大崎市では,国が掲げる「みどりの食料システム戦略」に対応して,「大崎市有機農業・グリーン化推進協議会」を4月に立ち上げました。協議会の主な活動として,スマート農機を導入して自然と共生する農業の普及を図る取組が行われています。
事業の中で実証するスマート農機は,水稲作付初期の雑草を抑制するアイガモロボ,無線で操作可能なロボット草刈り機,労力低減を図る水田の水位遠隔監視システムです。管内の一部地域は協議会の平地部会に含まれ,実証を担当する生産者の水田では,水面を優雅に進むアイガモロボの姿が見られました。
アイガモロボはソーラー発電で稼働し,2本のスクリューで表層の泥を巻き上げながら進むことで濁りを発生させ,光を遮断することで雑草の発生を抑える仕組みです。今年度は全国各地でアイガモロボの現地試験が行われており,管内でも複数の水田でアイガモロボの活躍が見られました。
普及センターでは,協議会メンバーの一員として,技術実証や効果検証を行いながら,環境に優しい農業技術の普及に取り組んでいきます!