井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

JARL尾張名古屋総会で第7号議案が否決へ

2010-05-31 23:14:58 | Weblog
 昨日5月30日が日本アマチュア無線連盟の第52回通常総会が名古屋市で開かれました。前に書いたようにどうしても終身会員切り捨てが許せず、本当は総会に参加したかったのですが、31日午後が我が職場の一斉顧客回りの日になってしまい、いつ終えるとも分からない総会を最後まで見届けて、顧客回りまでに福島市に戻ってくることは難しいと考え、総会出席は断念しました。

 委任状はJA1ELY草野さんに託しました。しかし、委任状は参加者が当日会場に持っていけばOKと私が勘違いしていたので、草野さんへは間違いなく届いたのですが、有効な委任状の数に入れたかどうか分かりません。

 それで、総会の結果です。当日は総会関係の2chやツイッターなどをちらちら眺めていました。6号議案・7号議案が否決とか、原会長が再選などの情報が流れていましたが、本当かどうか分からず(一般マスコミではJARL総会なんか絶対流さないからね…。)、31日に発表されたJARLのホームページでそれを確認しました。一部引用します。

(ここから引用)
しかし今回の総会では、第6号議案で、「社団法人日本アマチュア無線連盟の定款、規則及び選挙規程の全面改正並びに一般社団法人日本アマチュア無線連盟の社員選出のための臨時社員選挙実施要領案」が、第7号議題では「会費前納者の取扱いに関する特別決議案」が上程されましたが、第6号議案(投票の結果)、賛成11,074票、反対6,178票、保留16票の合計17,268票であり、定款変更のために必要な賛成票が出席正員議決権の4分の3に達することができず、定款第40条第3項の定めにより第6号議案は承認されませんでした。
 また、第7号議案(議場内での正員の挙手による採決の結果は)、賛成151票、反対160票、保留31票であり、賛成票が過半数に達しませんでしたので、定款第40条第2項の定めにより第7号議案は承認されませんでした。
(ここまで引用)

 とりあえず、終身会員切り捨ての議案は否決されましたが、財政再建は急務です。今までに終身会員が払った一時金を切り崩してきたのですから、要らない出費を抑え、カード転送の受益者負担等を真剣に考えなければ成りません。

 また、6号議案と7号議案の賛成票・反対票等の桁数が違うので、どういう採決の方法をしたのだろうと疑問です。6号議案の「賛成11,074票、反対6,178票、保留16票の合計17,268票」というのは委任状を入れての数のようですが、7号議案の「賛成151票、反対160票、保留31票」は実際に会場にいた会員の数のようです。ちなみに議決に関するJARLの約款を以下に引用します。

☆☆☆☆ここから引用☆☆☆☆

(決議方法)
第40条 総会は正員の10分の1以上の出席がなければ議事を開くことができない。
2 総会の決議は、出席正員の議決権の過半数をもって行い、可否同数のときは、議長の決するところによる。
3 定款の変更及び解散の決議は、前項の規定にかかわらず、出席正員の議決権の4分の3以上をもって議決しなければならない。
4 第18条第2項(注:総会に於ける議決権は正員のみが有し、1人、又は団体1につき1個とする。議決権は、他の正員に書面をもって委任して行使することができる。)の規定により議決権の行使を委任した正員は、本条の適用については、出席したものとみなす。ただし、委任した書面が総会の前々日までに連盟に到着しないときは、無効とする。
5 前各項における正員とは、通常総会については毎年3月7日、臨時総会については、その開催日の30日前の月の7日現在の会員名簿に記載され、かつ会費を納入しているものをいう。

☆☆☆☆ここまで引用☆☆☆☆

 委任状であっても議決権1つとすると上記規定から読めるのですが、第6号議案と第7号議案の票の数の違いは何なのでしょう?


PS
 第6号議案は委任状も含めた投票にし、第7号議案は挙手にしたのは、議長のJA3ATJ坂井さんの判断によるようです。JARL総会は場違いな質問・意見が出るものの、基本的に昨年度事業の報告、今年度の事業計画承認が主なものなのでいわゆるシャンシャン総会です。それが、2本も否決されたのですから、臨時総会を開くか、または来年の総会(新法での「一般社団法人」化失敗ですから、従前の進め方の総会になりますね。)へ持ち越しとなります。