プラスチックの海洋流出が問題となっており,農業分野においてもプラスチック利用削減を目指した環境負荷低減技術への関心が高まっています。
このような中、JA新みやぎの南三陸地区では、水稲栽培におけるマイクロプラスチック等の削減を目的にペースト肥料を利用した実証試験に令和4年度から取り組んできましたが、令和6年度はさらに、UR(ウレアホルム)肥料利用の実証試験を開始しました。
UR肥料はプラスチック被膜ではなく、粒状化している肥料自体がゆっくりと崩壊する緩効性肥料となっていることから、マイクロプラスチックの海洋流出量削減が図られるとのことです。
令和6年5月16日には、南三陸町歌津地区の大沼営農組合のほ場で実演会が開催されました。
実証ほの設置は、JA新みやぎが主体ですが、県も関係者と連携して当該技術の取組を支援していきます。
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