普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

足が地に着いているのか自民党

2009-11-29 13:23:43 | 自民党

 昨日は久しぶり暇ができたので、私の尊敬するブロガーの一人の「中韓を知り過ぎた男」さんのコメント欄を覗いて見ました。
 そのその中で特に気になったコメントの一部です。
・創価公明党と分かれろなんて俺は100回も自民党にメール入れたよ、もう自民党は諦めろ、幻想見るのはもうやめろ、自民と民主、同じだよ。
・私も自民党、地元代議士に何度もメールをいれましたが、反応なしでた。
 正直これほど政治の大切さを痛感できたのは、何も考えず、マスコミの雰囲気にのせられ民主党に投票された方々の御陰です。
・民主党の悪政は、日本経済を破壊する方向にしか働かないでしょう、我々国民に出来る事は、一刻も早く此の民主党政権をたたき潰すことですが、旧自民党の代りに成る政権党は未だ現れていません。
 日本の真の危機とは、実はそこに有ると私は思います。

 一方、自民党の動きは、26日の西日本新聞によると
 自民党の政権構想会議が党再生に向け策定中の新たな「基本理念」の原案が25日、判明した。国民の間で党名に拒否感があるとして、名称変更検討に言及しているのが特徴だ。新綱領策定の必要性にも触れている。
 原案は民主党との違いを鮮明にする狙いから市場経済重視を強調。「政府は過剰な介入をせず非政府部門が自由に競争できる環境を整える」などと「小さな政府」路線を堅持する目標を掲げた。同時に小泉構造改革で格差社会を生み、行きすぎた競争原理への批判を招いたとの反省から「セーフティーネットなど社会の安定確保」なども挙げた。
 同会議は原案をたたき台に議論し、年内に最終報告をまとめる予定。12月3日には所属国会議員と前議員らを集め、広く意見を募る場を設ける。

と伝えています。

[私の意見]
・国民の間で党名に拒否感?

 国民が感じている拒否感は党名ではなくて自民党の体質にあると思います。
 挙げればきりがありませんが、族議員や党の有力者により政権の方針が曲げられる自民党、政官業の癒着と言われた大企業、農林団体など集票組織のための偏った政策、票にならぬことは官僚任せなどなどの自民党の体質です。
 自民党としてはこの基本的な問題、場合によれば党の分裂まで行かずとも、離反者が出るかも知れない自民党の体質の問題点に取り組まねば党の再生はないと思います。
 ネット上で馬鹿にされたり無視されたりしている「和魂党」案を考えるなど自民党幹部は危機感を持っているのでしょうか?  
 党名に拒否感を持つと感じる人は国民と全く遊離している存在のような気がするのですが。

・「小さな政府」とセーフティーネット
 セーフティーネットの強化には政府の関与が無ければ出来ません。
 然も少子高齢化が進めばさらに、自民・民主の何れが政権を取っても、国による社会保障の強化の必要性はさらに増す、詰まり政府の大型化は避けられないと思います。
 経済活動に関しての「小さな政府」社会保障に関しての「小さな政府」を区別しなければ、国民の納得を得られないと思うのですが?

・民主党との違いは
 民主党政権と違いを出したいのなら、民主党政権の弱いところで、しかも日本が絶対に必要としていること、例えば安全保障、経済政策、国民からの要望の高い教育改革などなどの数えれば限りないほどあります。
 詰まり連立を組む社民党のため迷走を続ける民主党の安全保障政策、経済の専門家から殆ど評価されない貧弱な民主党の経済政策、そして支持母体の日教組の影響を受けている教育政策など、民主党との違いを出す政策しかも国民の支持を受ける政策はいくらもあると思います。

・足が地に着いた自民党
 自民党の再起で一番必要なのは、文字通り一からの出直しのために、もう一度一般国民の立場に戻ることだと思います。
 12月3日には所属国会議員と前議員らを集め、広く意見を募る場を設ける。
そうですが、より身近に国民に接している地方支部の幹部の意見を聞くべきです。
 今までの議員で無ければ自民党員ではないの本部の姿勢が、地方支部からの抗議にも関わらず衆院選直前まで党本部での醜い党内抗争を産み、それが自民党大敗の一因となったことをもう忘れているのでしょうか。

・一般国民の声を聞くこと
 それと党幹部が国民から離反しないためには、最初に引用したコメントのように(隠れ支持者も含む)自民党支持者の声を直接聞く事です。
 幾ら自民党へメールを投稿してもそ決まり文句のお礼の言葉だけで、後は全く無反応ではコメントにある通り支持者は逃げて仕舞います。
 忙しい国会議員が直接書かなくても、代理で秘書やパートの人達でも良いから、議員の名で返事を出せば、それを貰った投稿者がどう思うかは書かなくても判ることです。
 今の自民党の体質の象徴的なものは、何回か指摘しましたが、ホームページの意見欄の500字制限です。
 これを悪く取れば、お前の意見を聞いてやるから読みやすいように、簡潔に書けと言わんばかりの態度と取られても仕方がありません。 (なお民主党の意見欄の字数制限は2000字です。)
 意見欄の500字制限に示す自民党の体質を変えない限り、自民党の再生の道は厳しいような気がします。

・日本の真の危機?
 最初に挙げた最後のコメントの言い方を私なりに真似て書きます。
 民主党の失政は日本経済を破壊する方向にしか働かないでしょう。
 それを防ぐことを出来るのは、今の所、余り頼りにならないような気がしますが、自民党しかありません。
 然し今の自民党では日本の行く道を誤らせないようにするエネルギーがないようです。 自民党の再生が遅れていること。
 日本の真の危機とは、実はそこに有ると私は思います。

 自民党の幹部の方たちが原点に帰って一刻も早く自民党の再生への道を踏み出すよう期待しているのですが、果たしてどうなるのでしょう?

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