ロストロポービッチが亡くなられた。
以前、この片田舎に小澤征爾先生とともに訪れ、子供たちに音楽の素晴らしさを無償で教えてくださった。
ぼくはこの二人の巨匠の競演したショスタコビッチのCDを持って彼らの演奏を聴いた。
ぼくの目の前のほんの数メートル先で彼らが演奏をしていた。
通常の演奏会では考えられない状況だ。
そのCDを差し出せばサインしていただけた距離と状況だったけれど、あまりの感激にぼくはそれ以上を望む気持ちになれなかった。
その時に一番印象に残った曲はハイドンのチェロ協奏曲ハ長調。
記憶が定かではないが、これはハイドンが亡くなって何十年後かにプラハの図書館の屋根裏から見つかったというもので、ハイドンのイ長調と合わせて、ふたつしか残していないチェロ協奏曲だ。
ロストロポービッチの弾くカデンツァはどのCDにもない独創的なもので、力強くて優しいものだったことを記憶している。
カザルスがそうであるように、彼の素晴らしい音楽はこれからもずっと生き続けるでしょう。
ご冥福をお祈り申し上げます。
S5Pro
以前、この片田舎に小澤征爾先生とともに訪れ、子供たちに音楽の素晴らしさを無償で教えてくださった。
ぼくはこの二人の巨匠の競演したショスタコビッチのCDを持って彼らの演奏を聴いた。
ぼくの目の前のほんの数メートル先で彼らが演奏をしていた。
通常の演奏会では考えられない状況だ。
そのCDを差し出せばサインしていただけた距離と状況だったけれど、あまりの感激にぼくはそれ以上を望む気持ちになれなかった。
その時に一番印象に残った曲はハイドンのチェロ協奏曲ハ長調。
記憶が定かではないが、これはハイドンが亡くなって何十年後かにプラハの図書館の屋根裏から見つかったというもので、ハイドンのイ長調と合わせて、ふたつしか残していないチェロ協奏曲だ。
ロストロポービッチの弾くカデンツァはどのCDにもない独創的なもので、力強くて優しいものだったことを記憶している。
カザルスがそうであるように、彼の素晴らしい音楽はこれからもずっと生き続けるでしょう。
ご冥福をお祈り申し上げます。
S5Pro