連れ合いがスポーツクラブに行かないと体を動かせず気が変になるというので、密集、接近、密閉の集近閉を避けてサイクリングをすることにした。コースは拾ヶ堰を辿って、いまが見頃の桜を探すサイクリングだ。
昼食は弁当+インスタントラーメンとすべく、水、アルミ鍋とアルコールコンロを自転車のバッグに詰め込みラーラ松本を出発。
水路の向こうに桜と雲一つない常念岳。今日は景色が良さそうだ。
サイクリングロードには人が少ないので、快調に走って拾ヶ堰の自転車広場に到着。
ソメイヨシノだけではなく芝桜も満開なので見とれていたのだが、10時半を過ぎたあたりで、人出が増えてきた。マスクはしているが、集近閉を避けるべく現場離脱。
続いて近くの菜の花畑へ出かける。鯉のぼりの泳いでいる、農業市場のある辺りは人が居るが、こちら側は誰も居ない。常念、有明、爺ヶ岳、鹿島槍と続く山脈。
水路に沿って進むと、やがて進路は常念岳に向かう方向から、鹿島槍ヶ岳へ向かう方向へと90度変わる。ひと気が無くて、暖かく、桜の見える公園を探す。常念ふれあい公園で穂高南小学校の桜を眺めながら、持ってきたコンロでインスタントラーメンを作り、お弁当を食べてベンチでまったり。ノンビリしすぎて、写真は無し。
水路から少し外れた小さな丘の上の巨木と桜。
穂高川に沿って堤防を下れば、早春賦の碑の辺りで桜と菜の花の向こうに後立山連峰。
青々としたワサビ田の向こうに、ソメイヨシノ、有明山。
かっての古墳?の上に作られた墓地に咲く、ソメイヨシノ。坂口安吾の『桜の森の満開の下』を思い起こさせるマガマガしさがある。
清流の万水川を期待して、堤防を走ったのだが、この時期は田植え用の水を流しているのか、澄んだ水ではなく、濁っており、イメージに反していた。
澄んだ湧水のあふれ出す安曇野わさび田湧水群公園で一休みして、出発地点に戻ったのだった。
走ったのはこんなコース、33km。
我が家はおかあがサイクリングをしないので、(買い物に自転車は使いますが)ツーリングはできません。
うらやましい限りです。