
9日、かぎろひさんのお誘いもあって、
お水取り企画のビデオ鑑賞とお松明見学に
行ってきました。

■東大寺二月堂の「お水取り」は、
正しくは修二会(しゅにえ)といい、
「修二会」とは、旧暦二月に二月堂の
本尊である十一面観音菩薩の前で懺悔
する行法を意味します。
実忠和尚が天平勝宝四年(752)に始められ、
一度も途絶えることなく、今年で1256回目を
迎えます。

この日は10本の松明が欄干上に登るとの事。
12日には11本もの松明が一斉に並び勇壮だとか。

二月堂前には善男善女が集っていました。
午後7時になると照明が消され、お松明を待ちます。

点火された松明が欄干上に姿を現すと、
一斉に「わー」という歓声があがりました。


次々と松明が現れ、くるくると廻しながら移動して行きます。
飛び散る火の粉を浴びて、無病息災を祈ります。
感動的なシーンです!
火の玉が大きければ大きいほど、
飛び散る火の粉が多ければ多いほど、
人々は歓声をあげその勇壮さに酔いしれていました。
12日夜半には、若狭井戸から香水を汲んで
観音さまにお供えをします。
それが「お水取り」の言葉の由来だとか。
このお水取りが終わると、関西に「春が来る」
といわれています。

ところでこのお水取りには、11人の連行衆が参篭していて、
その宿舎を拝見できるという事だったのですが、
見学者が多くてダメでした。
ちょっとだけ、パチリ!(ごめんなさい)

また私達はお松明を見学する前に、
奈良国立博物館で講演と展示品を拝観。
全国各地から、定員50名と聞いていたのに、
はるかにオーバーする来場者。
関心の深さが窺われますね。

続いて、東大寺本坊でお食事。
精進料理と思っていたけど、ボリュームがあって
お腹いっぱい。
美味しくいただきました♪
館長さん直筆の色紙も頂戴いたしました。
『瑞気集門』
ぜひ、そうあってほしいです!!

お土産に頂いたお菓子「糊こぼし」
可憐ですね~

「糊こぼし」はお水取りの期間、
須弥壇の四隅を飾る椿の造花を形どったもので、
この時期限定だそうです。
厳しい修行の中にもほっと心和む愛らしさです。
翌日かぎろひさん主催の奈良散策が開催
されたのですが、仕事の為断念。
皆さんとてもお元気で趣味を楽しんでおられる
ご様子。羨ましかったな~
私ももっとゆとりある生活をと、しみじみ思った
しだいです。