッキーだった。



(店 名) 桜子
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市中央区西心斎橋2-5-2 アークコートビル地下一階
(電 話) 06-6484-0705
(営業時間) 17:30-24:00
(定 休 日) 日曜日(月曜日が祝日の場合は日曜日を営業して月曜日が休み)
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彩菜(四川料理/豊中)

2005年09月18日 20時06分41秒 | チャイニーズ
 いやー、素晴らしかったです。素晴らしかったとしか書きようがないんですけど、それではレポートにならないので貧弱な語嚢を振り絞りつつ…。

 先の店の紹介をしておくと、四川の神様といわれる陳健民の『四川飯店』で修行された大宜味シェフの店。当然四川料理がベースになっているが広東料理や北京料理のエッセンスも含まれていたりする。味の秘密は、芝麻醤、XO醤、豆板醤など調味料のほとんどが自家製であることだと思われる。どの料理もソースの味がものすごく深く、他では味わえない物ばかり。唐辛子に至っては、日本産、四川産、韓国産の三種類を使い分けるらしい。

 今回はコース料理ではなく相談しながらアラカルトをオーダーしていくパターン。前菜として選んだのは、花クラゲの甘酢&野菜と豚耳の麻辣ソース。定番といえば前菜の定番の様な料理達。通常よく見るクラゲとは違い、花クラゲなので、きくらげ風に波打っている感じ、しかも肉厚で歯応えがよい。その歯応えに負けない酢の旨みがよい。豚耳の麻辣ソースも、酸味が効いた一品。花クラゲの甘酢&野菜もそうなんだけど、醤油の味もまた旨い。四川料理特有の麻辣さにはちょっと欠けるかなとも思ったんだけど、痺れるような山椒の感覚の余韻がものすごく長い。口が痺れたようなではなく、心地よい感覚がいつまでも残っていくというような感じ。

 海鮮物としてはソフトシェルクラブの揚げ物と、アオリイカと生ウニの強火炒め。ソフトシェルクラブのからを噛み砕く感覚と、その感覚とは対照的な中の身の柔らかさと甘さ。そのコントラストがものすごく新鮮で鮮烈。もちろんソースの方も強烈。イカとウニもある意味定番の組み合わせのようで、その相性の良さを再確認させられる。噛み応えのあるイカに、ねっとりとからみつくイカのセクシーな甘みがもう最高で昇天しそう。

 肉系は、豚フィレの上海風酢豚、牛頬肉の泡辣醤。上海風酢豚と言うことだったので、もう少し塩味で薄味の物を想像してたんだけど、なかなかどうしてパンチの効いた一品。中国酢の独特の味と香りがものすごく引き立ててくれている。メンソールには四川料理独特の調味料である魚香が使われていたような気がするんだけど、違うかな。牛頬肉の泡辣醤は煮込まれていて肉はスプーンでもカットできてしまう。ちなみに泡辣醤(パオラージャン)は、発酵時にプツプツと泡がはじけるのでこの名前があるらしい。発酵食品は、独特の香りがあって好き嫌いが分かれるけど、旨く使えばこれほど魅了する物はない。他には丸ままのニンニクがゴロゴロ入ってたし、発酵唐辛子という10センチほどのサイズの赤い唐辛子も丸まま入ってた。こちらはあまり辛くなく、発酵しているせいか酸味が強い。
 もうちょい食べれるぞ、ということで、フロア担当と相談しながらオーダーしたのが帆立貝柱とキノコの香味焼きブラックビーンズソースと、四川風ゴーヤ甘煮。肉から魚介類に戻る形になったんでどうかなと思ってたんだけど、全然負けない。なんと言ってもソースが濃厚で辛味がある。そして、四川料理のもう一つの特徴である酸味が旨く使われている。なので、ソースは強いんだけど、深みがあって爽やかさもあって上品な感じさえする。

 デザートは四人がそれぞれ、紹興酒のシャーベット、杏仁豆腐アイスクリームのキャラメルソースがけ、杏仁豆腐、台湾式豆腐をオーダーしてシェア。

 こんなに旨い四川料理ははじめって食ったかもしれません。脱帽です。特徴としては、四川料理の代名詞のようにもなっている唐辛子の辛さと山椒の痺れるような感覚はもちろんのこととして、自家製調味料による味の深さと奥行き。そして、四川料理のもう一つの特徴である酢の使い方の旨さ。四川料理には、トムヤムクンと並ぶ酸辛湯(サンラータン)というスープがあるにもかかわらず、四川料理における酢の使い方が軽んじられて来たようなところがあったのかもしれないと思い出させてくれる料理の数々。2005年、メンソールが行った店の中では間違いなくベスト3に入る店。


(店 名) 彩菜
(ジャンル) 四川系ベースの中華料理
(所 在 地) 大阪府豊中市本町6-1-3 195ストリートビル一階
(電 話) 06-6852-2338
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-21:00(火曜日はランチなし)
(定 休 日) 月曜日




