経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

ことわざに学ぶ。<5,827本目>

2017-08-15 08:21:00 | ひとりごと
子供のころから商売屋だったのでよく聞かされた、
「地獄の釜の蓋も開く」です。

「正月の16日、お盆の16日は地獄の鬼も罪人を責める仕事を休み、罪人を煮る蓋も開けっ放しになる」という意味です。
地獄の鬼ですら正月とお盆は休むのだから、世間の人もこの日くらいは休みなさい、という意味で使われるようになったのです。
昔の商売人は休みなく働いていたので、これに倣い
お正月とお盆には使用人を休ませて実家に帰らせる慣習があったのです。

今は、とかく「休め!」がなんだか働き方改革のような風潮です。
働く仕事があることの有難さを感じられないと、
お休みの貴重さもわかりませんね。

歴史的な風習には何らかの意味や先人の知恵が詰まっています。

お盆は特に先祖に対しての思いを巡らすタイミングなのです。
亡き人をしのびながらじっくり時間を過ごしましょう!