最近、SAVVYで取り上げられていたこともあるんですけど、何となく直感的に良い店のような気がしたので行ってきました。ビストロとなっていますけど、特にフレンチにこだわったメニューではないので、カジュアルなダイニングという感覚で良いと思います。
さて、トリビーを飲みながらメニューを見る訳なんですけど、一品目はグランド・オープニング当時は品数、内容とも懲りすぎて店が回らんかったと噂のある前菜盛り合わせ。二種類あるんですけど、今回は六種盛りにしてみました。で、鶏レバーのパテ。
この前菜盛り合わせなんですが、鴨のロースト赤ワイン煮、アサリとブロッコリーのアンチョビ風味、スモークサーモンのマリネ、鶏胸肉のガランティーヌはチーズ、サラミ、大葉が巻き込んであります。どれも旨いんですよ。外れなしです。トドメはポテトサラダなんですが、ホタテのヒモが入ってます。ホタテの旨味が炸裂し、ホタテのヒモの食感が口内を刺激してくれます。
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鶏レバーのペーストも柔らかい味で、黒胡椒がしっかりとアクセントになっています。
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続いてオーダーしたのがストウブを使った野菜料理です。水を使わなくても、野菜から出る水分だけで蒸し料理ができるので、野菜本来の持ち味が楽しめます。画像を見てわかるとおりで、ベビーコーン、オクラ、ジャガイモ、レンコン、などがたっぷりです。一番そこにはタマネギがしいてあるので、タマネギから出る水分と甘みを期待したんでしょう。ニンニク味のソースが用意されるんですけど、これをつけて食べると、本当に心が豊かになりそうな味がします。
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さて、次はピッツァ。メンソールはピッツァもパスタもあまり食べないんですけど、今回は直感的なものがあってピッツァをオーダーしてみました。エビのピッツァでアメリケーヌソースで仕上げたものです。アメリケーヌソースというのはフレンチのソースで、エビの殻を炒めて赤い色を出したソースですね。甲殻類独特のコクと香りが楽しめたりするわけです。ピッツァにアメリケーヌソースというのも意表を突く組み合わせなんですけど、単に取り合わせの妙と言うだけではなく、不思議な旨さがあります。これまでには味わったことのないピッツァでした。チーズも乗せられているんですけど、チーズの香りや味はあまり表には出てきません。それがまた意表なんですね。
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最後は塩豚のローストです。なんとエスカルゴ用の鉄板で出されました。もう少し塩味があるかと思ったんですが、それでワインをがぶ飲みしようと思ってはいたんですが、優しく、豚肉の旨味をしっかり堪能できる一品でした。
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ものすごく良い感じの店です。入り口のガラスも壁一面も、女性好みのテイストになっているので、男性一人客だと入店を躊躇してしまう場合があるかもしれません。メンソールは平気なので、さっさと入ってしまいます。以前はどこかの店で、メンソール以外は全員女性客といった状況も経験していますので…。ということで、女性客が多い店に、単独で突入できない男性の場合は、彼女とか彼女候補を連れて行きましょう。喜んでもらえると思います。
料理については、外れがないです。全部旨いです。メンソールはピッツァをあまり食べることはないんですけど、これだけ旨いピッツァが食べられるのであれば、全ピッツァメニューを制覇したいくらいです。
メンソールは19:00前に伺ったのですが、すでに二組くらい先客がいて21:00頃にはほぼ満席という状態になっていましたので、予約は取った方が良いでしょう。スタッフのサービスも良い感じです。
アルコール系メニューは、やはりワインがメインになっています。ブルゴーニュワイン用に別枠がとってあるのは、店主のブルゴーニュに対するこだわりの表れかもしれません。あと、焼酎、日本酒、梅酒なども用意されているんですが、メンソールが注目したのはビールですね。ストッカーの近くに座ったのでよく見えたんですが、かなり多品種のビールが用意されていました。アルコール系の選択肢が多いのはうれしい限りですね。
(店 名) ビストロ 花木酒店
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市浪速区幸町1-4-11 シャンドール難波一階
(電 話) 06-6562-6111
(営業時間) 18:00-25:00(月水木金)、18:00-26:00(土日)
(定 休 日) 火曜日
(予 算) 5,000円くらい。
(席 数) 26席。
(予 約) ベター。人気店なんで必須に近いかも…。