令和6年3月27日に農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に、宮城県名取市及び仙台市太白区で生産される「仙台せり」が登録されました。宮城県内の生産者団体の GI 登録は、4例目となります。GI登録を申請した「仙台せり振興協議会」は令和元年に設立され、会員は82人、せり栽培面積は約20haです。
「仙台せり」の栽培は、江戸時代に名取川の伏流水が生んだ湿地帯に自生するせりを改良し始まったのが起源とされています。シャキシャキとした歯切れや爽やかな香りが特徴で、近年は、せりの根まで食べる「せり鍋」ブームにより需要が伸びています。
仙台せり振興協議会では、4月6日開催された「なとり春まつり」において、「仙台せり」がGI登録されたことを一般消費者にPRしました。
(補足)「地理的表示(GI:Geographical Indication)保護制度」は、 その地域ならではの要因・環境の中で長年育まれてきた品質や社会的 評価等を有する農林水産物・食品等の産品の名称(地理的表示)を、 地域の知的財産として保護する国(農林水産省)の制度です。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
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