
令和元年12月4,5日に栃木県那須塩原市及び塩谷町において,大崎市の畜産農家が組織する「若牛会」会員と管内の畜産新規就農者を加えた8名による生産技術向上研修を行いました。
若牛会は,大崎市岩出山及び鳴子温泉地区の畜産農家による自主的な組織で,顧客に評価される子牛生産を目指して,子牛市場における産子検査,会員牛舎巡回や県内外の視察研修を行うなどの活動をしています。
今回の研修は,放牧,省力管理ならびに和牛一貫経営に関する新技術や知識を身につけられるよう1日目は農研機構中央農業研究センターを,2日目には株式会社神長ファームを訪問しました。神長ファームでは,「本年5月に法人化」,「父が繁殖部門,子が肥育部門を担当」や「9haで飼料用トウモロコシを生産して通年給与」など経営概要を御説明いただくとともに,施設を見学しました。最後に,令和4年に鹿児島県で開催される「全国和牛能力共進会への出品を目指している。」とのお話があり,同じく出品を目指す若牛会会員と鹿児島県での再会を約束しました。
普及センターでは,引き続き新規就農者や生産者組織などの生産技術向上への取り組みを支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910