 ちなみに現時点でのベスト3は
 ・トラットリア・アミチェッティ(イタリアン)
 ・彩菜(四川料理)
 ・高丸(バー)
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ウーガダール(福島)

2005年09月17日 09時33分42秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 『ポンテベッキオ』におられた方が独立されたらしい。山根さんからの花輪があった。9月2日がグランドオープンだそうで、そういえば客も身内と思われる方達が多かったような…。

 テーブル席もあるが、10席のカウンターがメインの店。シガーはこれから充実させていくとのこと。

(店 名) ウーガダール
(ジャンル) バー
(所 在 地) 大阪市福島区福島7-12-2 淀川福島ビル二階
(電 話) 06-6455-8120
(営業時間) 18:00-30:00
(定 休 日) ?
(店 主) 樋口智一
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ムガール(パキスタン料理/西本町)

2005年09月10日 19時27分20秒 | カレー
 通常ならば、早朝からトレーニングを開始するんだけど、メンソールは二年半以上ぶりに風邪をひいてしまった。やばいっと思った瞬間に、すぐ酔える『コード151の恋人』というカクテルを飲んだ。これは『ボイラーメーカー』の親戚のようなカクテルで、度数はそれほどではないと思うんだけど、一気に回る。酒に弱い人はのまない方がいいと思う。倒れるかも…。その後、熱燗を一杯。メンソールには珍しく、炭水化物系というよりは糖分系の食事をして速効寝た。翌日は、メンソールの民間療法が効いたのか鬼のような快復力が発現したんだけど、二日目は何もしなかったので、前日と同じような感じ。やっぱり炭水化物系の食事にしたかったので、カレーを食べようと言うことで出かけた。本当のことを言えば『らくしゅみ』を狙った部分もあるんだけど、そこに行くまでに我慢できなくなって入ってしまった。

 メンソールがオーダーしたのは、ランチのBセット。チキンティッカが2ピース、カレーは日替わり三種類の中から二種類をセレクト、サラダとライスとナンがつく。ランチタイムビールは350円。ライスは白米ではなくて、揚げたような蒸したような感じの不思議なもの。インド料理店でよく見るステンレス製の大皿に、カレーを乗せた小皿が並ぶという物なんだけど、メンソールは、すべてを大皿にぶちまけて好みの味に混ぜ合わせながら食べる。もちろんフォークやスプーンなどのカトラリは使わない。現地の習慣に合わせて可能な限り右手しか使わない。右手の第二関節までしか汚さないように食べる。その他、食べ終わったあとで指をしゃぶるのはマナー違反らしい。

 ディナータイムのカレーは20種類以上あり、本葉の材料をこだわって使ってるらしい。辛さなんかも調節してもらえる。



(店 名) ムガール
(ジャンル) パキスタン料理
(所 在 地) 大阪市西区西本町1-6-7
(電 話) 06-611-7371
(営業時間) 11:30-14:30、17:00-22:00
(定 休 日) 日曜日
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衣喰塩梅(天ぷら/神戸市中央区)

2005年09月09日 20時42分10秒 | ジャパニーズ
 神戸の本町に激安&劇旨の中華料理屋があるらしい。再開発かなんかで、ビルに建て替えられるけど、その間は営業しないらしいとの話を聞いたので、メンソールは速攻神戸に向かった。

 ところが、どこで何がどう間違えたのかはわからないが、琴ノ緒町の裏手にある天ぷら屋に入ってしまった。琴ノ緒町というのは、メンソールにとってはちょっと思い出のある町なんだけど、そうした昔話は置いとくことにしよう。

 店は、四角い提灯だけが目立っている。引き戸を開けるとカウンターのみ六席くらいの店。天ぷらやというと、高いというイメージがあるけど、串カツは安いのになんで天ぷらは高いねんというオーナーの思いから、なんと一串100円。店にはいると、取りあえずのドリンクオーダーを取ってくれる。メンソールはトリビーにした。続いては、伝票を渡され、壁に書かれているメニューから、自分の食べたいものを列記していく。お初のメンソールは、串八本に稲庭うどんのコース(1,500円)を選んだ。串は、肉系&野菜系で計30種類くらい。ドリンクメニューも焼酎からワインまで結構揃っているが、お勧めは日本酒。

 すると、野菜スティックと、塩を三種類(ノーマル、抹茶塩、カレー塩)と天ツユがセットされる。串カツ屋とは異なり、食べるペースに合わせて一本ずつ揚げてくれるので、常に揚げたてのアツアツが食べれる。しかし、他の客ともタイミングを合わせるので、料理が出てくるのはかなり遅い。メンソールは18:00に入って、串八品のコースを食べ終わったのが20:00近くだった。なので、飲兵衛でないと辛いかも…。メンソールは、店主が選んでくれる地酒が気に入ったのと、店主もアスリートということもあって、共通の話題で弾んだのでサービングの遅さはあまり気にならなかったけど、途中で我慢できなくなって帰ってしまった客も一組いた。

