平成23年7月6日登米事務所主催による「放射能にかかる登米市農林畜産物関係者・団体職員研修会」を開催しました。
この研修会は,福島第1原発による放射能が農林畜産物に対してどのような影響があるか,またこれからの営農をどうしたら良いかという問い合わせに対して,関係職員が正しい知識を身につけ,住民や農業者の不安,これからの技術指導等に役立てようという目的で開催しました。会場となった迫地方農業共済組合会期室には登米市以外からも関係者が出席し80名ほどが研修を受けました。
研修では,まず「放射能・放射性物質の基礎知識」と題して宮城県原子力センター技師の木村昭裕氏に講演をいただき,次に「農業場面における放射性物質について」と題して登米農業改良普及センター佐藤章所長から講演を受けました。
お二人の講演から,現時点では農林畜産物も人体に影響のないレベルであるとのことでした。
登米市でも飲料水,農畜産物,空間放射線,学校の校庭・プールなどの放射線を測定,ホームページで数値が公表されており現時点では安全であることが確認されています。
今回の研修内容を良く理解し住民・農業者のみなさんにも正しく伝えることによって誤解をなくし,風評被害なども解消できるように努めてまいります。