宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「GAPを理解するためのミニ講習会」を開催しました

2020年09月24日 08時45分09秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 大衡村において,1ha規模の大型施設でトマトの養液栽培をしている株式会社未来彩園では,平成19年にJGAP認証を,さらに平成30年にはASIAGAP認証を取得し,食の安全と持続的な農業経営の両立を目指して生産活動に取り組んでいます。
 仙台農業改良普及センターでは昨年度から同社に対して,全従業員がGAPを理解することで意識改善が図られ,自主的に作業改善策を提案・実施されることを目的に支援してきました。
 9月1日,大衡村衡東集会所を会場に同社主催で開催された従業員向け研修において,当センター職員が講師となり,「GAPとは」「未来彩園における取組」「GAPに取り組むメリット」等についての講習と,GAPの内容に関するクイズの2部構成で,「GAPを理解するためのミニ講習会」を開催しました。講習会終了後のアンケート調査では「(経験の浅い)初心者にとってはGAP導入の意味を考える上で役に立った」,「楽しく講習を受けることができた」等の感想をいただきました。
 普及センターでは引き続き,従業員のGAPへの理解を深めていただく取組を行っていくこととしています。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374 FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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Web会議アプリを活用した普及指導マニュアルを作成しました

2020年09月23日 16時38分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 当普及センターでは,4月上旬から仙台市を中心にコロナ感染者が急増したことを受け,普及活動を自粛しました。4月下旬にはさらに全国的に「緊急事態宣言」が出されたため,活動自粛が長期化する心配が出てきました。そのような中,管内農業法人からリモートでの栽培指導を求められました。
 そこで,以前から普及活動のために配布されていたipadを活用したWeb会議の開催準備を行ったところ,アプリ導入や設定方法等にいくつかの課題が生じ時間を要したことから,誰でもスムーズに活動・導入が図られるようマニュアルを作成することにしました。
 作成したマニュアルは「アプリ導入や設定」等基本的なことから,「ホストになる」「参加する」「画像データを共有する」「ホワイトボードを利用する」等,当普及センターの活動実例を交えて,操作画面画像を掲載するなど,手順を分かりやすく作成しています。また,このマニュアルは県内の普及センターにも配布し,改善点があれば今後バージョンアップをしていく計画にしています。
 Webを活用した取組は,コロナ禍での新しい生活様式においても効率的で効果的な普及活動が可能となるほか,他機関との連携支援や遠隔地との情報交換などさらなる活用が期待されています。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 

981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町417

TEL022-275-8374FAX022-275-0296E-mailsdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


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稲刈り前に「水稲直播栽培勉強会」を開催しました

2020年09月18日 15時06分06秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 亘理農業改良普及センターでは,令和元年度から,乾田直播栽培を志向する経営体の技術力向上を目的に「直播栽培勉強会」を立ち上げ,参加者同士の情報交換や技術的課題の対策などの検討を行っています。

 令和2年9月10日は名取市と岩沼市,9月14日は山元町の乾田直播ほ場で,今年度3回目となる勉強会を開催しました。今回は,生育調査結果に基づく収量予測や刈取時期の判断の仕方,病害虫被害状況の確認をテーマに,参加者全員で生育状況や病害虫・雑草の発生状況を確認し,除草剤散布などの管理作業について意見交換しました。

 普及センターでは今後,乾田直播栽培に関する総合検討会を開催し,安定生産技術の定着と確立に向けて支援します。


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適期刈取に向けて「だて正夢」地域栽培塾を開催しました

2020年09月18日 10時24分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援


 本格デビューから3年目を迎える水稲新品種「だて正夢」の収穫を間近に控える中,適期刈取の推進及び刈取後の適切な乾燥調製等の確認のため,令和2年9月9日,管内2会場において2回目の地域栽培塾を開催しました。
 室内研修では今年度の生育状況,収穫時期の目安や判断方法,乾燥調製での留意点等について説明し, その後は現地ほ場に移動して, 実際に籾の熟色等を見ながら収穫時期の判断について説明しました。また, 今年は出穂後に高温が続き, 平年より収穫時期が早まると考えられるため, 刈り遅れによる品質低下, 特に胴割粒の発生を防ぐための注意を促しました。
 現地ほ場では, 生産者同士の意見交換も行われ, 「だて正夢」の品質向上につながる適期刈取や適正な乾燥調製の重要性を, 改めて確認していました。

