2月6日(木)
寒い。異常に寒い。
午前4時半。台所に下りてホットレモンを作ろうとした。
昨日も寒かったが、今朝は階段を降り、廊下を歩くと空気に悪意があるかのようにとげとげしい。
一歩進むたびに皮膚に突き刺さって来るかのようだ。
少しはマシな筈の台所の寒暖計を見ると、ちょうど0℃。
6時5分から6時40分まで散歩。珍しいことに二日続けて6時5分発。
玄関を出た瞬間、空気が昨日とは全く違うのが分かる。
出て帰ってくるまで、手袋をしてヤッケのポケットに突っ込んでいる両手の親指と人差し指がずっと痛かった。
初めて帽子の耳蓋いを下ろしてみたが、思ったほど暖かくは感じない。
しかし使わなければ。でないと今日は耳がしもやけになっていたかもしれない。
帰って朝食の準備をしている時は4℃。片付けを終えたら2℃の台所。
冷え込みはきついが、今日は昨日ほどの風は、ない。日が上ればすぐに空気のとげとげしさは薄れ始める。
これならば、と「お金の引き出し・払い込み・買い物と広範囲にわたって動けるかもしれない」、と買い物に出る計画を立てる。
「隣市のドラッグストアに行って、納豆を買って、いや?ちょっと待てよ。だったら行き掛けにお金を引き出して、隣市の郵便局で振り込んで、その後、ドラッグストア、生協で買い物をしてひよどり台まで行って・・・」。
計画通り実行。蜂蜜を買ったらあと半分。
生協で蜂蜜を買って外に出ようとしたら、生協のビルに入る前からちらつき始めた雪は、小雪ながら明らかに舞っている。遠くの景色はすっかり灰色になって、この雪が気紛れでないことを示唆しているかのようだ。
雪は西から降って来る。ひよどり台は西にある。
これはもう駄目かも、と、遂に以降の予定を断念、帰宅することにした。
屋根を閉めて走るのは、この冬に入って初めてのこと。
ガレージに入れるのが一番心配だったが、意外に苦労せず駐車出来て一安心。
明日の午後は数年ぶりに数時間の降雪があるという。積雪の心配もあるらしい。この辺りは積雪よりも後の凍結の方がこわい。日が当たらなければ何日も道を歩けなくなる。坂道がほとんどだから、当然車は走れなくなる。
「冬用のタイヤを装着してない車は出ないように。装着していてもチェーンの用意を」とニュースが不安を煽り立てる。この辺りでは当然すぎることだけれど、市街地の平坦なところに暮らしていれば「何を大袈裟な」と感じるのだろうか。
それにしても寒い。今朝の北区は-4,5℃。日中も2℃少々。
完全装備でコペンに乗っていて、「ちょっと寒いか」と思ったのは今日が初めて。