
7月30日から8月3日まで、妻と母と私の3人で韓国のソウル市内観光へ行ってきました。海外旅行は25年前に新婚旅行で行ったハワイだけなので、今回が2度目の海外旅行です。50歳を過ぎ、出世する気もないし、長男も二男もお盆近くにならないと帰省しないし、75歳になる私の母も元気なうちに連れ出そうと、思い切って計画しました。
日程を簡単に記します。(最初の日と最後の日以外はフリープランです。)
30日…仙台空港から仁川空港へ。現地ガイドとマイクロバスでソウル市内に入り、新羅デューティー・フリーでの買い物と東大門ショッピングと南山公園夜景ウォッチング。
31日…10時間20万ウォンでタクシーを貸し切って、MBCドラミア(山の中にある撮影用のオープンセット)と歴史の町・水原、南山のNソウルタワー等見学。
1日…歴史的建造物を復元した景福宮と韓国式家屋が連なる北村地区見学。
2日…明洞地区での足裏マッサージと洋服類の買い物。ついでにソウル駅北側のロッテマートでの買い物。
3日…ソウル市内から仁川空港へマイクロバスで移動。途中、食品館での買い物あり。そして、仙台空港へ。
韓国を訪れて感じるのは、私って本当に「言語系」の人だということです。人によって快感も催すものは全く違うと思います。人によっては旋律だったり、人によっては動きだったり、人によってイラストだったり、人によって時刻表だったり、人によっては香りだったり、人によっては機械類だったり…。旅行前にハングルを覚えようと思いましたが、子音と母音の組み合わせで成り立っていることは理解できましたが、それ以上の濃音とか激音とかは聞いても違いがよく分からず、それに合成母音となるとお手上げでした。仕舞いには「ハングルって単独の母音で『エ』の発音が表せないの? 語頭の濁音が発音できないの? 全然合理的な言葉じゃないじゃん!」と毒づくようになりました。でも、実際に向こうへ行ってみて、ハングルに囲まれると私はわくわくしました。一方、ハングルの洪水に目まいする人だって相当いるはずです。もちろんさっぱり読めないし、ハングルというのは典型的な表音文字なので少々読めても意味は全く分からないのですが…。看板もハングル、表示もハングル、テレビもハングル…。でも、知らない文字に周りを囲まれて、本当に気持ちが高揚しました。
それから、不安もありました。対日感情というやつです。私は、基本的に日本と韓国は中国文化を基底にした二卵性双生児だと思っています。時折、従軍慰安婦問題と竹島問題はマスコミの話題となりますが、もっと根本的なことは豊臣秀吉と伊藤博文です。日本人にとっては、2人とも偉大な武将、偉大な政治家でしょうが、韓国人にとっては間違いなく侵略者です。加害者が忘れても、被害者は忘れないとはよく言われることです。この辺の影がどこかに表れているのか少し心配でした。日本人と言うだけで、文句言われるのでは…とも思いました。
南山公園の入り口に安重根の銅像がありました。この人はハルビン駅で日韓併合を進める初代首相・伊藤博文を暗殺した人で、韓国人にとっては英雄です。ライトアップされて黄金に輝いていました。

そして、李舜臣です。この人は秀吉が朝鮮出兵したときに軍を率いて阻止した将軍です。市庁駅にある泊まったホテルから景福宮に向かう道路の左側に大きな銅像がありました。

では、細かな話は追い追いと。
日程を簡単に記します。(最初の日と最後の日以外はフリープランです。)
30日…仙台空港から仁川空港へ。現地ガイドとマイクロバスでソウル市内に入り、新羅デューティー・フリーでの買い物と東大門ショッピングと南山公園夜景ウォッチング。
31日…10時間20万ウォンでタクシーを貸し切って、MBCドラミア(山の中にある撮影用のオープンセット)と歴史の町・水原、南山のNソウルタワー等見学。
1日…歴史的建造物を復元した景福宮と韓国式家屋が連なる北村地区見学。
2日…明洞地区での足裏マッサージと洋服類の買い物。ついでにソウル駅北側のロッテマートでの買い物。
3日…ソウル市内から仁川空港へマイクロバスで移動。途中、食品館での買い物あり。そして、仙台空港へ。
韓国を訪れて感じるのは、私って本当に「言語系」の人だということです。人によって快感も催すものは全く違うと思います。人によっては旋律だったり、人によっては動きだったり、人によってイラストだったり、人によって時刻表だったり、人によっては香りだったり、人によっては機械類だったり…。旅行前にハングルを覚えようと思いましたが、子音と母音の組み合わせで成り立っていることは理解できましたが、それ以上の濃音とか激音とかは聞いても違いがよく分からず、それに合成母音となるとお手上げでした。仕舞いには「ハングルって単独の母音で『エ』の発音が表せないの? 語頭の濁音が発音できないの? 全然合理的な言葉じゃないじゃん!」と毒づくようになりました。でも、実際に向こうへ行ってみて、ハングルに囲まれると私はわくわくしました。一方、ハングルの洪水に目まいする人だって相当いるはずです。もちろんさっぱり読めないし、ハングルというのは典型的な表音文字なので少々読めても意味は全く分からないのですが…。看板もハングル、表示もハングル、テレビもハングル…。でも、知らない文字に周りを囲まれて、本当に気持ちが高揚しました。
それから、不安もありました。対日感情というやつです。私は、基本的に日本と韓国は中国文化を基底にした二卵性双生児だと思っています。時折、従軍慰安婦問題と竹島問題はマスコミの話題となりますが、もっと根本的なことは豊臣秀吉と伊藤博文です。日本人にとっては、2人とも偉大な武将、偉大な政治家でしょうが、韓国人にとっては間違いなく侵略者です。加害者が忘れても、被害者は忘れないとはよく言われることです。この辺の影がどこかに表れているのか少し心配でした。日本人と言うだけで、文句言われるのでは…とも思いました。
南山公園の入り口に安重根の銅像がありました。この人はハルビン駅で日韓併合を進める初代首相・伊藤博文を暗殺した人で、韓国人にとっては英雄です。ライトアップされて黄金に輝いていました。

そして、李舜臣です。この人は秀吉が朝鮮出兵したときに軍を率いて阻止した将軍です。市庁駅にある泊まったホテルから景福宮に向かう道路の左側に大きな銅像がありました。

では、細かな話は追い追いと。
日本大使館前で従軍慰安婦問題を猛烈抗議する人々などをニュースで見ていたので、もしかしたらこのツアーで反日感情を肌で感じるのかも…と思っていましたが、それは杞憂に終わりました。直接的に日韓併合を経験している時代はかなりの高齢になっているので、今の現役世代は日本と敵対するよりも、経済的に仲良くしたいようです。
歴史上の事実(人物・出来事等)を、それぞれ異なる立場(母国・民族・人種等)から捉えることは、歴史を学ぶ良い機会です。
加害者は忘れても被害者は忘れない。日本で歴史(特に近・現代史)を真剣に学ぼうとする者は、この言葉を忘れてはならない。