映画「Dr.パルナサスの鏡」を監督したテリー・ギリアムについて調べていたら、「フランスのテリー・ギリアム『ジャン・ピエール・ジュネ』」という言葉に当たりました。興味が湧き、出世作の「デリカテッセン」をアマゾンで購入しました。ジャン・ピエール・ジュネは映画「アメリ」(←未見です。)の監督でもあります。
DVDのジャケットによれば、「荒廃した近未来。パリ郊外にある一軒の精肉店にやってきた元芸人ルイゾンは、店の主人に、アパートも兼ねるこの建物の雑用係として雇われる。だが、この主人、実は彼のような流れ者を殺して肉にしてしまう恐ろしい男だった。(以下略)」と紹介されています。ティム・バートン監督「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」は人食いをモチーフに完全なホラー&グロテスクな作品としましたが、こちらは同じ人食いを扱っていてもコメディ版といった感じです。風変わりなアパートの住人が多数登場したり、2つある蛇口の右側のコックをひねると左側の蛇口から水が出たりと、おもちゃ箱の中のような世界がアンバー調の画面で繰り広げられます。作品としてはまずまずの出来だと思います。
ただし、字幕にはびっくりしました。「此処は何処でもない」「其を此処へ!」「之は広告の分だ」など、古文・漢文の授業?!と思ってしまうような字幕が登場します。フランス語から日本語への翻訳が上手か下手かは分かりませんが、とにかく日本語の字幕表記がいまだかつてないくらい変です。「此処は何処でもない」なんて普段使わない漢字表記にするよりも「ここはどこでもない」とひらがな表記にしても文字数も変わらないのに何でこんなおバカなことをするのだろうと思いました。それに「洟(はな)」「鼠(ねずみ)」のような常用漢字表にもないような難しい漢字使っているし…。おまけに言うと、「一貫の終わり(正しくは『一巻の終わり』)」なんていう間違った漢字も使っているし、日本語ネイティブではない人が字幕を制作したのかもしれません。本編ではないのですが、監督のオーディオコメンタリーでは「資金繰りの所為で(読み:せいで)」何てとんでもないのが出てきます。字幕がやたら自己主張している印象です。字幕が非常に気になります。映画自体はそれなりに面白くても、字幕で大幅減点です。ずうずうしくエンドロールの直前に「字幕:TELETOTA 翻訳:須賀田昭子」と出てきます。いったい何者なのでしょう。
☆ 総合得点 70点(字幕が改善されれば、82点)。
DVDのジャケットによれば、「荒廃した近未来。パリ郊外にある一軒の精肉店にやってきた元芸人ルイゾンは、店の主人に、アパートも兼ねるこの建物の雑用係として雇われる。だが、この主人、実は彼のような流れ者を殺して肉にしてしまう恐ろしい男だった。(以下略)」と紹介されています。ティム・バートン監督「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」は人食いをモチーフに完全なホラー&グロテスクな作品としましたが、こちらは同じ人食いを扱っていてもコメディ版といった感じです。風変わりなアパートの住人が多数登場したり、2つある蛇口の右側のコックをひねると左側の蛇口から水が出たりと、おもちゃ箱の中のような世界がアンバー調の画面で繰り広げられます。作品としてはまずまずの出来だと思います。
ただし、字幕にはびっくりしました。「此処は何処でもない」「其を此処へ!」「之は広告の分だ」など、古文・漢文の授業?!と思ってしまうような字幕が登場します。フランス語から日本語への翻訳が上手か下手かは分かりませんが、とにかく日本語の字幕表記がいまだかつてないくらい変です。「此処は何処でもない」なんて普段使わない漢字表記にするよりも「ここはどこでもない」とひらがな表記にしても文字数も変わらないのに何でこんなおバカなことをするのだろうと思いました。それに「洟(はな)」「鼠(ねずみ)」のような常用漢字表にもないような難しい漢字使っているし…。おまけに言うと、「一貫の終わり(正しくは『一巻の終わり』)」なんていう間違った漢字も使っているし、日本語ネイティブではない人が字幕を制作したのかもしれません。本編ではないのですが、監督のオーディオコメンタリーでは「資金繰りの所為で(読み:せいで)」何てとんでもないのが出てきます。字幕がやたら自己主張している印象です。字幕が非常に気になります。映画自体はそれなりに面白くても、字幕で大幅減点です。ずうずうしくエンドロールの直前に「字幕:TELETOTA 翻訳:須賀田昭子」と出てきます。いったい何者なのでしょう。
☆ 総合得点 70点(字幕が改善されれば、82点)。
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