宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米地区農村生活研究グループ グループ員研修会開催

2011年07月07日 10時46分02秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

  未曾有の災害となった東日本大震災では,食料を生産する農業・農家の底力や生活改善グループ等の絆の強さを痛感させられました。
 登米地区農村生活研究グループ連絡協議会(会長:高橋敬)では,平成23年度の総会が東日本大震災のため5月末日に延期し,開催されました。平成23年度の事業計画は震災後の復興に向け,これまで培ってきた生活改善の基本に立ち返り,農家ならではの暮らしの知恵や技術の見直しを行うことになりました。
 その第1回目の事業となったグループ員研修会が平成23年6月23日,登米市南方町「南方保健センター」を会場に開催されました。
  研修会では,栗原市若柳町でお食事処「四季味」の代表を務める鈴木春江氏を講師に,お米の伝統料理「花ずし」づくりの指導を受けました。
 湯炊きという方法でご飯を炊き,普通の寿司飯より沢山の酢と砂糖をじっくり吸わせて寿司飯を作る事がポイントで,日持ちがすることから,家族の行事やもてなしに前日に作っておくと最高の味わいになるとのことでした。
  花ずしは,「つばき」,「四海」,「くりっこ」,「ばら」の4種類に全員が挑戦し,みんな見事に仕上げることが出来ました。どれも豪華な巻き寿司で,切ると見事な花が咲き,周りがぱっと明るくなりました。
 「何度も作ってみて自分の自慢の逸品にし,被災地支援にも役立てたい」,「家族の記念日に是非作りたい」などの感想が聞かれました。
  普及センターでは,生活研究グループの活動を今後も支援していきます。

   宮城県登米農業改良普及センター
   〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
   電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522 
   E-mail: tmnokai@pref.miyagi.jp


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地域農業の中心として期待!集落営農組織からの法人化

2011年07月07日 10時39分14秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成23年6月10日に「農事組合法人かがの営農組合」の設立総会が開催され,法人の定款と事業計画が協議・承認され,3名の理事が選任されました。東日本大震災の影響もあり,予定より2ヵ月ほど遅れましたが,前身の集落営農組織である「かがの営農組合」から,8戸9名の参加による設立となりました。
 「かがの営農組合」は,登米市中田町加賀野地区の集落営農組織として平成18年に設立された組合で,水稲及び麦類の生産の他に,そらまめやきゅうり,ねぎなどの露地野菜を加えた経営を行ってきています。
 法人の設立にあたっては,地域農業を継承する強固な基盤を作ることを目的に,みやぎ登米農業協同組合や登米市,普及センターなど関係機関と連携しながら,担い手育成総合支援協議会からの司法書士等専門家派遣によるコンサルティングや法人の定款の内容検討や構成員の意識向上等のための定例会活動などにより準備を進めてきました。
 設立総会では,代表理事に就任した熊谷勲組合長からは「法人設立にこぎ着けたのは支援いただいた関係機関のおかげ。また,野菜の生産は女性陣(構成員の奥様達)の働きが大きいのでこれからもよろしく。」との挨拶がありました。また,来賓からは,「法人はこれまでより社会的責任が大きくなる。意識を高く持って営農に取り組んで欲しい。経営も初年目より2~3年目が大変になるので,法人化後も気を引き締めてがんばって欲しい。」との祝辞がありました。
 普及センターでは,今後も関係機関と連携しながら,集落営農組織の法人化を支援していきます。

    宮城県登米農業改良普及センター
    〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
    電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522 
    E-mail: tmnokai@pref.miyagi.jp


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