毎日幼い児と付き合っていると、お母さんも疲れがたまって、ついつい声を荒げるということも起きますよね。
夜になって寝顔を見ると、後悔したりするのですが・・・
先日新聞を見ていると、友田明美さんという小児神経科医のお話が目に付きました。
小児精神科医なら、石川憲彦先生の本をたくさん読みましたのでおなじみですが、神経科医というのが馴染みがなくて、気になったのです。
記事の見出しもショッキングでした。
「暴力や暴言で脳は変形する」とあったのです。
>「子供が様々な経験をしながら育っていく途中に、強いストレスがかかると、苦しみを回避使用とするかのように脳が変形していきます。その脳の傷によって、後に暴力的になったり、感情を抑制できなかったり、人間関係がうまくとれなかったりするのです。
薬物依存やうつなどにもなりやすくなります。
(中略)
「こんなことも出来ないの?」「産まなきゃよかった」などと言ったり、他の兄弟姉妹と比べたり、スマホまかせの毎日だったりすると、傷ついた脳からそのうちにしっぺ返しがきます。
ここまで読んで、身に覚えがあるので落ち込みました。
どうしよう・・・・
筆者は、ご自分にもたくさんの子育ての失敗経験があると言います。
>虐待まではいかなくても、不適切なかかわりがない親はいないでしょう。
(中略)
怪我をしている脳はずっとそのままではなく、親が変われば子供も変わります!
トラウマの治療、安定した環境や愛着の再形成によって、それは可能なのです。
ここまで読んで、ほっとしました。
実は私にも苦い経験があるのです。
夫とうまくいっていなかった時期に、ずいぶんとひどい親でした。
でも、離婚が成立してからそれをとりもどそうと、勉強をし努力しました。
それでも、過去の自分の言動が私自身のトラウマになっていて、ずっと不安でした。
有るとき、ちょっと気になる出来事があって、悲しみに暮れる我が子を見ていると不安がつのりました。
それで、精神科のドアを叩きました。
「私が間違った子育てをしたせいで、子供はいまこんなに苦しんでいるのでしょうか?」
と言う私の問いかけに。お医者さんが答えます。
「大丈夫です。とても良いお子さんです。いずれ自力で立ち上がれると信じていますよ。
お母さんもご心配は無用です」
それは、うれしい言葉でしたが、心のどこかで信じられなくて、それ以来ずっと、先生は私を励ますためにあんなことを仰っていたのにちがいない、と思って来ました。
そして今回、この新聞記事を呼んで、至らぬ親であっても心を尽くして接して行けば、長い時間のうちに脳の怪我は癒されるのだと知り、心からホットしています。
これからも、我が子にも孫にも、あたたかい心で接していくことを、誓いました。
このお話を詳しく書かれた本も出版なさっています。
『子供の脳を傷つける親たち』
(友田朋美・NHK出版)
にほんブログ村
夜になって寝顔を見ると、後悔したりするのですが・・・
先日新聞を見ていると、友田明美さんという小児神経科医のお話が目に付きました。
小児精神科医なら、石川憲彦先生の本をたくさん読みましたのでおなじみですが、神経科医というのが馴染みがなくて、気になったのです。
記事の見出しもショッキングでした。
「暴力や暴言で脳は変形する
>「子供が様々な経験をしながら育っていく途中に、強いストレスがかかると、苦しみを回避使用とするかのように脳が変形していきます。その脳の傷によって、後に暴力的になったり、感情を抑制できなかったり、人間関係がうまくとれなかったりするのです。
薬物依存やうつなどにもなりやすくなります。
(中略)
「こんなことも出来ないの?」「産まなきゃよかった」などと言ったり、他の兄弟姉妹と比べたり、スマホまかせの毎日だったりすると、傷ついた脳からそのうちにしっぺ返しがきます。
ここまで読んで、身に覚えがあるので落ち込みました。
どうしよう・・・・
筆者は、ご自分にもたくさんの子育ての失敗経験があると言います。
>虐待まではいかなくても、不適切なかかわりがない親はいないでしょう。
(中略)
怪我をしている脳はずっとそのままではなく、親が変われば子供も変わります!
トラウマの治療、安定した環境や愛着の再形成によって、それは可能なのです。
ここまで読んで、ほっとしました。
実は私にも苦い経験があるのです。
夫とうまくいっていなかった時期に、ずいぶんとひどい親でした。
でも、離婚が成立してからそれをとりもどそうと、勉強をし努力しました。
それでも、過去の自分の言動が私自身のトラウマになっていて、ずっと不安でした。
有るとき、ちょっと気になる出来事があって、悲しみに暮れる我が子を見ていると不安がつのりました。
それで、精神科のドアを叩きました。
「私が間違った子育てをしたせいで、子供はいまこんなに苦しんでいるのでしょうか?」
と言う私の問いかけに。お医者さんが答えます。
「大丈夫です。とても良いお子さんです。いずれ自力で立ち上がれると信じていますよ。
お母さんもご心配は無用です」
それは、うれしい言葉でしたが、心のどこかで信じられなくて、それ以来ずっと、先生は私を励ますためにあんなことを仰っていたのにちがいない、と思って来ました。
そして今回、この新聞記事を呼んで、至らぬ親であっても心を尽くして接して行けば、長い時間のうちに脳の怪我は癒されるのだと知り、心からホットしています。
これからも、我が子にも孫にも、あたたかい心で接していくことを、誓いました。
このお話を詳しく書かれた本も出版なさっています。
『子供の脳を傷つける親たち』
(友田朋美・NHK出版)
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それに気が付く森のどんぐり屋さんは逆に凄いですよ。こうしていればよかったとか?ああしたらもっと良かったかも?の連続、悩みは尽きません。
子供も親の年齢になって初めてほんの少しだけ親の気持ちがわかる程度で、、、。もともとそれほど苦労なく気があい仲良し親子も居るのも確かですが、それはそれでまた違う問題を抱えているケースが多いと思います。
今のままで充分!!森のどんぐり屋さんはお子様やお眞簿様にお優しいと思います。
最近の子供に対する親の虐待には目に余るものがありますね><”。愛情を注がれたことがないのでしょうか?生まれた時はどんなお子さんも喜ばれるものですが、実は私の元夫は迷惑がりました。生まれてくる息子に申し訳なく泣きながら出産したものです。
世間のごく普通の家庭では、親は時に子供を傷つけ、しかしまた暖かさがあるので傷は修復され、うまい具合に子供の人格が出来上がっていくのでしょうね。
私自身の育ちや家庭環境にも、紆余曲折があったので、何も問題のない幸せな親子関係には実感が持てず、大変うらやましいのです。
現在は子供や孫に恵まれて、どうやら人間らしい生活が出来ています。
長生きさせてもらえて、感謝の気持ちがいっぱいです。