宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和6年産大豆の生産に向けて、栽培講習会が開催されました

2024年04月24日 17時24分09秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 美里農業改良普及センター管内では約1,800ha(令和5年産大豆作付実績。JA新みやぎ調べ)で大豆が作付けされ、品質・単収共に高いレベルを保っていますが、昨年産大豆は開花時期の高温・乾燥などの影響により、例年より品質が大きく低下しました。

 そのような中、令和6年産大豆の高品質安定生産を目指し、4月15日に涌谷町で、4月22日に大崎市田尻地域で大豆栽培講習会が開催されました。

 講習会では、普及センターから令和5年産の振り返りと、令和6年産大豆の栽培に向けたポイントについて、スライドを交えて説明しました。特にほ場の乾燥や高温が大豆に及ぼす影響に触れ、雑草防除や播種様式などの新技術についても情報提供を行いました。説明の最後には、農作業安全と熱中症対策について説明し、「皆さん一人一人が大切な担い手なので、健康に留意して良質な大豆生産に励んでほしい」と呼びかけました。

 普及センターでは、今後もJA等関係機関と一体となって現地検討会や生育調査等を通じて大豆の収量や品質向上に向けた活動を継続していきます。

 

 <問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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麦類現地検討会が開催されました

2024年04月24日 16時59分27秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年4月4日、8日、16日にJAいしのまき主催の麦類現地検討会が3つの地域で開催されました。

 4日、8日はそれぞれ河北地区と矢本地区で追肥について、16日は桃生地区で赤かび防除について検討を行いました。今年も気温が高く、麦の生育は平年より早く推移しているため、適期を逃さぬように追肥や防除を行うことが大変重要となります。参加者は、麦の生育を確かめ、高品質な麦の生産に向けて今後の栽培管理を確認していました。

 健康機能性への関心や国内産志向の高まりから麦類の需要は増加しており、管内の生産面積も拡大しています。普及センターはこれからも高品質麦の生産を支援していきます。

 

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 

 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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優良大豆種子の生産性向上に向けて播種前研修会を開催しました

2024年04月24日 16時55分55秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年4月5日に管内の種子大豆生産組織およびJAいしのまき担当者を参集し、種子大豆の播種前研修会を開催しました。

 この研修会は、令和6年度新規普及プロジェクト課題「省力化技術の活用による優良大豆種子の生産性向上」の一環として開催したもので、令和6年産種子大豆に向けた栽培のポイントや手選別の実態調査の結果などを紹介しました。また、意見交換も行われ、今年の作付けに向けた取組や現状の課題、栽培技術に関する疑問など様々な話題におよび、各組織の種子大豆生産に向け意識の共有が行われました。

 近年、管内の種子大豆生産の規模は縮小しており、安定した種子の供給に課題が生じています。普及センターは種子大豆生産の省力化、生産性向上により、大豆種子の安定生産を支援していきます。

 

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 

 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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かきのジョイント栽培実証ほを設置しました

2024年04月24日 13時50分42秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

県南の丸森町は、干柿の産地として知られています。しかし近年は、高齢化や担い手不足により、栽培面積や出荷量は減少傾向にあります。

かきは高木性で樹高は3mを超えることから、高齢者にとっては栽培管理の負担が大きく、危険を伴う作業が多いのが現状です。また、従来の樹形では未収益期間が長く成園化まで10年以上の年月がかかり、新規栽培者の参入や既存生産者の規模拡大の妨げとなっています。

そこで、丸森町農業創造センターが主体となり、町内のかき生産者に福岡県農林総合試験場で早期成園化及び管理作業の省力化を目的として開発された「カキのジョイントV字トレリス栽培」の実証について取組者を募集したところ「まるもりころ柿クラブ(3名)」が実証に取り組むことになりました。

4月18日に宮城県農業・園芸総合研究所果樹チームの指導によりかきの接ぎ木を行いました。全員、ジョイント栽培の接ぎ木は初めてのため、手順や接ぎ木のポイントなどの説明を受けた後に接ぎ木を行いましたが、実際に行うと見た目よりかなり難しいといった声が聞かれました。

「まるもりころ柿クラブ」では、今回の実証を契機に町内の取組者が増えることを期待しており、例年、年度末に開催している加工用カキ研修会で生育経過等の報告をしたいと意気込んでいます。

普及センターでは、県内でも初めての取組であるため、今後も引き続き栽培支援に取り組んでいきたいと思います。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

 

 

 


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