10月13日,「株式会社めぐいーと」(東松島市)の若手社員4名を対象に,ミニトマトの病害虫防除と肥培管理について勉強会を開催しました。
株式会社めぐいーとでは,大型鉄骨ハウスでやし殻培土を用いたミニトマトの養液栽培を,「トマトベリー」と「サンチェリープレミアム」の2品種で行っています。作型は9月下旬定植の抑制栽培で,現在は開花始期で,①病害虫の早期発見では資料(主要な病害虫の特徴と見分け方)を参考に社員と普及員が3組に分かれて発生状況の調査を行いました。若手社員からは,生理障害と病害虫の見分け方など活発な質疑応答がなされました。病害虫を見る目が養われ,調査速度は,どんどん早くなりました。②肥培管理では,給液と排液のEC,pH測定の意義を説明し,実際に測定を行い,現在の肥料の濃度を数値として把握することができました。若手社員からは,「自分が思っていたEC値と若干違った。」という感想がありました。
次回以降の勉強会を通して,若手社員が病害虫の早期発見と生育ステージや生育量に合わせた養液濃度を調整できるよう,栽培技術の向上を支援していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999