「けど、何で田圃にダイブすることになったんだろう」。
随分考えた。どうしても分からなかった。
何しろ突然道が消えたのだ。
「???」
と思っている間に、半回転してバイクの下敷きになっていたのだ。
GBの修理が終わってから、その時に世話になった人達の所に礼を言いに行った。勿論、現場を見て原因を確かめることにしていた。
原因が分かった。
「なるほど。そういうことだったのか!そういうこともあるんだ。やっぱり調子に乗っちゃいけない」
、と肝に銘じた。
緩い左カーブの道を調子よく走っていた。見通しが良い。
辺り一面は田圃で、先は丁字路になっているらしい。この道は左カーブのまま、左右に延びる道に合流している。
「これなら、この速度で道なりに合流・・・」
と思った時に合流地点に入る。バイクを左に倒し込む。
そして、次の瞬間、道がなくなっていた。
「??!」
としか書きようがない。そのくらい唐突だった。
十分に倒し込んでいた。それで曲がれる角度の道だった。
なのに、何でコースアウトなんだ!?
実は合流した道は、走ってきた道の半分の幅しかなかったのだ。
走っていた道の幅は分かっていたけど、合流する道は横から見ているだけだから、道幅は分からなかった。まさか半分しかない幅の道に合流するなんて。
でも、合流先の道は同じ幅かそれ以上の幅広の道に決まっている、というのはこっちの勝手な思い込みでしかない。
だから、猛省するしかなかった。
さて、肝腎な問題。
バイクがない。明日からの通勤ができない。これは大問題。
仕事には行きたくなくても行かなきゃならない。
さあどうする。
「困ったなあ。何か代車になるものはありませんか。原付は具合が悪いんだけど」
自爆したのに、他人事みたいな顔で言うと、
「乗り心地がだいぶ違うけど、直るまでの間、これに乗っていて下さい。パワーはないけど、安心して乗れますよ」
、と何だか妙にゴツイバイクを出された。
GBを持って来た時に置いてあったバイクだ。
異様に太いリアタイヤ。それに比べてか細く見えるフレームとタンク。
TW200だった。ずっと後に木村拓哉がテレビドラマで乗って、急に人気が出たバイク。
空気が抜けていても走れる、場合によってはわざわざ空気を抜いて走るというバイク。
石ころだらけの悪路でも泥濘の道でも余裕で走ることのできる「ラフロード命」、みたいな変な奴。乗っていたら、ついそんな道を探しに行ってしまいそうになる(だろう)バイク。
以前からバイク雑誌で見ていて、面白そうだから一度は乗ってみたいと思っていたバイクだ。
断る理由を探すのが難しいくらい。渡りに船。
そうして「TW200のある生活」が始まった。
随分考えた。どうしても分からなかった。
何しろ突然道が消えたのだ。
「???」
と思っている間に、半回転してバイクの下敷きになっていたのだ。
GBの修理が終わってから、その時に世話になった人達の所に礼を言いに行った。勿論、現場を見て原因を確かめることにしていた。
原因が分かった。
「なるほど。そういうことだったのか!そういうこともあるんだ。やっぱり調子に乗っちゃいけない」
、と肝に銘じた。
緩い左カーブの道を調子よく走っていた。見通しが良い。
辺り一面は田圃で、先は丁字路になっているらしい。この道は左カーブのまま、左右に延びる道に合流している。
「これなら、この速度で道なりに合流・・・」
と思った時に合流地点に入る。バイクを左に倒し込む。
そして、次の瞬間、道がなくなっていた。
「??!」
としか書きようがない。そのくらい唐突だった。
十分に倒し込んでいた。それで曲がれる角度の道だった。
なのに、何でコースアウトなんだ!?
実は合流した道は、走ってきた道の半分の幅しかなかったのだ。
走っていた道の幅は分かっていたけど、合流する道は横から見ているだけだから、道幅は分からなかった。まさか半分しかない幅の道に合流するなんて。
でも、合流先の道は同じ幅かそれ以上の幅広の道に決まっている、というのはこっちの勝手な思い込みでしかない。
だから、猛省するしかなかった。
さて、肝腎な問題。
バイクがない。明日からの通勤ができない。これは大問題。
仕事には行きたくなくても行かなきゃならない。
さあどうする。
「困ったなあ。何か代車になるものはありませんか。原付は具合が悪いんだけど」
自爆したのに、他人事みたいな顔で言うと、
「乗り心地がだいぶ違うけど、直るまでの間、これに乗っていて下さい。パワーはないけど、安心して乗れますよ」
、と何だか妙にゴツイバイクを出された。
GBを持って来た時に置いてあったバイクだ。
異様に太いリアタイヤ。それに比べてか細く見えるフレームとタンク。
TW200だった。ずっと後に木村拓哉がテレビドラマで乗って、急に人気が出たバイク。
空気が抜けていても走れる、場合によってはわざわざ空気を抜いて走るというバイク。
石ころだらけの悪路でも泥濘の道でも余裕で走ることのできる「ラフロード命」、みたいな変な奴。乗っていたら、ついそんな道を探しに行ってしまいそうになる(だろう)バイク。
以前からバイク雑誌で見ていて、面白そうだから一度は乗ってみたいと思っていたバイクだ。
断る理由を探すのが難しいくらい。渡りに船。
そうして「TW200のある生活」が始まった。
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