令和5年8月8日、気仙沼市廿一地区で酒造好適米「蔵の華」を栽培する「清流『蔵の華』廿一会」(会長:熊谷公兵氏)を対象に現地研修会を開催しました。会員やその家族計11名が参加し、会員12名のうち7名のほ場を抽出して巡回しました。
研修会では、登熟・品質の確保に向け、今後も高温が見込まれる中での水管理や、前回研修時(7/14)の予想からさらに前進した生育に合わせ、適期に収穫できるよう、収穫機や乾燥機の早めの準備について確認するとともに、熱中症対策の徹底についても注意喚起しました。
いずれのほ場も穂揃期に達し、出穂が7月下旬となったほ場では、すでに1回目の斑点米カメムシ類・穂いもち防除を実施するなど、生育の早まりに応じた適期管理がされていました。
今年は、7月下旬から連日30℃近い高温でしたが、丁寧な水管理や葉色に応じた肥培管理により、順調に傾穂してきています。
本年度は、春の田植え体験会に加え、秋には収穫体験会も予定するなど、コロナ禍後のPRに向け会員の士気も高まっています。
次回は、適期収穫により品質を確保するため、8月下旬に登熟状況を確認する現地研修会を開催する予定です。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606