仙台会場(室内研修)黒川会場(室内研修)

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JAみやぎ登米キャベツ部会現地検討会の開催

2020年09月17日 14時34分39秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

令和2年9月8日に,JAみやぎ登米キャベツ部会の部会員8名が参加し,現地検討会が開催されました。
登米市のキャベツは,国の指定産地で,やわらかく食味の良い品種を用いた「地中海キャベツ」のブランドで栽培に取り組んでいます。また,加工業務用需要の高まりに合わせ,加工適性を重視した加工用キャベツの栽培にも取り組んでおり,良品出荷を心掛けた管理を行っています。
今年は8月の気温が平年より高めに推移し,育苗から定植後の管理が難しい条件での栽培となりましたが,丁寧な育苗管理を心がけたことから,良質の苗を定植することができ,定植後の生育も順調に経過しています。検討の中では病害の適切な防除管理や台風等の降雨に備えるための排水対策等,それぞれの生産者が良質なキャベツ生産に向けた課題を確認していました。
普及センターでは品質のよい野菜生産に向けた生産者の取組みを支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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アスパラガス販売戦略会議を実施しました

2020年09月17日 14時05分08秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和2年度普及活動計画のプロジェクト課題「地域活性化に向けた高収益作物(アスパラガス)の導入・定着」の一環として,令和2年9月9日に,第1回アスパラガス販売戦略会議を開催し,講師および関係機関を含めて24名が参加しました。この会議は,アスパラガス生産者を対象に,アスパラガス栽培における販売力およびネットワーク力向上を目的として,2回に分けて開催するもので,次回の会議は10月20日に開催予定です。
 今回は,宮城県農業・園芸総合研究所情報経営部大場副主任研究員を講師に,情報提供やグループワークを行いました。
 情報提供では,大場副主任研究員および普及センターから,アスパラガスの需給動向や全国の販売状況等を説明しました。
 グループワークでは、参加者は5から6人ずつのグループを作り,「他産地の影響」,「あらたな生産者・産地の影響」,「生産者流通にかかるコストの影響」,「消費者(顧客)の影響」,「アスパラガスの代わりになる野菜の影響」の5つのテーマについて,意見を発表し合いました。最初は戸惑いの声もありましたが,グループワークを進めるうちに参加者同士で話が弾み,活発に意見が交わされるようになりました。
 参加者からは、「普段は聞けない他生産者の意見が聞けて勉強になった」,「栽培技術についても、こうしたグループワークをしたい」との感想が寄せられました。今回,いただいた感想や要望を受けて,冬期のアスパラガスセミナー等では,生産者の栽培技術についての意見交換や交流活動を実施する予定です。
 当普及センターでは,今後もアスパラガス栽培について,引き続き支援を行っていきます。
  

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気仙沼管内の第1回普及活動検討会を開催

2020年09月17日 10時06分28秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 令和2年9月3日(木)に,第1回普及活動検討会を開催しました。検討会には,管内の指導農業士やマスコミ関係者など委員5人に出席していただき,普及センターの活動等について検討しました。
 当日は,プロジェクト課題の対象としている南三陸町入谷童子下地区の現地視察をしました。中山間地域の特産品目として定着を目指している薬用作物トウキの畑と雑草管理の省力化に向けたラジコン草刈機の実演予定地を案内し,現場を見ていただきながら普及センターの取組内容について説明しました。
 その後,会議室に移動し,本年度の活動状況等について検討を行いました。今回,各委員からいただいた意見や評価を踏まえ,今後の活動に生かしてまいります。


