あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

大鹿村騒動記

2011年09月03日 21時58分17秒 | HEXANON35mmF2 1st
今日は終日中央道の上りが通行止めで、近くのIC近辺でも事故があり高速道路が一日使えなかった。
こんな時は映画を見ようと思い、原田芳雄さんの遺作となった「大鹿村騒動記」を観た。

今日の写真の遠景に見える山の向こうの少し北側にあるのが、その舞台となった大鹿村。
リニア新幹線の事でもめたり地デジであったりと、今の南信州の話題がタイムリーに入っていて、地元民には楽しめる映画だった。
原田さんが体力との勝負で撮影を急いだ作品であったそうだが、そんな弱ったところは微塵もみせず、ちょっと悪っぽくて優しい原田さんがそこにいた。



Leica M6TTL + HEXANON 35mm F2
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夏の散歩道 その2

2011年09月03日 05時11分10秒 | HEXANON35mmF2 1st
昨日の日記の場所の手前。

今日は東京にいるはずが、台風の影響で中央自動車道が通行止めとなりました。
昨夜も出られず、今朝も4時前から解除を待っていますが無理のようです。


昨日の日記が長くなったので、ふたつに分けた後半です。

--夏の散歩道 その1の続き--

冬の散歩道ってサイモン&ガーファンクルの楽曲にあったなあと、入力しながら思い出した。
あのイントロのギターを高校生の頃コピーしたなあ。

隣のクラスの男子がS&Gが好きで、貸してくれたレコードの中にその曲はあった。

その4年後に知合いの女子がその男子を婿養子にもらうことになった。
結婚式の二日前にこの女子に呼び出されて独身最後の人になってほしいと願われたけれど、僕は律儀にお断りしてそれっきりお会いしていない。夫婦仲良くしているだろうか。
その当時も今も大きく御商売されている老舗のお嬢様だから、多分経済的には安定しているだろうとは思うけれど・・・

その男子が得意だったのが「四月になれば彼女は」という曲。
Gコードのスリーフィンガーで始まるこの曲はポールサイモンらしいメジャーなのにマイナーな雰囲気の曲。詞が韻を踏んでいる・・
高校生のナイーブな少年にはちょいと考えさせられるものがあった。

その後ポールサイモンはソロで「恋人と別れる50の方法」という曲を書いた。
(リンクはちょっと変化球でソフィーミルマン。御時間があれば是非オリジナルも聴いてみてください)
その歌詞はS&Gの頃より大人だ。僕は英語が苦手なので深い意味はわからないけれど、ポールサイモンの女友達の言葉がヒントになった曲なのだろう。
言葉の奥が伝わって切なくなる。
どちらもポールサイモン独特のセンスを感じる。どちらもいまだに好きな曲だ。


細い道を抜けると以前女子高生を撮影した会社近くの神社の石段。



Leica M6TTL + HEXANON 35mm F2

この2曲のことを書いていたら「踊り子」と「雪国」が浮かんだ。
同じ川端作品なれど、手も触れず別れる踊り子と、人差し指に残る湿った女性の感触から始まる雪国と似て、同じ作家から全く異なるアプローチでありながら、同じ作家であることを強く感じさせるナイーブな感性がそこにある。

コメント (14)
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