そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ミチオシエ(ハンミョウ)

2005年06月04日 | 昆虫&生き物
とてもきれいな色の昆虫です。
「猫のように俊敏で狩が上手という意味で"斑猫”とつけられた」(『野山の昆虫』・今森光彦・ヤマケイポケットガイド)と書いてあります。他の昆虫を捕まえて食べます。
友だちにもらったもので、ちゃんとした標本にしなかったので形が良くないですが、虫の感じはお解りいただけるでしょう。

昔、立原道造の詩の中に名前があって、調べてみたらとてもきれいな虫だったので、すぐにファンになってしまいました。

山道を歩いている時に出会うと、まるで道を教えてくれるかのように、人の歩く前へ前へと飛び進んで逃げては止まるので、ミチオシエという別名がついたそうです。


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キキョウソウ咲く

2005年06月04日 | 6~8月の草木
キキョウソウは茎が長いのですが、先の方にしか花が咲きません。都合により(?)先端に一輪だけ咲いているのもあります。

初めてこの花を知ったとき、どんなに注意深く観察していても、下の部分に咲く花を見られないのが不思議でなりませんでした。
というのが、つぼみだと思って咲くのを待っていると、何時のまにかはじけて、中には小さなタネがたくさん出来ているのです。

これが閉鎖花というもので、閉じたままの花の中で自家受粉をして、効率よくタネを製造しているのだと知ったのは、小さな図鑑を買った後のことでした。

「な~~んだ!」と、やっと納得できました。
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