令和7年3月12日、柿のせん定を中心とした「加工用柿研修会」が丸森町で開催されました。当日は、県農業・園芸総合研究所果樹チーム職員を講師に招き、町内3園地で令和7年産に向けた、加工用原料柿のせん定や栽培管理の留意点等についてご指導をいただきました。
どの園地も高齢化や作業上の安全から、樹高を低く抑えようと努力していますが、いかに収量を下げずに樹高を低くしていくかが長年の課題となっています。こういった課題を解決するため、丸森町では、昨年、ジョイント栽培園地を実証ほとして設置しました。今回、実証ほも視察園地に加えたところ、参加者の多くは初めて見る栽培方法だったため、関心が高く、多くの意見や質問が交わされました。
丸森町を中心とした干柿生産は、原料の蜂屋柿が凍霜害や変形果の影響で、ここ数年、生産量が安定しない状況が続いていますが、価格は全般的に高値で取引され、生産者のかき栽培への意欲は高まっています。
普及センターでは、凍霜害対策に万全を期すよう声掛けするとともに、引き続き、情報提供に努めていきたいと考えています。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138