宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ登米キャベツ部会現地検討会の開催

2020年09月17日 14時34分39秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

令和2年9月8日に,JAみやぎ登米キャベツ部会の部会員8名が参加し,現地検討会が開催されました。
登米市のキャベツは,国の指定産地で,やわらかく食味の良い品種を用いた「地中海キャベツ」のブランドで栽培に取り組んでいます。また,加工業務用需要の高まりに合わせ,加工適性を重視した加工用キャベツの栽培にも取り組んでおり,良品出荷を心掛けた管理を行っています。
今年は8月の気温が平年より高めに推移し,育苗から定植後の管理が難しい条件での栽培となりましたが,丁寧な育苗管理を心がけたことから,良質の苗を定植することができ,定植後の生育も順調に経過しています。検討の中では病害の適切な防除管理や台風等の降雨に備えるための排水対策等,それぞれの生産者が良質なキャベツ生産に向けた課題を確認していました。
普及センターでは品質のよい野菜生産に向けた生産者の取組みを支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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アスパラガス販売戦略会議を実施しました

2020年09月17日 14時05分08秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和2年度普及活動計画のプロジェクト課題「地域活性化に向けた高収益作物(アスパラガス)の導入・定着」の一環として,令和2年9月9日に,第1回アスパラガス販売戦略会議を開催し,講師および関係機関を含めて24名が参加しました。この会議は,アスパラガス生産者を対象に,アスパラガス栽培における販売力およびネットワーク力向上を目的として,2回に分けて開催するもので,次回の会議は10月20日に開催予定です。
 今回は,宮城県農業・園芸総合研究所情報経営部大場副主任研究員を講師に,情報提供やグループワークを行いました。
 情報提供では,大場副主任研究員および普及センターから,アスパラガスの需給動向や全国の販売状況等を説明しました。
 グループワークでは、参加者は5から6人ずつのグループを作り,「他産地の影響」,「あらたな生産者・産地の影響」,「生産者流通にかかるコストの影響」,「消費者(顧客)の影響」,「アスパラガスの代わりになる野菜の影響」の5つのテーマについて,意見を発表し合いました。最初は戸惑いの声もありましたが,グループワークを進めるうちに参加者同士で話が弾み,活発に意見が交わされるようになりました。
 参加者からは、「普段は聞けない他生産者の意見が聞けて勉強になった」,「栽培技術についても、こうしたグループワークをしたい」との感想が寄せられました。今回,いただいた感想や要望を受けて,冬期のアスパラガスセミナー等では,生産者の栽培技術についての意見交換や交流活動を実施する予定です。
 当普及センターでは,今後もアスパラガス栽培について,引き続き支援を行っていきます。
  

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気仙沼管内の第1回普及活動検討会を開催

2020年09月17日 10時06分28秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 令和2年9月3日(木)に,第1回普及活動検討会を開催しました。検討会には,管内の指導農業士やマスコミ関係者など委員5人に出席していただき,普及センターの活動等について検討しました。
 当日は,プロジェクト課題の対象としている南三陸町入谷童子下地区の現地視察をしました。中山間地域の特産品目として定着を目指している薬用作物トウキの畑と雑草管理の省力化に向けたラジコン草刈機の実演予定地を案内し,現場を見ていただきながら普及センターの取組内容について説明しました。
 その後,会議室に移動し,本年度の活動状況等について検討を行いました。今回,各委員からいただいた意見や評価を踏まえ,今後の活動に生かしてまいります。


<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606

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令和2年度仙台農業士会第1回研修会が開催されました

2020年09月17日 08時09分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和2年8月28日に令和2年度仙台農業士会第1回研修会が開催されました。
 今回の研修会では,東日本大震災で被災した地域の2つの経営体を視察しました。
 最初の視察先である髙山真里子氏(今年度新規の指導農業士)は,実需者からの要望も受けて,多品目の野菜等を栽培しています。また,労働力が1人なのでシェフ等が必要としている「エディブルフラワー」などの特殊な野菜は,直接ほ場まで取りに来てもらうなどユニークな経営を行っており,楽しみながら農業を行うことがモットーだとの説明を受けました。
 次に,東日本大震災後に設立された大規模園芸施設で水耕栽培を行っている株式会社みちさきを視察しました。代表の菊地守氏より販売先で何が求められているかを考え,露地栽培では作れないものを意識して作付するなど,水耕栽培のメリットを活かした経営について説明を受けました。
 規模もスタイルも違う2つの経営体ですが,それぞれにこだわりをもって経営を行っており,農業士の今後の経営発展の参考になったようです。
 視察後,普及センターより農業関係の補助事業を活用する際の注意点などを情報提供し,研修を終了しました。
 農業士同士の親睦も深まった有意義な研修会となりました。



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