大崎市岩出山地区の法人では、令和5年度から水田を活用して露地栽培での加工用トマトの栽培に取り組んでいます。初の作付けでしたが生育も順調に進み、8月7日から収穫作業が開始されました。収穫作業には出荷先である食品メーカーが所有する加工用トマト専用の収穫機を使い、機械上で選別されたトマトは鉄コンテナに収穫され、翌日の朝には関東の工場に搬入されます。作業にあたった法人の代表者は、初めて扱う収穫機に当初戸惑う場面もあったとのことでしたが、その後は順調に収穫が進み、初の作付けに手ごたえを感じているようでした。
近年、水田で取り組む高収益作物として、機械化体系が確立されている露地野菜品目への関心が高まっています。普及センターでは、水田を活用して新たに野菜栽培に取り組む生産者支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター先進技術班
TEL:0229-91-0726,FAX:0229-23-0910