 野菜スティックを食べ終わると同時にビールもなくなっていたので、ワインをハーフボトルでオーダーした。ワインを飲み終わったころに、ようやく串は三品くらい食べてたので、漬け物と地酒をオーダーした。出てきたのは、『雨後の月』だった。漬け物は自家製で、オーダーすると糠床から出してカットしてくれる。これがセクシーな味で酒が進む。二杯目は漢字が出ないのでひらがなで書くけど『だっさい』で、三杯目が『鷹勇』のなかだれ。

 なお、店名は『衣喰塩梅』と書いて『いいあんばい』と読む。大阪弁なら『ええあんばい』かな。店はなかなかにいい感じ。次々とのぞく客がいるので、予約はしておいた方がいい。席が空いてても、店主のキャパを越えると判断した場合は断るみたいなので、できれば事前予約がいいと思う。それと、サービングは遅いので、オーダーは最初に一気にしておいた方がいい。最終電車とか気になるなら追加オーダーは無謀かしれん。天ぷらを食べるのではなく、店主が選ぶ地酒を飲みに行くのが楽しいと思う。なお、メンソールが頼んだコース(1,500円)は、稲庭うどんに換えて天巻きとすることもできる。天巻きというのは、天ぷらを巻いた巻きずしのこと。天むすの親戚だな。


(店 名) 衣喰 塩梅
(ジャンル) 天ぷら屋
(所 在 地) 神戸市中央区琴ノ緒町4-7-15
(電 話) 090-3843-0374
(営業時間) 17:00-24:00
(定 休 日) 水曜日
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シーソポン(タイ料理/阿倍野区)

2005年09月03日 19時26分29秒 | エスニック
 某所で教えてもらったタイ料理店。早速突入してみた。最寄り駅はJR環状線の寺田町駅。店は「えっ」と思うような雑居ビルに入ってるよとは教えてもらっていたんだけど、店の前で「えっ」と思ってしまった。店は七階にあるんだけど、ビルの前にあるテナント一覧には『タイ式マッサージ』の文字が…。昔、四日市で仕事してるときに、四日市には珍しいタイ料理店があったんだけど、宿泊してるホテルの人に聞いてみると、「あのタイ料理店は、もれなくタイ式ヘルシーなマッサージがついてくる」といったような話だった。それの大阪版か…、とも思ったが、「店は意外とまともだったよ」との話だったので勇気を出してエレベータに乗る。エレベータを下りると「をををっ」というほど散乱してて、その先に店の入り口が…。

 入ってみると、マダムが迎え入れてくれた。日本語はしっかりわかるようなのでまずは一安心。メンソールにこの店を紹介してくれた人が食べたものは、トム・ヤム・クン、ヤム・ウン・セン、そして殺人メニュー。テーブルに案内されたメンソールがオーダーしたのは、ヤム・ウン・センとこの殺人メニュー。辛い料理が大好きなメンソールとして絶対に外せない一品。ドリンクの方は名物のシンハー・ビール。

 オーダーを聞いたマダムが、「辛くしますか?」と聞いてくるので、「はい」と答える。メニューの説明はしなくてもいいと思うけど、ヤム・ウン・センは春雨を使ったサラダ風の料理。挽肉と海老が使われている。香菜がもっとどばっとかかってると嬉しいんだけど、とか思いながら一口。それほど辛くないじゃん…、と思ったのは一瞬のことで、なんだ、甘いじゃんと思ってしまった。甘いんだけど砂糖の甘さじゃなくて、ナムプラーのようなコクと旨みを感じさせる甘み。その後、激辛に襲われた。うっ、辛い…、が正直な感想。『まみ(兎我野町)』の様な、ズドンと重い直球ストレートな辛さではないけど、これに比肩する辛さは天王寺にあったラオス料理店で味わって以来久し振りかも…。ひょっとして、これ食いきれんかも…、とか思ったりした。後半は意外と早く復活したけど…。

 二品目は、殺人メニューの異名を持つパッ・カパオ・ムー。豚肉の炒めもんなんだけど、何本プリッキーヌが入ってんねん…。でも、こちらもストレートな辛さじゃなくて、ヤム・ウン・センと共通するコクと甘みが…。そのあとで辛さが…。ヤム・ウン・センで慣れちゃったので、それほど辛くは感じなかったが…。

 久々に出会った本格的に辛いタイ料理店。ただし、メンソールがここに経験したどの店の味とも異なる濃厚な味と、甘味と辛味の入り交じった複雑で不思議な味。ちょっと時間差の辛さ、大国町にあった『コカ』のような、青臭い味がないのは多少のアレンジなのかもしれない。アルコール系の取りそろえが少ないのはちょっと残念。



(店 名) Srisopon(シーソポン)
(ジャンル) タイ料理
(所 在 地) 大阪市阿倍野区天王寺北2-1-11 プレステルビル七階
(電 話) 06-6713-0343
(営業時間) 17:00-
(定 休 日) 無休(電話確認が望ましいらしい)


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