宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和2年度栽培コンサルティング技術高度化セミナー総括研修会において登米地域でのきゅうり栽培を報告

2021年03月23日 12時00分00秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和3年3月16日,令和2年度栽培コンサルティング技術高度化セミナー総括研修会がオンラインで開催され,登米地域からはコンサルタントの現地指導を受けたきゅうり生産者4人と野菜担当の普及指導員が参加しました。本研修会は施設園芸における高度環境制御技術について,JA営農指導員や普及指導員の技術力向上を目的に,国内で唯一の環境制御に関する栽培コンサルティング会社の(株)デルフィージャパンの斉藤章氏と加納賢三氏を講師に,きゅうりといちごでの技術指導の視点や手法等を学びました。
 きゅうり生産者からは,実践した内容や成果について,普及指導員からは現地指導の実施内容について報告を行いました。講師の斉藤氏からは,技術の実践によってひとつひとつ課題を解決していったことが,収量向上に結び付いたとの講評をいただくとともに,今後も課題解決を積み重ねて収量を増やしていく取組を継続していくことが重要とのアドバイスをいただきました。
 また,環境制御技術の取組を進める他県の普及指導員や生産者もオンラインで報告会に参加いただき,群馬県邑楽舘林のきゅうり栽培での取組を紹介いただくとともに,相互の情報交換を行いました。
 本セミナーを通し,施設園芸先進国のオランダの技術や国内の最新技術など環境制御に関する知識,これらの技術を地域の気候や施設環境に合わせて実践するための様々な工夫や指導方法を学ぶことができました。



<連絡先> 宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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種子大豆の生産物審査証明書を発行しました

2021年03月23日 11時42分38秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 石巻管内では,本県で大豆の優良品種に指定している「タンレイ」,「タチナガハ」,「ミヤギシロメ」の3品種の種子を約38haで栽培しており,県内で生産される種子大豆の約3割の生産を担っています。
 普及センターでは,生産された種子大豆が,種子として発芽率等の基準を満たしているか審査を行っています。併せて農協では,種子としての品質を満たしているのか農産物検査を行っています。この審査と検査の両方の基準を満たした大豆だけが,令和3年産用の種子大豆として,播種されることとなります。
 今年審査した種子大豆も例年同様に,発芽率等の基準を満たしていたので,2月24日から3月12日にかけて,生産物審査証明書を発行しました。
 普及センターでは,今後も優良種子の生産に向けて,生産者に対し引き続き栽培管理の支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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スナックえんどう部会の現地検討会が開催されました

2021年03月23日 11時22分34秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和3年3月16日に,JA新みやぎ栗っこスナックえんどう部会の現地検討会が,栗原市瀬峰の秋まき栽培ほ場を会場に開催され,12名の生産者が参加しました。
 今後の管理のポイントとして,種苗会社から側枝の整理,倒伏防止や草勢維持の方法などについて説明を受けた後,普及センターから病害虫防除と主な登録農薬について説明しました。参加者からはマルチをしている場合の追肥のやり方や,倒伏防止のためのネットやテープの張り方など,具体的な作業をイメージした質問が多く出され,活発な情報交換が行われました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144


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実際に就農した方の事例から,新規就農支援のあり方を考えました。

2021年03月19日 16時29分34秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 石巻農業改良普及センターは令和3年3月16日,管内自治体や農業委員会,JAなどの支援機関を集めて「新規就農者確保定着に向けた意見交換会」を開催しました。

 この日は,普及センター管内で令和2年度に自営就農し,認定新規就農者となった2人の生産者をお招きし,就農の経緯や現在の経営概要,就農前後に活用した支援策や困ったことなど,自身の経験を伺いました。

 IT企業を退職して地元に帰ってきた新規就農者は,技術習得のために県農業大学校ニューファーマーズカレッジ・マスタークラスに1年間通った話を披露。研修生1人ひとりに栽培区画が与えられ,生産物を販売して消費者と交流した経験が,今の栽培品目選びに役に立ったとお話しいただきました。
 もう1人は,自営就農に先だって農業法人に5年間勤務。そこで栽培技術だけでなく経営・労務管理等も学んだほか,法人勤務時に繋がりができた地域の方々が,独立の時に力を貸してくれたことを語ってくださいました。

 一方で,課題として,就農希望者が空き農地や施設を確保するための支援体制や,新規就農者が活用できる補助事業の整備などを挙げていただきました。

 お2人の経験談は,就農希望者を就農・定着まで支援する私たち支援機関にとって,たいへん有益な内容でした。普及センターでは,今回の意見交換会の内容をふまえ,就農相談から就農,経営安定化までの一連の支援を,引き続き展開してまいります。


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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第2回アグリウーマンキャリアアップ研修会を開催

2021年03月18日 17時10分18秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 仙台農業改良普及センターでは,女性農業者の新たなチャレンジを応援するため,令和3年3月10日,仙台市泉区のイタリアンレストランPORTTAVOLAを会場に令和2年度第2回アグリウーマンキャリアアップ研修会を開催しました。
 「食材王国みやぎ伝え人」でもあるオーナーシェフの瀬戸正彦氏を講師として,県内外からお越しいただくお客さんに地元食材の魅力を伝え,満足してもらえるよう心掛けていること,1つ1つ味の濃いこだわりの食材を求めていることなどをお話いただきました。
 参加者は,瀬戸シェフの地域食材への熱い思いに大いに刺激を受け,新たな品目の栽培への意欲を高めた様子でした。また,シェフと参加者が直接食材仕入れ等について意見を交わすなど,実りのある研修会となりました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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日本農業賞の表彰式が開催されました

