宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

酪農ガールズの通常総会、簿記講習会

2017年05月18日 17時11分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  酪農ガールズは,仙南地域で酪農に従事する若手女性による女性同士のネットワーク組織です。現在,26名の会員が酪農経営を学び,乳牛飼育の技術向上に励んでいます。

  平成29年5月13日に大河原合同庁舎において通常総会が開催されました。今年度は役員が交替し,新たな体制の下でより幅広い活動を目指すこととなりました。

  総会終了後,会員から要望の多かった複式簿記の講習会を開催されました。初めて複式簿記を学んだ会員は簿記のルールや記帳の仕組みに苦労していましたが,経営改善に向けた意欲は高く,ガールズの今後の活動が楽しみです。


総会の様子


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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稲井のそらまめ花盛り!

2017年05月18日 13時06分52秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  石巻市の東部に位置する稲井地区は,冬季に季節風の影響を受けにくく,比較的温暖で冬の訪れが他より遅いため,年内における冬春野菜の作業は通常よりゆっくり進められます。特にそらまめに関しては,は種作業の県内標準が10月上~中旬であるのに対し,稲井地区では11月初めに行われています。
 先頃開催された,稲井地区園芸生産組合のそらまめの現地検討会では,生産者11名が全員のほ場を巡り生育状況を確認しました。分枝の本数も株当たり7~8本に整理されており,病害虫の発生もほとんど見られませんでした。普及センターからは,は種が遅いにもかかわらず,いずれのほ場もこの時期としては申し分のない生育を示していることを報告し,今後の管理について指導しました。
 最近では,地域内においてニホンジカによる被害が散見されはじめていることから,鳥獣害対策の必要性があることと6月の出荷に向けて前年以上の出荷量を目指すことについて参加者全員で確認し合いました。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班,先進技術第1班,先進技術第2班
  TEL:0225-95-1435 ,7612   FAX:0225-95-2999


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トマト出荷式が開催されました!

2017年05月18日 11時29分15秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

  平成29年5月11日に,津波被害を受けた山元町高瀬地区の大型鉄骨ハウスでトマトの出荷式が開催され,初収穫したトマト100ケースがトラックに積まれて市場に出荷されました。

 このハウスは,山元町が国の補助事業を活用して建設したもので,最新のシステムが導入されており,トマトの生育に適した温度や湿度などを自動で調節することが可能です。

 トマト栽培は,「株式会社やまもとファームみらい野」が町から借り受けて行われており,今回,初出荷したトマトは,今年3月6日に定植した「桃太郎ホープ」という新しい品種で,大玉で甘いのが特徴です。 

 出荷式には,山元町や宮城県,地元農協などの関係者約30人が出席し,山元町長のあいさつや関係機関からのお祝いのことばのあと,「やまもとファームみらい野」の島田社長から「震災後,様々な支援でここまで来ることができた。天候に左右されない最新のハウスで品質の良いトマトを生産したい」というあいさつがありました。

 「やまもとファームみらい野」は,被災農家が中心になって平成27年7月に設立された法人で,露地で長ねぎやタマネギ,さつまいもなど約70haを栽培していますが,今回の施設トマトの導入で,更なる経営の発展が期待されます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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鬼首農村体験受入者全体説明会が開催されました

2017年05月18日 10時45分15秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

平成29年4月28日に鬼首ふるさと体験推進委員会主催の農村体験受入全体説明会が開催されました。一昨年から七ヶ浜町立向洋中学校の受入れを行っていますが,今年は生徒103人を19戸の農家で受入れます。説明会には17名の受入者の皆さんが参加し,当日のスケジュールや緊急連絡体制等を確認しました。
  受入者の皆さんは,生徒送迎場所や個別のアレルギー情報など,スムーズに体験が進むよう丹念に資料を読みながら,昨年度の実施状況を踏まえ,改善したほうがよい事項などが提案・検討されるなど活発な議論が行われました。このように,体験受入を始めてから3年目となりますが,過去2年よりもさらに充実したものにしようと,関係者が一丸となって準備が進められています。
 普及センターでは,このような農村を活性化させる意欲ある取組みを,今後も支援してまいります。


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