宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA古川ササニシキ研究会による現地検討会

2014年08月25日 17時41分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成26年8月21日(木)にJA古川ササニシキ研究会の現地検討会が開催され,関係機関及び生産者合わせて25名が参加しました。
 現地検討会では5ヶ展示ほを巡回し,担当者からの生育調査結果の報告後,生育量や葉色,病害の発生状況について意見交換しました。
近年,稲わらのすき込みなどの有機物施用が少なくなったことなどから,稲の体を造るケイ酸が不足してきている問題を解決するために,JA古川ササニシキ研究会では展示ほの中で,土壌改良資材にケイ酸質資材を用い,稲体の健全化による耐倒伏性強化や草形の改善による登熟向上などに取り組んでいます。
また,新たなカントリーエレベーターが9月に稼働し,今まで以上に均一で高品質なササニシキを消費者の元に届ける態勢が調ったと期待が高まっています。
 普及センターでは,今後も継続して,良質米の生産に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

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大豆の難防除雑草対策技術を学ぶ

2014年08月25日 16時52分22秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年8月5日(火)に栗原市若柳福岡地区で「くりはらMMN塾」大豆コース第4回を開催しました。炎天下の中,管内の生産者や農薬メーカー担当者など18名が参加しました。
 難防除雑草対策が大豆栽培の課題となってきたため,大豆生育期における雑草防除技術として,非選択性茎葉処理除草剤の畦間散布の実演を行いました。
実演ほ場は,近年問題となっている難防除雑草「アレチウリ」が繁茂するほ場であり,本年度は「播種前処理-土壌処理-生育期茎葉処理-生育期畦間処理」と徹底した体系防除の実証試験に取り組んでいます。除草作業が適期に行われてきたので,非常によく雑草が抑えられています。
 昨年は7月の天候不順の影響もあって「アレチウリ」に覆われてしまい,大豆の収穫作業が困難を極めましたが,今年はほ場の状態が良く,ほ場を管理する福岡営農組合では,手取り除草を頑張り,「アレチウリ」の種子を徹底的に減らして大幅な収量アップを目指そうと意気込んでいました。
 難防除雑草に悩まされている生産者は,自分達の体験を語り合ったり,農薬メーカー担当者と情報交換を行うなど,相互の交流が盛んに行われて大変有意義でした。

説明を聞く参加者

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144

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仙南地区直売グループ連絡協議会の研修会を開催しました

2014年08月25日 11時44分55秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 仙南地区直売グループ連絡協議会は管内の直売所のさきがけ、角田市「葉っぱ市」・川崎町「かあちゃん市」・白石市「青っぱ市」で構成されています。

 この協議会では年1回研修会を開催しており、平成26年度は8月4日(月)に行いました。例年、管外の直売所で開催していましたが、今年は”知っていそうで知らない”身近な直売所というテーマで、管内の3カ所、角田市の合同会社「あぐりっとかくだ」、村田町物産交流センター「道の駅村田」、蔵王町産直市場「みんな野」で研修しました。

 各直売所で代表者より説明をいただき、その後質疑・応答を行いました。大きな組織での出荷者のルールや手数料、お客様からのクレームとその処理法等、普段疑問に思っていることについて回答があり、今後に即座に生かせる内容で、とても有意義な研修会となりました。今回の研修会を通じて会員同士も情報交換ができました。

 メンバーの高齢化や減少もありますが、今後も研修会を通じて、切磋琢磨していこうと確認しあう会ともなりました。普及センターでは様々な場面で、今後も直売所の支援を行っていきます。


   
     しっかり研修

   
     加工機械もチェック

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431  FAX:0224-53-3138

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「迷子にならない」法人経営を考える農業経営実践展開講座を開催!

2014年08月25日 09時31分58秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 被災地域の農業復興のため,新たに設立された農業法人は設立後1年が経過し,それぞれの特徴と課題が浮かび上がってきつつあります。
そこで,平成26年8月8日に法人経営の継続的な発展を図るため,亘理農業改良普及センターの主催,公益財団法人みやぎ産業振興機構及び管内各市町担い手育成総合支援協議会の共催により「農業経営実践展開講座」を開催しました。
 講座には中小企業診断士でもある株式会社エスエムティ 代表取締役の小島壯司氏を講師に迎え,「目標設定と経営改善 ~迷子にならないための道標~」と題して,経営理念,経営方針,経営目標づくりから自己の経営の検証方法まで学習しました。
 講師の小島壯司氏からは,「迷ったら原点に帰ること,そのために組織の経営理念を作り,立ち位置をしっかりすること」と,法人経営にはやりがいがあって儲かることが重要であることが話されました。
 意見交換では出席者から,「役員同士の人間関係(年上など)でいいづらかったりする」「Plan,Do,Check,ActionのCがなかなかできない」といった意見が出され,小島壯司氏からは「役割分担をしっかり決める」「現場で忙しいでしょうが経営のための時間も是非つくって下さい」といったアドバイスがありました。
 出席者の中には構成員全員が出席する法人もあり,日ごろ考えていた課題の解決策を探ろうという意欲が感じられました。
 普及センターでは今後も,地域農業を担う経営体の状況にあわせた育成支援を続けていきます。


<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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