宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

第1回登米農業改良普及センター普及活動検討会の開催

2020年09月16日 18時36分46秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和2年9月1日(火),普及活動への外部評価のため,第1回登米農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました。
最初に米山町の新規就農者,冨栄隆さんの繁殖牛経営を視察しました。現在,繁殖牛24頭を飼養し,牛の快適性を考えた牛舎改良を進め,年次計画を上回る営農成績をあげております。ここでは,就農の動機や今後の方針等についてお話をいただきました。
 次に,国の補助事業を活用して複合環境制御低コスト耐候性ハウス50aを導入し,きゅうり栽培を開始した中田町の株式会社石ノ森農場を視察しました。代表取締役の山内健太郎さんは,平成15年にオランダで最先端の施設園芸を研修し,今回の施設導入と産地拡大に至りました。ここでは,経営上の課題や将来展望等についてお話をいただきました。
 視察後,合同庁舎に移動し,7名の検討委員から「冨栄さんの経営に向き合う姿は新規就農者の模範であり,こうした取組を広めてほしい」,「(株)石ノ森農場の取組は,環境制御技術を活用したきゅうり産地のモデルとして普及させてほしい」といった意見などをいただきました。
 普及センターでは,これら意見を踏まえ,今後の活動に活かしてまいります。




<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 

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適期収穫に向けて令和2年産「だて正夢」地域栽培塾を開催しました

2020年09月16日 15時04分49秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 みやぎ米ブランド戦略の取組として推進している「だて正夢」は,今年産は県内で約840ha作付けされており,うち大河原管内では約20%を占める約189ha作付けされています。
 今年の水稲は,7月に低温・日照不足,8月には高温と厳しい気象条件が続きましたが,生産者のきめ細やかな管理により順調に生育し,「だて正夢」や「ひとめぼれ」などの中生品種は8月6日には出穂期となり,9月中旬には収穫適期を迎えます。
 本格デビュー3年目を迎える「だて正夢」については,米どころ宮城を牽引するトップブランド米としてお届けするために,9月9日に角田市と蔵王町の2カ所で「適期収穫」,「調製・出荷」に関する地域栽培塾を開催しました。
 現地検討では,8月から続く高温により登熟が進んでいることから,適期に収穫するよう,出穂後の積算気温や「籾」(もみ)の熟色の判定方法について周知しました。
 間もなく始まる収穫作業に向けて参加者は熱心に受講し,積極的に収穫適期の判定のほか高品質に仕上げるための乾燥・調製等,多くの質問が寄せられました。
 まもなく全国の皆様に仙南の美味しい「だて正夢」をお届けします。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

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