2008年を締めくくるにはここしかないと言うことで、行ってきました。以前は、コース料理が二種類合ったらしいんですけど、現在は一種類に統一されてます。メンソールは6名で行ったので、奥の個室に案内されたんですけど、ちらり6名で使うには狭いような気がします。他にも、料理の進み具合を入り口扉のの小窓からチラチラ確認されるんですけど、これはどうも落ち着かなかったりします。これならいっそ、テレビカメラで監視してもらってる方が気が楽かも知れません。実際そんな店にも行ったことはありますが…。あと、キッチンの扉が自動ドアになっていて、メンソールは個室の一番入り口付近の席(=幹事席)に座ったんですけど、その自動ドアの音が気になったりはしましたね。これなら、個室でないテーブル席の方がよかったです。
2008年秋のコースは、『自然と対話』をテーマにしたもので、雨の滴が大地を濡らし、ミネラルを吸収しつつ海に注ぐと言ったイメージらしいです。
さて、アミューズの一品目は、あこうのカルパチョなんですけど、どう見てのカルパッチョには見えません。確かに、中の肴だけだとカルパッチョの味なんですけど、その形状と色が…。このあたりから器の奇抜さ、調理法の奇抜さに目と心を奪われたりします。
前菜の一品目はホタテ、二品目は野菜なんですけど、30種類くらいの野菜が使われていて、最初はこれは蓮根、これは枝豆とか楽しいんですけど、10種類目を超えたあたりから、何だっていいかもと言う気になっちゃいますね。これだけの盛りつけはすごいと思うんですけど、途中で飽きちゃいます。これは男性だからかもしれませんが…。
魚料理は鯖。対馬海域で獲れる鯖で、脂肪分を融解させる程度の温度(=低温)で調理されてるようです。これに黒オリーブ、トマトと黒糖が合わせてあります。別器には、オリーブのゼリーとオリーブの泡が添えてあります。ソースを皿にではなく別器で出してくるあたりのおもしろさはあるんですけど、単なる味の引き立て役としてのソースではなくて、メインの鯖とゼリーとの食感の対比と言うところにもポイントを置いているようです。
フォアグラは塩のみの味付けなんだそうですが、とすればこの旨みはフォアグラ本来のものなんだろうかと再発見させてくれる味です。フォアグラって、表面をかりっと焼いて、内側との食感の対比とかで楽しませてくれるところは多いんですけど、この旨さはうなりましたね。かといって、しつこくもないです。こちらも低温で調理したらしいです。スロー・キュイッソンと言えば『パリ・オランジュ』が思い出されたりはしますが…。この料理に合わせては、クッキー生地のサブレ、水分を抜いたヨーグルト。白ワインビネガー、ノイリーの煮詰め。白胡椒が一粒添えてあるんですけど、これが1/4にカットされてるそうです。これがこだわりらしいんですけど、1/2とか1/3とかでも味わってみないと、1/4である必然性には納得がいかなかったりはします。
この料理をスープと言っていいのかどうかはわかりませんが、トリュフのアイスにカボチャのアイスを合わせ、香りを逃がさないようにノワゼットの泡で蓋をしたものが出されました。メンソール的には、ちょっと中途半端な温度になっているような気がしないではなかったです。
メインは鴨料理。皮目はしっかり焼いて脂を抜いた後、内部は赤外線で火を入れているようです。合わせてあるのは、イチジクのコンフィと煮詰めた赤ワインビネガー。蕪とタンポポですが、タンポポは苦みをポイントにしてるらしいです。
富士リンゴのソルベとショウガのジュレ。ソルベって、本来はもう少し前半で出す料理のような気もするんですけど、デザートのスタートとして、口直し的に持ってきたんでしょうかね。次がクロワッサンのアイス、でカカオバターのムース。
チーズもいろいろあって、プティ・フィールまでしっかり楽しめました。スタートから終了まで、4時間に及ぶ食事だったんですけど、正直なところ疲れました。全体を通して、ウキウキ、ワクワク、ドキドキじゃないですね。もちろん、料理は斬新ですし、器もカトラリも凝ってますし、サービスも良いんですけど、15,000万円強の金子を払う価値はあるかと言えば十分にあるんですけど、リピートするかと言われたらしないですね。一回で、お腹いっぱいです。
ドレスコードがあり、男性はジャケット必須です。ネクタイは必須ではないですが…。
(店 名) HAJIME RESTAURANT GASTRONOMIQUE OSAKA JAPON
ハジメ・レストラン・ガストロノミーク・オオサカ・ジャポン
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市西区江戸堀1-9-11 アイプラス江戸堀 一階