<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606

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令和2年度仙台農業士会第1回研修会が開催されました

2020年09月17日 08時09分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和2年8月28日に令和2年度仙台農業士会第1回研修会が開催されました。
 今回の研修会では,東日本大震災で被災した地域の2つの経営体を視察しました。
 最初の視察先である髙山真里子氏(今年度新規の指導農業士)は,実需者からの要望も受けて,多品目の野菜等を栽培しています。また,労働力が1人なのでシェフ等が必要としている「エディブルフラワー」などの特殊な野菜は,直接ほ場まで取りに来てもらうなどユニークな経営を行っており,楽しみながら農業を行うことがモットーだとの説明を受けました。
 次に,東日本大震災後に設立された大規模園芸施設で水耕栽培を行っている株式会社みちさきを視察しました。代表の菊地守氏より販売先で何が求められているかを考え,露地栽培では作れないものを意識して作付するなど,水耕栽培のメリットを活かした経営について説明を受けました。
 規模もスタイルも違う2つの経営体ですが,それぞれにこだわりをもって経営を行っており,農業士の今後の経営発展の参考になったようです。
 視察後,普及センターより農業関係の補助事業を活用する際の注意点などを情報提供し,研修を終了しました。
 農業士同士の親睦も深まった有意義な研修会となりました。



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第1回登米農業改良普及センター普及活動検討会の開催

2020年09月16日 18時36分46秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和2年9月1日(火),普及活動への外部評価のため,第1回登米農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました。
最初に米山町の新規就農者,冨栄隆さんの繁殖牛経営を視察しました。現在,繁殖牛24頭を飼養し,牛の快適性を考えた牛舎改良を進め,年次計画を上回る営農成績をあげております。ここでは,就農の動機や今後の方針等についてお話をいただきました。
 次に,国の補助事業を活用して複合環境制御低コスト耐候性ハウス50aを導入し,きゅうり栽培を開始した中田町の株式会社石ノ森農場を視察しました。代表取締役の山内健太郎さんは,平成15年にオランダで最先端の施設園芸を研修し,今回の施設導入と産地拡大に至りました。ここでは,経営上の課題や将来展望等についてお話をいただきました。
 視察後,合同庁舎に移動し,7名の検討委員から「冨栄さんの経営に向き合う姿は新規就農者の模範であり,こうした取組を広めてほしい」,「(株)石ノ森農場の取組は,環境制御技術を活用したきゅうり産地のモデルとして普及させてほしい」といった意見などをいただきました。
 普及センターでは,これら意見を踏まえ,今後の活動に活かしてまいります。




<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 

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適期収穫に向けて令和2年産「だて正夢」地域栽培塾を開催しました

2020年09月16日 15時04分49秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 みやぎ米ブランド戦略の取組として推進している「だて正夢」は,今年産は県内で約840ha作付けされており,うち大河原管内では約20%を占める約189ha作付けされています。
 今年の水稲は,7月に低温・日照不足,8月には高温と厳しい気象条件が続きましたが,生産者のきめ細やかな管理により順調に生育し,「だて正夢」や「ひとめぼれ」などの中生品種は8月6日には出穂期となり,9月中旬には収穫適期を迎えます。
 本格デビュー3年目を迎える「だて正夢」については,米どころ宮城を牽引するトップブランド米としてお届けするために,9月9日に角田市と蔵王町の2カ所で「適期収穫」,「調製・出荷」に関する地域栽培塾を開催しました。
 現地検討では,8月から続く高温により登熟が進んでいることから,適期に収穫するよう,出穂後の積算気温や「籾」(もみ)の熟色の判定方法について周知しました。
 間もなく始まる収穫作業に向けて参加者は熱心に受講し,積極的に収穫適期の判定のほか高品質に仕上げるための乾燥・調製等,多くの質問が寄せられました。
 まもなく全国の皆様に仙南の美味しい「だて正夢」をお届けします。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

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