
あれは 私がまだ20代の頃でした
「僕が30歳になったときに 君がまだ独身でいたら
嫁さん候補に立候補してね」と
さわやかな初夏の夜風のなかで あなたは唐突に言いましたね
あれは、もしかしてプロポーズだったのでしょうか
自信がなくて 私には とてもそうは思えなかったのです・・・・
あれから 長い時間が流れて
あなたが好きだった クチナシが 今年も匂っています
この花のことを 今も私が覚えているなんて
たぶん あなたは 想像もしていないでしょう
夏が来るたびに この花の香りが 私をせつなくさせている などということも
「僕が30歳になったときに 君がまだ独身でいたら
嫁さん候補に立候補してね」と
さわやかな初夏の夜風のなかで あなたは唐突に言いましたね
あれは、もしかしてプロポーズだったのでしょうか
自信がなくて 私には とてもそうは思えなかったのです・・・・
あれから 長い時間が流れて
あなたが好きだった クチナシが 今年も匂っています
この花のことを 今も私が覚えているなんて
たぶん あなたは 想像もしていないでしょう
夏が来るたびに この花の香りが 私をせつなくさせている などということも
甘~い香りに包まれた 初夏の夜風のなかの想いでのお話。
歌や音楽では いろいろな場面を 懐かしく振り返ることは多々ありますが。 花の香りで・・♥
なんてせつなく 素的なお話なんでしょうか。
森のどんぐり屋さんにこんな素敵な思い出があるから、
ロマンある写真が写せたり文章が書けるのですね。♪
きっとその方もクチナシが咲く頃には思い出している事でしょう。
真っ白で甘い香りのクチナシの花だからせつないのですねえ~。
私もそうですが、音楽を聴いて、学生の頃にタイムスリップすることがよくあります。
でも、それは幸せな頃よりも、切なく胸がキュンとすることが多いのはなぜでしょうか・・・
歩いていてクチナシの薫りが漂ってくると、惹き付けられるようにそちらへ行ってしまいます。
匂いの割に悪くなるのが速い花で、撮影したことはほとんど無いですね。
ボク家の庭に月桂樹の下、隠れるようにして、ひっそりと咲いているもの・・・
今は亡き母が大事にしていた花でもあるのですが、10代のころ初めて誘う相手の女性のために切り取って、胸飾りにしてくれました。
美人薄命のたとえに洩れず、この花も咲き出して数日で黄色くひからびてしまう。花がきれいなのはほんの少しの間です。諸行無常をこの花に見る思いがして少し切ない想いがするよ。
「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」正岡子規これほど日本人の心情に合った花が他にあるでしょうかね。
な~んてね。チョット酔ってるかな(笑)
期待に応えられなかったことへの、いくばくかの後悔と供に。
大切にしたいと思います。
幸せも、残っているのだけれど、色合いがちがうのかも・・・
小さな虫がついていたり、しおれていたり。これは八重咲きですが、一重のもありますね。
自分がふと思い出す相手には、その想いが伝わると思います。相手の方もふと森のどんぐり屋さんを思い出しているのでは・・・。
おしあわせだといいですね♪