CubとSRと

ただの日記

焼き鯖

2024年10月22日 | バイク 車 ツーリング
 10月13日(日)

 5時25分から5時55分まで散歩。昨日ほどではないが今朝も体調は良い方だろう。30分かかってない。

 9時過ぎ、多可町に向かって出発。今日は日曜日だからうまくいけば焼き鯖を売っているかもしれない。
 鶏の唐揚げは・・・やめとくか。酒を飲むのは明日だから。お握りも半ば酒の肴だから、今日はやめておこう。

 ということで、まず三木の道の駅でトイレ休憩。
 歳を取るにつれ、ますますトイレが心配になる。道の駅ができなければ、本当に引き籠るしかない。
 良い時代になった、と思う。何しろ郊外には道の駅、街中にはコンビニ、だ。
 確かに、車やバイクならばGSでトイレを借りることができないわけではなかったろうが、そうしょっちゅう給油もできない。

 西脇の道の駅にも寄ったが、こちらも串焼きの店は出店してなかったので通り過ぎ、次の道の駅でまたトイレ休憩。すぐ出発。

 焼き鯖があった。先日買って帰った 時は串を抜くのに苦労したので抜き方を聞くことにしていた。
 抜くのでは無く、逆に貫き通してしまうのだという。布巾みたいなもので端を抑え、更に押し込む。
 成程。骨があることが身を崩さない役に立っているのか。
 納得したものの、抜きますか、と問われ、勿論お願いしたから、この知識は実行することはないかも。

 妙な話ではある。串を打った焼き鯖は確か福井の名物だ。
 昔、朝のテレビ小説「ちりとてちん」で初めて見て、「美味そうだけどちょっと手に入らないなア、残念!」といつも思っていた。
 そいつがまさかの兵庫県のど真ん中の山間部で売られている。
 そして入っていたのは「神戸」と書かれた発泡スチロール、昔ならば「トロ箱」と言われていたもの。
 本来、福井から鯖街道を通って京都に運ばれていたものが、今はいきなり神戸に運ばれ、それがUターンをするように北上する。(瀬戸内では良い鯖が取れないだろうから、日本海産と考えて間違いないだろう。)

 田舎では「煮る」か「刺身」か、だった。「〆鯖」は大人の味。鮨飯ではなくおからの上に〆鯖が載っていた。子供が喜んで食べるものではなかった。

 最近は冷蔵技術が発達したので、足の早い鯖でも街中で刺身が食べられそうなものだが、例のアニサキスというやつのために生協では鯖に関しては刺身は置かないと言っていた。
 子供のころ、二番の好物は鯖の刺身。(と言うことは、好物を口にできなくなって早や六十年近くなる、ということか。)
 一番はやっぱり牛肉。ただこれは「高嶺の花」。高額で口にすることがなかったので「幻の」一番。

 竹輪二本と、串を抜いてもらった焼き鯖一本を手にして、すぐ帰途に就く。
 滞在時間はおそらく十分足らず。
 何をしに何時間も掛けてそんな遠方まで?
 勿論、焼き鯖一本買うために。
 勿論、近所で売っていたら当たり前に買う。
 でも、売ってないから。
 そして、ネット販売していてもやはり買わない。

 それなりの「楽しい」手間と暇を掛けなきゃ、美味くない。
 
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