2021年03月18日 16時44分44秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 仙台市若林区の農事組合法人仙台イーストカントリーが,第50回日本農業賞の大賞及び農林水産大臣賞を受賞しました。
 この度の受賞は,東日本大震災後わずか2ヶ月半で米作りを再開し,米にこだわった復興を成し遂げたことや,消費者目線での経営展開が高く評価されたことによるものです。
令和3年3月6日に新型コロナウイルス感染拡大防止のために全国各地を結んだオンライン方式で表彰式が開催されました。
 受賞後に(農)仙台イーストカントリーの佐々木代表からは「50年,100年後も楽しい農業ができる法人でありたいと思ってやっている中で震災ですべてなくなった。農業機械などもすべて失い,大切な友人との別れもあった。 しかし,命は取り戻せないが,物は努力すれば必ず取り戻せると思い,もう一度,一歩からやり直そうということで邁進してきた。日本全国に農業のすばらしさを知ってほしいという気持ちで,100年後を目指して頑張っていきたい」と話されていました。これから,ますますの活躍を期待できそうです。
 受賞,誠におめでとうございます!
 
日本農業賞受賞記事はコチラ↓
https://blog.goo.ne.jp/miyagifukyu/e/ca65e3045e3b21505f94b0721d785b80

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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大崎4Hクラブ通常総会が開催されました。

2021年03月18日 15時08分06秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 大崎4Hクラブの令和2年度通常総会が,令和3年3月12日(金)に大崎合同庁舎で開催され,クラブ員14名中12名が出席しました。昨年は,新型コロナウィルス感染症の影響で書面での実施となったため,2年ぶりにクラブ員が集まっての開催となりました。
 令和2年度は,コロナ禍で実施できなかった事業が多かったですが,2名の女性新会員の加入やクラブ員内研修,美里地区との合同研修会等,活発な活動を行ってきました。
 総会では,普及センター所長の祝辞の後,議事が行われ原案どおりすべて承認され無事終了しました。総会の最後には,渡辺新会長始め新役員から,来年度に向けたあいさつがありました。新年度は,昨年中止とした親子農業体験を再開する予定です。
 普及センターでは,今後も4Hクラブの活動支援を行っていきます。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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カーネーションのEOD-heating現地検討会及び産地表示販売検討会を開催しました

2021年03月18日 11時02分24秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 令和3年3月12日に宮城県花と緑普及促進協議会と亘理農業改良普及センターの共催で,名取のカーネーション産地を対象とした,EOD-heating(イーオーディーヒーティング:日没後の短い時間だけ暖房する技術)現地検討会と産地表示販売検討会を開催しました。
 今年度,名取のカーネーション産地では,冬季の暖房使用燃料の削減をねらいとした「EOD-heating」と,花き分野ではまだ事例が少ない「産地表示販売」の実証試験に取り組みました。今回は,その結果を生産者,市場関係者及び行政や研究機関も含めて共有し,次年度の取組に向けた意見交換を行いました。
 EOD-heatingの実証試験では,開花時期や切り花品質に影響を与えずに,燃油消費量を35%削減できる実証結果が得られたことから,参加者の関心は高く,実証農家の説明を注意深く聞き取る様子が見られました。
 産地表示販売検討会で行った意見交換では,市場関係者から「小売店への働き掛けがポイントになる」との意見や,名取市役所による産地PRの取組状況等,今後の活動を展開する上で参考となる助言や情報提供がありました。
 普及センターでは,今後も,新たな栽培管理技術や販売手法の導入に向けた支援を行っていきます。


<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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令和2年産種子大豆の検査完了

2021年03月17日 09時40分25秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和3年2月16日から3月15日にかけて,JAみやぎ登米短台農業倉庫などで,令和2年産種子大豆の生産物審査を行いました。

 JAみやぎ登米では,1組織(米山)と2法人(中田,登米)が,タチナガハ12haとミヤギシロメ24haの種子大豆を生産しており,県内種子大豆の約30%を占めています。

 登米農業改良普及センターでは,事前に発芽率などの生産物審査を行い,JAは品質などの農産物検査を実施し,基準を満たしたものが「合格種子」として流通します。

 昨年は7月の長雨など気象条件の難しい年でしたが,生産者の適切な管理により,収量,品質とも良く,タチナガハ34,410kg,ミヤギシロメ44,400kgが合格種子となりました。

 

<連絡先>

宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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そばや米等を使った新商品発表会が行われました

2021年03月17日 09時36分36秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 亘理農業改良普及センターでは,農業生産者の起業活動や6次産業化支援の一環として,今年度,名取市の農業法人である「株式会社今慶農産」の新商品開発を支援しました。
 今年 1月,そばや米等の自社農産物を使った新商品(そば乾麺や米麹を使った漬物等)が完成し,自社直売所やイベント等にて販売を開始しました。
 令和3年3月12日には,地元での認知度向上や今後の企業連携を模索する目的で,地域内企業等を対象にした新商品発表会をが開催し,発表会では,参加者から販路拡大につながる意見や地域連携のアイデア等,たくさんの意見をいただきました。
 普及センターでは,今後も農業生産者の起業活動や6次産業化の支援を行います。

 

 

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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