青葉闇、木の下闇などという言葉があります。
闇(やみ)といっても、夜中の真の闇というのではなくて、青葉の季節にひそひそと雨が降っていたりして、昼間なのに薄暗く感じられる様子を言い表して、すてきな言葉だと思いませんか?
大きな木が茂るお庭を歩いていると、その言葉どおりの風景が目に入りました。
そこに、ほのかな明かりの見える掃き出しの障子窓。
この季節、この時間、そして雨・・・
この灯りの色は、なぜか気持ちをあたたかくしてくれますね。
この写真の手前の水面が、この池につながっています。
池のほとりの大きなカエデの木の若葉の中に、紅く見えるのは翼を付けたたくさんの実です。
こんな翼をつけているのは、風に乗って遠くまで飛んでいけるようにという、カエデの木の戦略なのですが、中には足元に落ちてしまうのもあるようです。
芽生えて初めて展葉(てんよう)した2枚の葉が、ここち良さそうに雨を受けていました。
その下には、まだ双葉がそのままに残っています。
せっかく芽生えたけれど、ここでは大きくはなれないでしょうし、いずれはお庭番のおじさんに抜かれてしまうのでしょうか、、、
カエデの木の横を通って、茶室へ向かう回廊の壁にはこんな造形が。
この辺りに静かな室内楽が流れているかのようで、心憎いまでの設計でありました。
こんな企てがあったりするので、最初の写真の風景も、あまりに季節に似合っていたので、もしかするとこっそりと見せてくれる展示物の一つだったかな、と思ったりもしています。
< 青葉闇の 向こうに灯り やわらかく >
闇(やみ)といっても、夜中の真の闇というのではなくて、青葉の季節にひそひそと雨が降っていたりして、昼間なのに薄暗く感じられる様子を言い表して、すてきな言葉だと思いませんか?
大きな木が茂るお庭を歩いていると、その言葉どおりの風景が目に入りました。
そこに、ほのかな明かりの見える掃き出しの障子窓。
この季節、この時間、そして雨・・・
この灯りの色は、なぜか気持ちをあたたかくしてくれますね。
この写真の手前の水面が、この池につながっています。
池のほとりの大きなカエデの木の若葉の中に、紅く見えるのは翼を付けたたくさんの実です。
こんな翼をつけているのは、風に乗って遠くまで飛んでいけるようにという、カエデの木の戦略なのですが、中には足元に落ちてしまうのもあるようです。
芽生えて初めて展葉(てんよう)した2枚の葉が、ここち良さそうに雨を受けていました。
その下には、まだ双葉がそのままに残っています。
せっかく芽生えたけれど、ここでは大きくはなれないでしょうし、いずれはお庭番のおじさんに抜かれてしまうのでしょうか、、、
カエデの木の横を通って、茶室へ向かう回廊の壁にはこんな造形が。
この辺りに静かな室内楽が流れているかのようで、心憎いまでの設計でありました。
こんな企てがあったりするので、最初の写真の風景も、あまりに季節に似合っていたので、もしかするとこっそりと見せてくれる展示物の一つだったかな、と思ったりもしています。
< 青葉闇の 向こうに灯り やわらかく >