そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

あの寿仁くん、とても元気です!!

2011年06月21日 | 本の紹介・その他いろいろ
たった今、新聞を広げてめくっていると、あの<寿仁くん>が元気にサッカーボールを蹴っている大きな写真が、目に飛び込んできました


震災の直後に、ダンボール紙に両親やいとこの名前を書いて、両手で高く掲げて避難所を探し回っていた相沢寿仁(としひと)君のことを、このブログでご紹介したのを覚えておられますか?

あの寿仁君です。

あの記事を見た多くの人々から、お見舞いは励ましの手紙やプレゼントが届いたそうです。
そしてその中には、オーストラリアの少年が自国の首相に託した手紙と贈り物も、菅首相を経て手元に届けられたんですって。

なんと「もし両親が見つからなかったら、僕のところに住んでもいいよ。一緒に遊んで、学校にも行こう」と書かれていたとか嬉しいじゃありませんか!!



いとこの島勇人君とは再会しましたが、その妹さんは今も行方不明のまま。そしてご両親は遺体で発見されています。


勇人君の家に引き取られた寿仁君は、毎朝5時に起きておじさんと一緒にランニングするのが日課で、サッカーも始めたそうです。
チームメートからは、トシと呼ばれて人気者みたい!

表情もすっかり明るくなって、真っ赤なユニホームでボールを蹴っている姿を見たとたんに、写真が涙でぼうっとにじみました・・・

将来は「津波が来たときにみんなを助けてあげたいから、自衛隊員かハイパーレスキュー隊員になりたい」という目標を持って体を鍛えているのだそうです。


突然の大きな不幸でしたが、暖かい親戚の人が居て、大きなケガで体を損ねることも無く、幸運に恵まれて元気を取り戻せた寿仁君、本当によかったですね


今でも、まだまだつらい思いをしている子供たちもたくさん居るでしょう。
未来の自分のために、なにか身近に目標を作って、毎日の生きる糧にしていけたらいいなあと、祈る思いです


以前の記事にはたくさんの方に関心をよせてくださり、今でも検索で読んでくださっている人が絶えません。
これは、ぜひご報告しなくては、記録に残しておかなくててはと思い、書かずにはいられませんで



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寿仁君関連の過去記事はこちらです。

最初の記事

二つ目の記事(記事の最後の方に載せています)
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あねささんへ (森のどんぐり屋より)
2011-06-29 14:25:19
初めまして、ようこそです!
寿仁君、写真も載っていましたが、本当に明るい表情になっていてほっとしましたよ。
見ていただけて嬉しいです。こちらこそありがとうございました。

枚方や交野と七夕祭り、かなり盛り上がりますよ♪
星が丘洋裁学校、星が丘の坂の左にある学校ですよね? 行ったことがあります。
自然がいっぱいの、ゆったりした所です。
雨が降らないように祈っていますね。
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有り難うございます!! (あねさ)
2011-06-29 04:57:23
どんぐりさん、はじめまして。
“寿仁君のその後”がずっと気になっていましたが
とても元気に頑張ってはると知って嬉しくなりました。
良い記事を書いて頂いて有り難うございます。

所で、どんぐりさんは枚方にお住まいなのですね!
枚方には星ヶ丘とか天の川とか、七夕にちなんだ素敵な地名が多いと聞きました。

今年は、星ヶ丘洋裁学校の七夕のイベントに行ってみたいと思っています。

SEWING TABLE COFFEEも素敵な場所のようですね。
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みつ君へ (森のどんぐり屋より)
2011-06-23 14:28:49
まあ! 10時間もかかる所から会いに行ったのですか、すごいです

とし君のこれからの長い時間の中で、時には苦しいときや悲しいときがあるかも知れません。
生きていればきっとそんなときがあるものですよね。

そんなとき、友達の存在が大きな支えになるでしょう。
どうか、ずっと良きお友達でいてあげて下さいね。私からもお願いします

記事を見てくださってありがとう!
そして、みつ君ととし君が仲良しになれたこと、とてもうれしいです
ブログをしていて良かったと、心から思いました
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はじめまして (みつ君)
2011-06-23 11:33:57
はじめまして。とし君を気にしているものの一人です。実は記事を見ていてもたってもいられず、お菓子を届けに10時間かけて行ってしまいました;;
学校へ行って友達といるのが楽しいと手紙がきました。がんばってハイパーレスキューなれることを応援していきたいと思ってます。
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マナティさんへ (森のどんぐり屋)
2011-06-21 16:43:01
さっそく見てくださって、ありがとうございます。
ほんとうに、心の奥底のつらさは、察するに余りあると思われますが、名前を書いたダンボール紙を掲げて、避難所を回っていた姿(新聞に写真が載りました)を思い出すと、いまだに感動します。
悲しみに負けてませんものね!!

亡くなられたご両親も、きっと空から拍手されていることでしょう。「さすがはうちの子だ!」ってね

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良かったですねえ。 (マナティ)
2011-06-21 15:01:56
辛さは想像を絶するだと思うので軽々しく口にできない思いですが、本当に良かった。
せめてもの救いです。子供は逞しいですね。
本当に頭が下がります。きっとそういう辛い思いをされたお子さんは、新年を通すと思います。
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