逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



インペリアからアウレリア街道=SS1を走って来たのだが、そろそろ海岸沿いのサイク
リングロードがあるはずだが、入り口が分からない。


アウレリア街道とサイクリングロードが平行して走るようになった。入り口はないが、
ガードレールを超えて、車の居ないCRに入る。


海岸沿いの鉄道を廃止し、その跡をサイクリングロードにしたので、幅が広く、立体交差
しているので、走りやすい。

土曜日なので、イタリア人サイクリストも多くなってきた。


あの丘を越えれば、サンレモかな?

 
サンレモの町が見えてきた。川が流れ込んでいる所は茶色だが、他の部分は真っ青な海。


サンレモの街中のカフェで昼食休憩し、若干の観光をした後、また走り出す。
あ、旧サンレモ駅だ。 

 
サイクリングロードもおしゃれなイタリア風。
花が咲き乱れている。 

 
長い幻想的なトンネルを走り抜ける。

 
トンネルを抜けると次の町が見えてきた。

 
逆方向から、われわれより少し年齢の高そうなドイツ人の老人サイクリスト集団がやってきた。
ドイツ語が得意なFさんが話していたら、突然、若いドイツ人ガイドが片言の日本語で応答して
きたのにはびっくりした。

残念ながら、ここで、サイクリングロードは終わり。SS1に戻る。

 
ボルディゲーラの混雑した街中を抜け、

 
SS1の690km地点。去年ローマから走ってきた人は700km以上走ったことになる。

 
最後に山道を登り、危険なトンネルを抜けて、今日の中間地点、イタリア/フランス
国境に着いた。

ここで、昼食、そして、ガイドはイタリアチームからフランスチームへ交代。
色々と我侭を(そしてSTIの修理先みつけてくれた)聞いてくれたイタリアチームの村井さん、
アントニオさん、ありがとうございました。


フランス最初の町はマントン。フランスのレモン首都にして、レモンパイが名物。


ただし、今日は時間が無い。ジャン・コクトー美術館を素通、Iさんが、
「私の耳は貝の殻、、、」   さすが、元校長先生。


昨晩、今日の経路が100km程度で、しかも国境越えとサポートチーム交代があるので、
どの道を走ろうか、チーム内で異論が出ていた。ほとんど平らな、ただし地下道もある複雑な
モナコの街を抜けて行く案と、せっかくだから、500m登って、エズの鷲巣村から、
モナコを見下ろす派に分かれていたのだ。昨日はフランスチームと会ってから、その助言に
従おうとなっていたのだが、、、、、

結論は簡単に出た。モナコの街はF-1グランプリの予備走行日で、自転車で走るのは
無理。山に登るしかない!

モナコを望める位置に出てくると、町中からは甲高いF-1マシンの咆哮が聞こえてくる。


で、えっちらおっちら登ります。取りつきは少し勾配がきつかったが、その後は普通の長い
登り。目前には断崖絶壁が行く手を阻む。



晴れていればもっと眺望は良いのだろうが、日差しが無いおかげで、あまり汗をかかずに
登り、ビューポイント毎に休みを取っていく。

 
私の当初のプランはエズの村を通るルートだったのだが、そちらは交通量も多く危険
とのことで、少し遠回りかつ標高も高い、グランドコルニッシュを走ることになった。

エズの村が眼下に見える。




そして、裏に回れば、熱海の錦ヶ浦を数倍でかくしたような光景も。




長いダウンヒルを楽しんで、ニースの町を見下ろす位置に。




ついにたどり着いたぜ!ニースの海岸。曇っているのが残念だが、あれが英国人の散歩道。
20数年前、あそこで泳いだ記憶がある。




ニースの路面電車LRTは所々架線がない。この区間は電池で走るので、空に余計な物
がなく、すっきりした感じ。これは良いね。


長い一日、国境を越え、500mの峠を登り、やっと宿についた。

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