
枝もの用クロマツについては南三陸町内を中心に栽培に取り組まれており,県内他地域の農業者等からの関心の高まりを受け,去る令和4年3月14日に,みやぎクロマツ生産拡大連携協議会及び県園芸推進課と共催で「枝もの用クロマツ栽培希望者向け研修会」を開催しました。
県内13市町から農業者や関係機関など85人が出席し,南三陸町スポーツ交流村ベイサイドアリーナ及び南三陸町内のクロマツ栽培ほ場を会場に,実際の栽培方法やこれまでの取組内容について連携協議会及び普及センターから説明しました。枝もの用クロマツは,種をまいてから出荷に至るまでに4~5年かかる品目であることや一定の機械の整備が必要であることから,各年次で必要な栽培管理や機械の共同利用体制整備の可能性等について,出席者から多くの質問が寄せられました。
枝もの用クロマツ栽培の取組は,まだ始まったばかりであり日々試行錯誤しているところですが,新たな園芸品目として当管内での期待が高まっています。普及センターでは,引き続き南三陸地域に適した栽培方法の確立による安定生産に向けて支援をしてまいります。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606