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風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

老後

2017-04-03 20:40:55 | 日記
自由
自由を手に入れたはずだった

そう
そのはずだった



さっき電話が鳴った
出てみるとお向かいの奥さん

腰が痛くて動けなくて
回覧板を取りに来てくれませんかって

行きます行きますと
電話を置いてお向かいへ走った

玄関まで這って出て来てくださった
お向かいの奥さん

何かお手伝いをすることがあれば
と言うと

毎日妹さんが様子を見に
来てくれているからとおっしゃった

私の住むこの付近
4・50年前に開拓された住宅地

最近は子供達も所帯を持ち
家を離れるものが多くなり

残るは団塊の世代の夫婦や
その片割れ者

この付近だけでなく高度成長期に
多く開拓された団地の老年化

それに核家族化が生んだ現象
親は親子供は子供の別所帯の弊害

どんどんどんどん増えるであろう
孤独死等々

この孤独死
きっと老年ばかりでない

結婚しない一人住まいの若者も増えて
若年の孤独死だって増えるだろう

ここはまだ古い町内だから
隣保班の回覧板回しがあるけれど

それこそ隣は何する人ぞ?
町内会に属さない人が増えるだろう



自由を手に入れたことで
とんでもない不自由を手に入れた

義務を負うだけの子育て
権利を得ない不自由

そういうものの
我々こそ親から権利だけをもらって

親への義務を放棄していたのだろうか
順繰り順繰りきっと順繰り

だとしたら
不平なんて言えない

かくなる上は
隣保班手を取り合っての助け合い

そうすれば生きる権利
生きる自由を手に入れられる・・・かも






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