(電 話) 06-6447-6688
(営業時間) 18:00-20:30(火)、12:00-13:30、18:00-20:30(木~日)
(定 休 日) 月曜日
(料 理) お任せコース(15,750円)のみ。
(ウ ェ ブ) http://www.hajime-artistes.com/
2008年秋のコースは、『自然と対話』をテーマにしたもので、雨の滴が大地を濡らし、ミネラルを吸収しつつ海に注ぐと言ったイメージらしいです。
さて、アミューズの一品目は、あこうのカルパチョなんですけど、どう見てのカルパッチョには見えません。確かに、中の肴だけだとカルパッチョの味なんですけど、その形状と色が…。このあたりから器の奇抜さ、調理法の奇抜さに目と心を奪われたりします。
前菜の一品目はホタテ、二品目は野菜なんですけど、30種類くらいの野菜が使われていて、最初はこれは蓮根、これは枝豆とか楽しいんですけど、10種類目を超えたあたりから、何だっていいかもと言う気になっちゃいますね。これだけの盛りつけはすごいと思うんですけど、途中で飽きちゃいます。これは男性だからかもしれませんが…。
魚料理は鯖。対馬海域で獲れる鯖で、脂肪分を融解させる程度の温度(=低温)で調理されてるようです。これに黒オリーブ、トマトと黒糖が合わせてあります。別器には、オリーブのゼリーとオリーブの泡が添えてあります。ソースを皿にではなく別器で出してくるあたりのおもしろさはあるんですけど、単なる味の引き立て役としてのソースではなくて、メインの鯖とゼリーとの食感の対比と言うところにもポイントを置いているようです。
フォアグラは塩のみの味付けなんだそうですが、とすればこの旨みはフォアグラ本来のものなんだろうかと再発見させてくれる味です。フォアグラって、表面をかりっと焼いて、内側との食感の対比とかで楽しませてくれるところは多いんですけど、この旨さはうなりましたね。かといって、しつこくもないです。こちらも低温で調理したらしいです。スロー・キュイッソンと言えば『パリ・オランジュ』が思い出されたりはしますが…。この料理に合わせては、クッキー生地のサブレ、水分を抜いたヨーグルト。白ワインビネガー、ノイリーの煮詰め。白胡椒が一粒添えてあるんですけど、これが1/4にカットされてるそうです。これがこだわりらしいんですけど、1/2とか1/3とかでも味わってみないと、1/4である必然性には納得がいかなかったりはします。
この料理をスープと言っていいのかどうかはわかりませんが、トリュフのアイスにカボチャのアイスを合わせ、香りを逃がさないようにノワゼットの泡で蓋をしたものが出されました。メンソール的には、ちょっと中途半端な温度になっているような気がしないではなかったです。
メインは鴨料理。皮目はしっかり焼いて脂を抜いた後、内部は赤外線で火を入れているようです。合わせてあるのは、イチジクのコンフィと煮詰めた赤ワインビネガー。蕪とタンポポですが、タンポポは苦みをポイントにしてるらしいです。
富士リンゴのソルベとショウガのジュレ。ソルベって、本来はもう少し前半で出す料理のような気もするんですけど、デザートのスタートとして、口直し的に持ってきたんでしょうかね。次がクロワッサンのアイス、でカカオバターのムース。
チーズもいろいろあって、プティ・フィールまでしっかり楽しめました。スタートから終了まで、4時間に及ぶ食事だったんですけど、正直なところ疲れました。全体を通して、ウキウキ、ワクワク、ドキドキじゃないですね。もちろん、料理は斬新ですし、器もカトラリも凝ってますし、サービスも良いんですけど、15,000万円強の金子を払う価値はあるかと言えば十分にあるんですけど、リピートするかと言われたらしないですね。一回で、お腹いっぱいです。
ドレスコードがあり、男性はジャケット必須です。ネクタイは必須ではないですが…。
(店 名) HAJIME RESTAURANT GASTRONOMIQUE OSAKA JAPON
ハジメ・レストラン・ガストロノミーク・オオサカ・ジャポン
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市西区江戸堀1-9-11 アイプラス江戸堀 一階
(電 話) 06-6447-6688
(営業時間) 18:00-20:30(火)、12:00-13:30、18:00-20:30(木~日)
(定 休 日) 月曜日
(料 理) お任せコース(15,750円)のみ。
(ウ ェ ブ) http://www.hajime-artistes.com/