きのうの昼食はハヤシライスだった
ハヤシライスには
懐かしい思い出がある
その昔の職場でのこと
女子事務員が5人交替の当番があって
当番の日は少し早めの出社
一番の仕事は
社長始めみんなの賄い食の用意
献立は自由
当番が食べたいものを作てばいい
楽しみはお買い物
買い物篭を提げて近くの市場へ
その頃はまだまだ八百屋さんが全盛で
スーパー等の大型店が
チラチラ出始めの頃
市場という小売店舗の集合体があった
卸売り業者の入る
築地とか豊洲とかそういうのでなくて
地域に密着した専門小売り店の小さな集まり
その市場に週一程度行くのが楽しみ
市場には食品卸問屋である職場の
お得意さんも多い
「毎度!今日は当番かい」
などと声をかけてくれる
食材の買い物の他に
小さな衣料品店もある
靴やさんだって
いえいえ当時は下駄やさんと言ったっけ
そんなお店もちらっと見て回る
「油売ってるなよ!」と言われながら
今日の献立は
フフフ
ハヤシライスにサラダ
いつもより少し上等のお肉で
これは社長の奥さまのメニューの
みようみまね
母とふたり暮らしの私に
社長夫妻は良くしてくださった
母は職場の近くの市民病院によく入院した
完全看護でない時代
私は病院から職場に通った
時々奥さんは夕食とお風呂に呼んでくださった
その時にいただいたハヤシライス
美味しかった
で職場の私の
ランチメニューに追加
当時は花嫁修行という習い事があった
お茶にお花にお料理
その料理教室に通う先輩の献立も
みまねのランチメニュー
ある日
病院から職場に「お母さんの容態が…」
病院に駆けつけて
母の容態が安定して眠りかけた頃
心配して病院に来てくださった社長
容態の安定を知らせると
病室を覗いてそっと帰って行かれた
その気持ちが嬉しかった
その後も
お昼に
母に届けるように
社長自らうどんを作ってくださったり
商品の缶詰を持たせてくださったり
心を掛けてくださった
ハヤシライスは
今も
私を幸せにしてくれる
ハヤシライスには
懐かしい思い出がある
その昔の職場でのこと
女子事務員が5人交替の当番があって
当番の日は少し早めの出社
一番の仕事は
社長始めみんなの賄い食の用意
献立は自由
当番が食べたいものを作てばいい
楽しみはお買い物
買い物篭を提げて近くの市場へ
その頃はまだまだ八百屋さんが全盛で
スーパー等の大型店が
チラチラ出始めの頃
市場という小売店舗の集合体があった
卸売り業者の入る
築地とか豊洲とかそういうのでなくて
地域に密着した専門小売り店の小さな集まり
その市場に週一程度行くのが楽しみ
市場には食品卸問屋である職場の
お得意さんも多い
「毎度!今日は当番かい」
などと声をかけてくれる
食材の買い物の他に
小さな衣料品店もある
靴やさんだって
いえいえ当時は下駄やさんと言ったっけ
そんなお店もちらっと見て回る
「油売ってるなよ!」と言われながら
今日の献立は
フフフ
ハヤシライスにサラダ
いつもより少し上等のお肉で
これは社長の奥さまのメニューの
みようみまね
母とふたり暮らしの私に
社長夫妻は良くしてくださった
母は職場の近くの市民病院によく入院した
完全看護でない時代
私は病院から職場に通った
時々奥さんは夕食とお風呂に呼んでくださった
その時にいただいたハヤシライス
美味しかった
で職場の私の
ランチメニューに追加
当時は花嫁修行という習い事があった
お茶にお花にお料理
その料理教室に通う先輩の献立も
みまねのランチメニュー
ある日
病院から職場に「お母さんの容態が…」
病院に駆けつけて
母の容態が安定して眠りかけた頃
心配して病院に来てくださった社長
容態の安定を知らせると
病室を覗いてそっと帰って行かれた
その気持ちが嬉しかった
その後も
お昼に
母に届けるように
社長自らうどんを作ってくださったり
商品の缶詰を持たせてくださったり
心を掛けてくださった
ハヤシライスは
今も
私を幸せにしてくれる