11月10日(日)
一昨日は朝一番エンジンを掛けたらいきなり回転数が上がる。
スロットルワイヤーが引っ掛かっているのか?
慌ててスロットルを数回開閉(回)してみるが、狂ったような回転は収まらない。
チョークを引いてエンジンを掛けるのは年中同じくやっていることなのに、何で今朝だけこうなる???
試しに(と言うのも変な話だが)チョークをいつも通りに半分戻すと普通のアイドリング状態(勿論、チョークを半分引いているから、回転数はやや高い)に落ち着いた。
スロットルを回すと当たり前の反応をする。
念のためにスロットルワイヤーに556を注してみる。既にアイドリングは安定しているのだから、注した結果(効果)は特に変化なし。
で、昨日も今日もそれはない。今朝、フロントブレーキとクラッチのケーブルにも556を。
だからなのかどうか分からないが、衝原から帰る際も、数名の年金ライダー注視の下、エンジンはいつも通り一度で掛かった。
驚いたことに全員デコンプレバー(正確にはセミオートデコンプレバー)の存在を知らなかった。
確かに昔のバイクはキックアームだけでセルフモーターもついてないのが当たり前で、だから排気量の大きいバイクは掛からなかった時の反動が尋常でなく、下手すると骨折したり弾き飛ばされたりする、と言うのはさほど大袈裟な話ではなかった。
4気筒の場合は一回のキックで4気筒全部が動く。単純に考えれば1気筒分の脚力があればよい。400㏄のバイクなら100cc分の脚力、と言うことになる。で、2気筒なら200㏄分の脚力。
400ccの単気筒となると一回のキックに全排気量が掛かる。4気筒に比べれば4倍の脚力が・・・ということになる。
で、圧力を抜く(デ、コンプ)ことをしようと考えた。そうして軽くなったキックアームを踏めば、後はエンジンが勝手に動いてくれる。
これをオートマチックにすれば勝手に圧力を抜いて勝手に掛かって、あとは問題なし、となるわけだが、そうするとそれだけ色んな部品を開発したり、でバイクが重くなる。
SRはそこまでやらずとも「一回だけ手動で圧力を抜いたら後は勝手に~」と考えて「セミ、オート」とした。
それだけでも昔のバイクに比べたら格段にエンジンが掛けやすくなる。
つまり、昔のバイク乗りは「セミ」であろうがなかろうがデコンプレバーの世話にはならなかった。
ということは、デコンプレバーを引かないでエンジンを掛けるというのは、今の時代はちょっとぐらい自慢してもいいことなのかもしれない。
でも、デコンプレバーの存在を知らないということになると、誰も感心してはくれないということでもある。
で、自分から「ちょっと自慢だけど~」と前置きして言ってみた。
「稚気愛すべし」、だ。
自分で言ってりゃ世話はない、か。
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