欲しいものがある
素直な心と欲のない心
要らないものがある
言い訳心に妬み心
やっきになって
自分を守ろうとする嫌な心
いつもいっつも
自分のことしか考えられない
こんな嫌な心を削ぎ落とすには
どうすれば良いのだろうか
満たされない心が不満を呼び
心を乱す
身体の不調が
心の不満を呼ぶのか
夫のように
辛さを口に出さず
愚直や不満を口にしないで
へつらいもしないで
ひとりでは何も出来ない身体で
家族を見守っていた
あの頃は
小さな幸せをたくさん感じてた
小さな労りがたくさんあった
病身の母を送り子育ても終え
娘たちに夫の闘病を支えてもらい
夫が去って10年
10年の間に6人の孫が生まれて
大忙しだったけれど
それからも解放された今
17のあの夏のあの日に背負った
肩の荷が全部無くなって
降りかかる自分自身の
汚れた心と朽ちた身体の
大きな荷の始末に戸惑う
あの頃のように小さな幸せを感じ
きれいなものを素直に
きれいと感じられる感性を
取り戻したい