三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

遅延損害金135万円請求

2018年02月23日 | 三木市政

昨日の、補助金の返還請求に続き、遅延損害金の請求が発生していますので、

お知らせ致します。


前市長が産婦人科医誘致推進し、公募に応募した医師に対して5000万円の助成を行いました。

(当時は土地も無償貸与する予定でした。)

しかしながら、医師側の都合で事業を取り消されたために、

助成金の返済を求めましたが1400万円返済されたものの3600万円が分割返済になりました。

(双方合意の元、公正証書を作成し延滞の場合は遅延損害金が発生する内容も明記されていました。)

しかし、ある時期から延滞が発生していましたが、

市役所からの発表はなく私からの指摘で明らかにしました。


遅延損害金の請求を議会で再三に渡り、三木市に求め続けましたが、

三木市が最終的に請求はしないと判断しました。


その後、市長が変わり委員会で再度指摘し、

この度の1,346,912円の請求の件について、常任委員会で説明がありました。


質疑応答の中で、遅延損害金を請求しないと判断した事務手続き上の書類などは存在せず、

こちらが常任委員会で指摘するまで請求の是非でさえ検討していなかったことが分かりました。


過去の遅延損害金請求の不執行についての経緯は

今後、医師への請求で明らかになるのではないかと考えています。


また、時効期限は10年で現時点では成立していません。

 

最後に、この度の件については、議会や委員会で何度も指摘し、

多くの情報公開請求をしているのにも関わらず、

既に終わってしまった事として念頭になかった事については、

①プロフェッショナル職員の減少からくる弊害、

②職員数の減少による多忙からくる弊害、

③臭いものに蓋をしたまま単純に忘れていた(もしこれだと、一番質が悪い)

等のどれかが問題なのではないかと考えられます。


幾度となく提言していますが、プロフェッショナル職員の人材育成が急がれます。

 

 

下記は、27年5月20日民生常任委員会の議事録抜粋です。

 

◆大西委員 ちょっとだけ教えてほしいんですけど、
産婦人科の助成金返還ありましたよね。あれ今幾らまで返ってきてて、
ほんで幾ら残ってて、返済、あのときは1回30万円の返済っていう話があったと思うんですけど。
あと、最終支払いが何月に完結するのかというのがわかったら教えてください。
 
◎西本健康福祉部長 今現在、この5月末で最終の返還が終わる予定でございます。
5月末期限ですので、うちが市として認知するのは6月上旬になろうかと思いますが、
今はそういう状況です。
 
◆大西委員 委員長。 
○初田委員長 どうぞ。
 
◆大西委員 そしたら、6月上旬に……。毎回返ってきてました。
以前僕が本会議でお話しさせていただいてから多分返ってきてるときと
返ってないときがずっとあったと思うんですけど、順調に返ってきてましたか。
 
◎西本健康福祉部長 私、記録を見る限り、ここ1年は順調です。 
◆大西委員 順調ですか、わかりました。
  委員長。 
○初田委員長 どうぞ。
 
◆大西委員 あと、6月上旬にそれが最終的に返済されて、
利子とかはどないしてんですか。遅延とありましたよね。
 
◎西本健康福祉部長 利息というものはなかったと思うんです。
遅延損害金という言葉が公正証書を見させていただくとあります。
ただ、今大西委員がおっしゃったように、60万円から30万円に額を変更してます。
そやから、公正証書のとおりであれば、60万円やったものをその後おくれ気味といいますか、
ちょっと苦しい、しんどいというような話の中で、
市と御本人とお話しする中で30万円という話が出てきて。
30万円にすれば当然回数がふえるわけですから、最終のリミットはおくれますけれども。
ただ、そのときに話した時点で、
公正証書の内容というのはそこで一旦効力が切れるという話になりますので、
利益に関する損害金も私は発生しないというふうに理解しております。
 
◆大西委員 委員長。 
○初田委員長 どうぞ。
 
◆大西委員 それは、そしたら三木市の見解という理解でええのかということと、
逆にその遅延金が発生するっていうことで公正証書を巻かれてましたから、
そこでもう遅延金が。途中で内容が変わってしまったから
遅延金はもういいんだっていう話になると、一方の市民に対しては
僕は損失を与えているんじゃないかなと思うんですけれども、その辺の見解はどないなんですか。
 
◎北井副市長 基本的に大西委員、今部長が言いましたように、
失効するとかというんじゃなくて、
公正証書というのはあくまでも市と相手側との約束事であって、
私とこがそれを使うかどうかというのは市のほうに判断を委ねられてると。
最終の切り札ですよね。  それで、答弁でもお答えしましたように、現金というかお貸ししたお金を
何とか返していただくというのを最優先に考えた中で、
我々としては弁護士さんとも相談しながら60万円を30万円にした。
おくれている中で事情も聴取しながら60万円を30万円にしたと。
それを、おくれてる中を、あれは120日を超えればという話になってます。
ただ、それも60万円と同じ考え方であって、
その120日を超えても市のほうがそれを回収するのを最優先として待った場合は、
それはその日を延ばして待ったということになりますので、
基本的に遅延金は発生しません。そういう考え方から遅延金は発生しないというふうに
市としては考えています。これは弁護士さんにも相談した上の判断でございます。
 
◆大西委員 委員長。 
○初田委員長 どうぞ。 
◆大西委員 60万円からずうっと、
多分あれ120日を超えてたときがあったんじゃないかのなと思うねんけどね、
60万円のときは。
なので、60万円を超えたときは僕はもう遅延金が発生してると思ってるんですよ。
ほんで、お互いの協議の中で30万円にするからじゃあ待とうよ、
待とうかという話になった部分については、百歩譲ってええとしましょう。
でも、60万円でずっときてたとき、ほんで120日を超えたときがあったとしたら、
その時点でその間だけでも僕は損害遅延金は取られるのがええのかなあと思ってて、
これは僕の見解、思いですよ。  ほんで、市と先生との話ですけど、その背景には市民の皆さんの税金がありますやんか。
それを僕ら役所の税金納めるときにちょっとおくれると遅延金取られますやんか。
でも3,600万円をずうっと続けて返してきてて、
そのときにおくれたら損害遅延金払うよっていう公正証書まで巻いてるのにもかかわらず
遅延金取れへんねんという話になると、市民の皆さんそれで納得しますかねって思うんですよ。
だから、その辺の説明責任というのは、
6月に返ってくるんでしたら6月に
ちゃんと市民の皆さんに報告と説明責任は僕は果たしていただきたいなと思います。
 
◎西本健康福祉部長 その公正証書にある120日を超えたかというと超えておりません。
 
議事録中120日を超えればと発言が北井副市長や西本部長からあり、
私もその数字に誤魔化されてしまいましたが、
公正証書には120万円を超えたらと記載されており、
副市長や部長が意図的に話をすり替えたのかも知れません。
当時、私も議員として多くの問題に取り組んでおり、
すり替えを事を見抜けなかった事について反省をしています。

 

 


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