マラソンでも“ペース配分”を間違えると、最初は調子がよく走っていても30キロ付近を過ぎるとガクッとなると言われています。
かと言って最初から遅れていては、後から追いついて抜き去ることもきつくなります。
自分のペースと相手のペースの兼ね合いで勝負するための力の配分を考えるのです。
その配分を間違えては優勝できません。
経営でも同じで、経営資源と呼ばれているものは
「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」です。
これらが盤石に揃っている中小企業はないのです。
だからこの経営資源をどうやって「配分」するかがャCントになります。
経営者はそのあたりの見極めが一番重要でしょう。
一般的な言葉を使えば適材適所で片づいてしまうのでしょうが、そう簡単にいくことでもありません。(かと言って難しいわけでもありません。)
例えば“ヒト”の一番動きが良くなる時は「やりたいこと」をしている時です。
仕事の上で本人がやりたいことをうまく設定してあげることがトップの仕事の大部分を占めるのでしょう。
そしてそこには、やったことを評価して(=認めて)あげることも忘れてはいけません。
間違いやすいのは、おだてるだけをしてしまうことです。
良かったのか悪かったのか、どこが良くてどこを直せばもっと良くなるのかを判断して、本人にフィードバックできればいいですね。
そのためにも、自分の仕事の時間配分を間違えていてはマネジメントすることもできません。
メンタル、フィジカル面も含めて“力の入れ具合”を考えてもいいですね。