宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

栗原農村女性リーダー研修会で山元町の震災復興を体感

2014年08月07日 20時16分47秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成26年7月18日(金)に,「栗原女性ネットワーク『くりネッ娘』」構成員などを対象とした栗原農村女性リーダー研修会(くりネッ娘講座 移動研修会)を開催し,栗原市内の農村女性リーダーや若手女性農業者など40人が参加しました。
今回は,多角経営や起業,地域活動に取り組む際に参考となる先進事例を情報収集するため,山元町で東日本大震災から復興を目指し,いちご生産やジュース製造を再建した企業を訪問しました。
初めに,田所食品株式会社(代表取締役 田所林一氏)の復旧したジュース製造施設やぶどうのほ場,新たな栽培方法を取り入れたぶどうやりんご,栗などの試験ほ場などを視察しました。雇用の場を復活させ,人口を回復させたいなど,復興への強い志をうかがうことができました。
次に,山元いちご農園株式会社(代表取締役 岩佐隆氏)の復旧したいちご栽培施設や,新たに建設したレストラン・研修・直売施設「ベリー・ベリー・ラボ」などを視察しました。施設の復旧はもとより,いちごの6次産業化に取り組む姿を見ることができました。
また,いちご産地の復興には人材の育成が不可欠で,農業法人が若い従業員を雇用し地域の担い手育成に貢献する理念などご説明いただきました。
お二方の将来を見据えた熱い思いを参加者は感慨深く聞き入り,栗原地域で自らが果たすべき役割を再認識しました。

   

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 
FAX:0228-22-5795・6144

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「栗原市農業女性のつどい」で食育と健康づくり体操を学ぶ

2014年08月07日 20時11分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 栗原市生活研究グループ連絡協議会(会長:菅原さだ子)は,毎年7月に各地区持ち回りで「栗原市農業女性のつどい」を開催しており,今年度は金成地区の「けやき会館」で約80名の参加がありました。
初めに,宮城県栄養士会の管理栄養士 菅原友子氏から,主食・副菜・主菜の栄養バランスの良い食事の大切さや,大豆食の現状,効果・機能性について講演をいただきました。世界で和食が注目される中,その日本料理の重要な役割を担ってきた食材が大豆であり,先人から受け継がれている貴重な大豆食文化を見直し,毎日の食生活に大豆や大豆製品を取り入れることが重要であると,あらためて学ぶことができました。
次に,普段からの健康づくりや農作業のリフレッシュに役立つ健康づくり体操を体験しました。健康づくり体操は,平成25年度から栗原市が市民の健康づくりの一環として始めた取組で,市役所主催の養成講座により養成された「健康づくり運動推進サポーター」により,地域への普及定着が図られています。
昼食後は,金成地区の及川サチ子会長が,料理講習会や花壇づくりなど一年間の活動を紹介し,情報交換が行われました。
最後に,金成地区の芸達者な会員による踊りと寸劇が披露され,会場は笑顔に包まれ,大いに盛り上がりました。
梅雨の合間の一時を,しっかり学び,大いに笑い,地区を越えた連絡協議会の一体感もさらに醸成され,充実した一日を過ごすことができました。
普及センターでは,今後とも農村地域の活性化に向け,地域を担う女性農業者の活動を支援してまいります。

  

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 
FAX:0228-22-5795・6144

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亘理名取地区農業士会通常総会の開催~地域農業の一層の発展に意欲~

2014年08月07日 11時23分08秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
                                          (今年度の事業計画を検討)

 平成26年7月10日に亘理名取地区農業士会(会長 松浦泰信氏,会員16名)の平成26年度総会が,会員10名と普及センター所長はじめ担当職員が出席して開催されました。宮城県農業士は優れた農業経営を実践し,地域産業の振興や後継者育成に指導的な役割を担っている方を「農業士」として知事が認定しており,それぞれ年齢により「指導」「青年」の区分があります。当地区では平成25年度から「指導」「青年」の農業士会を一本化し,地域農業振興に向けた研修会等を実施しています。
 総会では、会員相互訪問研修などの事業計画や予算が承認され,農業士相互の連携強化と研さん,組織活動の促進を図ることとし,今年度新たに認定された3名の指導農業士が紹介されました。あわせて普及センターからは,普及センターの活動に対する助言および宮城県農業士会主催事業等への積極的な参加を働きかけ,県農業大学校学生など若い担い手の農業体験学習受入に対する協力をお願いしました。
 また,総会終了後,定年により退任された3名の元指導農業士の方々に向けて,花束と記念品とともに,松浦会長から感謝の言葉が贈られました。懇親会では退任者の永年にわたる地域リーダーとしての活躍のお話や,お互いの経営や活動に関する情報交換が活発に行われました。
 普及センターは,今後も関係機関等と連携しながら,農業生産や担い手育成施策の情報提供等,会や会員の活動を支援していくこととしています。


<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL 0223-34-1141 FAX 0223-34-1143




(永年の活動おつかれさまでした)

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初めて大崎地域畜産共進会が開催されました

2014年08月07日 11時09分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
宮城県大崎地域(大崎市,加美郡,遠田郡)は,県内でも肉用牛や酪農の盛んな地域であり,特に肉用牛の繁殖牛の飼養頭数は,登米地域に次ぐ頭数です。これまで管内の畜産共進会は,JA(いわでやま,加美よつば,みどりの)ごとに開催されてきましたが,平成29年に宮城県で開催される「第11回全国和牛能力共進会」を見据え,7月23日に初めて大崎地域全体での畜産共進会(大崎地域畜産共進会実行委員会主催)が開催されました。

各JA共進会等で上位入選した牛が単独出品5区54頭と群6組18頭出品され,自慢の牛たちによる「美の共演」が行われました。発育がよい資質の優れた牛が多く出品され,審査の結果,各区で上位入賞した牛は,9月12~13日に開催される県畜産共進会に出品されることになり,大いなる活躍が期待されます。

普及センターでは,今後も優良な肉牛生産を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726, FAX:0229-23-0910

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